幻冬舎
売り上げランキング: 16672
【私の評価】★★★★☆(85点)
■老医師による大往生のための提案です。
つまり、年をとったら
延命治療はするな、
ということ。
現代の医療でも完治
できない病気があります。
年を取ってそうした病気になったら、
自然に死を迎えるのがいい。
延命治療をすることで、
若干の延命と引き換えに
地獄が待っているのです。
・「できるだけの手を尽くす」が、
「できる限り苦しめて、たっぷり地獄を味わわせる」
とほぼ同義になっている(p78)
■しかし、日本の現状は、
延命治療が常識になっていることに
著者の苦悩があるようです。
介護においても、
無理やり食事を食べさせたり、
栄養チューブを鼻から突っ込む。
親切のつもりが、
人によってはありがた迷惑
ということもあるのです。
・無理やり飲ませたり食べさせたりせず、
穏やかな"自然死"コースにのせてやるのが
本当の思いやりのある、いい"看取り"のはずです(p56)
■今のうちに自分の死を
考えておく必要があるようです。
ボケてしまったら、
無理やり延命治療されかねない。
医師による医療への箴言に、
びっくりしました。
私が老人になった頃には、
常識が変わっているといいな、と思いつつ、
中村さん、
よい本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「自分の死」を考えるのは、
「死に方」を考えるのではなく、
死ぬまでの「生き方」を
考えようということなのです(p148)
・老化にもっともらしい病名をつけ、発達した
医療に頼れば何とかなるように煽り、期待を持たせます。
下手に、「年をとればこんなもの」と覚られようものなら、
病院は潰れ、開業医は夜逃げを余儀なくされ、
医療関係者の失業者が町に溢れます(p171)
・点滴注射や酸素吸入は、本人が幸せに死ねる過程を
妨害する以外の何ものでもないと考えていますので、
私は原則として、行いません(p73)
・繁殖を終えて、生きものとしての賞味期限の切れた
「還り」の途上にある年寄りには、もはや、
早すぎる死というものは存在しない・・・
あまり「がん検診」などに近寄らない方が得策(p106)
・抗がん剤が「効く」として採用、承認される基準があります。
それは、レントゲン写真など画像の上で、がんの大きさ
(面積)が半分以下になっている期間が4週間以上続くこと、
そして、抗がん剤を使った患者の2割以上がそういう状態を
呈すること・・8割もの患者が反応しないようなものが、
薬として認可されるなど、他では考えられません(p110)
・年寄りに「過度の安静」はご法度・・・
骨折で入院して骨はつながったのに寝たきりになった・・
修繕に出す前より、状態が悪化しているのですから。
こういう状況で、代金を請求して引取りを強要できるのは
医療界だけなのではないでしょうか。(p185)
・医者にかからずに死ぬと「不審死」になる・・・
そのまま自宅で亡くなると、「不審死」ということで
警察が入って厄介なことになるので、至急、往診医を
探すようにと助言しました(p118)
幻冬舎
売り上げランキング: 16672
【私の評価】★★★★☆(85点)
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する

![]()
| メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 50,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 |
| 配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|






最近のコメント