2022年:本のソムリエが最も影響を受けた書籍ベスト20冊♪
2022/12/31公開 更新
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ついに大晦日となりました。皆さんにとって、今年はどんな年だったでしょうか。
今年、本のソムリエはメルマガ20周年記念ということで始めた「月1回の読書会」、「毎日YouTube動画配信」を定例化することができました。まぐまぐ大賞もビジネス6位受賞。昨年より1位アップと読者の皆さんのご支援で充実した一年だったと思います。
世界的にはロシアのウクライナ侵攻が一番大きな影響を与えていますが、中国が変な動きをしなければ、これ以上悪くなることはないと思います。読者の皆さまが、よりよい来年を作り上げることができるよう祈念しております。
では、今年2022年の本のソムリエ・ベスト20冊を見ていきましょう。
システム発注というと中身がわからない、誰に発注してよいのかわからないという場合があると思います。そうした人にも、どういうプロセスで、発注先(ベンダー)を選べばよいのか基本を教えてくれる一冊です。
紙に書くことで、自分と向き合う習慣を提案する一冊です。書くということはハードルが高いのですが、この本を読んで本のソムリエは日記を書き始めました。
東京・三田の「コート・ドール」のオーナーシェフが伝える店を繁盛店として継続し続けられる視点を学びます。「安定を求めると停滞する」「ぬるま湯は危険」という言葉が印象的でした。
なぜ著者のお勧めは「年収650万円」なのでしょうか?その答えは、この本を読むとわかりますが、儲からない仕事に忙殺されないためにもひとり社長は自分で仕事を選んでいかなくてはならないのです。
宮城県に社会人応援団がある!って知っていましたか?応援は基本無料。依頼に応じて個人を応援したり、小学校や老人介護施設でも応援するという。そして、青空応援団ではみんなの前で夢を語ってもらい、それを応援するのです。
北海道でロケット開発を行っている植松さんの一冊です。著者の提案は、やりたいことがあったら「どうせ無理だよ」と考えるのではなく、やりたいことをやって、壁にぶつかりながら「だったらこうしてみたら?」と考えていくことです。社会や学校で、私たちは「どうせ無理」と言う人たちと戦っていかなくてはなりません。そうした人たちに負けない人を増やしたいのです。
人間学を学ぶ月刊誌『致知』から365日分の記事やインタビューを抜粋した一冊です。成功するためには、一つの法則があることがわかります。大きな目標を持っている。そして、成功するまでやり続ける。どんな苦難にもめげることがないのです。成功した人の話を集めたのですから、当たり前かもしれませんが、楽に成功した人は少ないのです。
飛び込み営業から、紹介営業まで営業のコツを教えてくれる一冊です。お客様ファーストの姿勢が素晴らしい。お客様のニーズを知るために、お客様を好きになって、お客様の立場に立って考えるのです。紹介営業も、100人に紹介をお願いすれば、3人くらいは紹介してくれると書いてあり、いかに多動が必要なのかということを実感しました。
興味深いのは、近年、非正規社員が増えたことによって、ルールを守らない人は守らないという現象が顕在化するようになったという。安全には、精神論や心理学よりも、安全装置を買う「お金」のほうが効果的な時代となったのです。
1998年まで野村證券の中でトップ昇進していた著者に、野村證券の実態を教えてもらいましょう。「ノルマ証券」といわれるだけあって、商品を売ることを「客を嵌め込む」と表現しています。いかに顧客に損するかもしれない商品を買わせることが、仕事だったとわかります。そんな仕事に耐えられる人だけが、生き残っていたわけです。
社外メンターを、業種別に一人作って、徹底的にメンターに貢献することで、結果的に仕事を紹介してもらえるという営業術です。単に名刺交換では終わらせず、感謝の気持ちを伝えつつ、自分にできることを与えて与えて与え続けることが大事なのでしょう。
https://1book.biz/2022/08/30/yugetoru.html
【私の評価】★★★★★(93点)
ノートパソコンの命名者によるアイデアを生むメモ・ノートの秘密です。芸人のネタ帳のように、仕事のデータや最新ニュース,他社の事例、アイスブレイクのネタまでネタ帳を作るのです。
https://1book.biz/2022/01/11/ise-masaomi.html
【私の評価】★★★★★(93点)
令和4年度から高校に「歴史総合」という世界史と日本史を一緒に教える科目が追加されました。この本では、歴史教科書を出版社別に評価しています。第一学習者、東京書籍、実教出版は、思想誘導型で左派新聞的教科書と断罪されています。ところが、こうした左派新聞的教科書のほうが、東京都では使われているのにびっくりです。
https://1book.biz/2022/01/07/takahashi-yoichi.html
【私の評価】★★★★★(93点)
定量的に説明する著者と、定性的・感情的に報道する日本のマスコミの比較が面白い。定量的に新型コロナの現状をツイッターした著者は、その一部を切り取られ、「表現が悪い」と批判され、内閣官房参与を辞任することになってしまったのです。
https://1book.biz/2022/11/14/nagamori-shigenobu.html
【私の評価】★★★★★(93点)
日本電産の永守社長が、京都学園大学を買収し、大学教育の改革に乗り出しました。学生に求めるのは「専門性」「英語力」「雑談力」「ディベート力」です。
https://1book.biz/2022/05/18/fullpower.html
【私の評価】★★★★★(93点)
人生を変えたいなら「環境」を変えようという一冊です。著者の提案は、やらざるをえない状況に自分を追い込むこと。付き合う人を変えること。
https://1book.biz/2022/03/16/geopolitics.html
【私の評価】★★★★★(93点)
アメリカは中国と対立していますが、実はちょっと前までアメリカと中国の関係は良かったのです。中国共産党の統一戦線工作部という実質的なスパイ工作機関が、アメリカの政治家や大学教授に資金を提供するなどしていたというのです。まだまだ、中国の覇権の意思を甘く見ることはできないのでしょう。
https://1book.biz/2022/02/10/hoshinoresorts.html
【私の評価】★★★★★(93点)
一度は訪れたい星野リゾートの経営は、ビジネス書通りであるという。具体例を示しながら教えてくれる一冊です。経営書をこれだけ活用できるのか!とびっくりしました。
https://1book.biz/2022/05/03/premortem-thinking.html
【私の評価】★★★★★(93点)
最初に最悪ケースを想定し、失敗の原因や問題点を取り除く工夫を取り入れることを推奨する一冊です。いわゆるBプランを作っておくということなのでしょう。
https://1book.biz/2022/07/13/realpromotion.html
【私の評価】★★★★★(93点)
新規事業のネタの探し方を教えてくれる一冊です。新規事業のネタは、ユーザーの不平不満を知ることから始めます。不平不満は「不満買取センター」から買ってもいいし、ネット上のレビューやQ&Aサイトを眺めていてもわかります。ユーザーがどんなことで悩んでいるのか、徹底的に調査することが大切なのです。
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ついに大晦日となりました。皆さんにとって、今年はどんな年だったでしょうか。
今年、本のソムリエはメルマガ20周年記念ということで始めた「月1回の読書会」、「毎日YouTube動画配信」を定例化することができました。まぐまぐ大賞もビジネス6位受賞。昨年より1位アップと読者の皆さんのご支援で充実した一年だったと思います。
世界的にはロシアのウクライナ侵攻が一番大きな影響を与えていますが、中国が変な動きをしなければ、これ以上悪くなることはないと思います。読者の皆さまが、よりよい来年を作り上げることができるよう祈念しております。
では、今年2022年の本のソムリエ・ベスト20冊を見ていきましょう。
第一位「御社のシステム発注は、なぜ「ベンダー選び」で失敗するのか」田村 昇平
https://1book.biz/2022/05/16/vender.html
【私の評価】★★★★★(97点)
システム発注というと中身がわからない、誰に発注してよいのかわからないという場合があると思います。そうした人にも、どういうプロセスで、発注先(ベンダー)を選べばよいのか基本を教えてくれる一冊です。
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第二位「書く瞑想 1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される」古川武士
https://1book.biz/2022/01/13/furukawa-takeshi.html
【私の評価】★★★★★(95点)
紙に書くことで、自分と向き合う習慣を提案する一冊です。書くということはハードルが高いのですが、この本を読んで本のソムリエは日記を書き始めました。
第三位「少数精鋭の組織論」斉須 政雄
https://1book.biz/2022/04/04/saisu-masao.html
【私の評価】★★★★★(95点)
東京・三田の「コート・ドール」のオーナーシェフが伝える店を繁盛店として継続し続けられる視点を学びます。「安定を求めると停滞する」「ぬるま湯は危険」という言葉が印象的でした。
第四位「ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法」松尾 昭仁
https://1book.biz/2022/07/15/matsuo-akihito.html
【私の評価】★★★★★(94点)
なぜ著者のお勧めは「年収650万円」なのでしょうか?その答えは、この本を読むとわかりますが、儲からない仕事に忙殺されないためにもひとり社長は自分で仕事を選んでいかなくてはならないのです。
第五位「青空応援団~僕らはいつだって応援している」平 了
https://1book.biz/2022/09/30/taira-ryo.html
【私の評価】★★★★★(94点)
宮城県に社会人応援団がある!って知っていましたか?応援は基本無料。依頼に応じて個人を応援したり、小学校や老人介護施設でも応援するという。そして、青空応援団ではみんなの前で夢を語ってもらい、それを応援するのです。
第六位「不安な時代に踏み出すための「だったらこうしてみたら?」」植松 努
https://1book.biz/2022/12/12/uematsu-tsutomu.html
【私の評価】★★★★★(94点)
北海道でロケット開発を行っている植松さんの一冊です。著者の提案は、やりたいことがあったら「どうせ無理だよ」と考えるのではなく、やりたいことをやって、壁にぶつかりながら「だったらこうしてみたら?」と考えていくことです。社会や学校で、私たちは「どうせ無理」と言う人たちと戦っていかなくてはなりません。そうした人たちに負けない人を増やしたいのです。
第七位「1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書」藤尾秀昭
https://1book.biz/2022/05/30/365professionals.html
【私の評価】★★★★★(94点)
人間学を学ぶ月刊誌『致知』から365日分の記事やインタビューを抜粋した一冊です。成功するためには、一つの法則があることがわかります。大きな目標を持っている。そして、成功するまでやり続ける。どんな苦難にもめげることがないのです。成功した人の話を集めたのですから、当たり前かもしれませんが、楽に成功した人は少ないのです。
第八位「即決営業の超準備」堀口 龍介
https://1book.biz/2022/03/18/horiguchi-ryusuke.html
【私の評価】★★★★★(94点)
飛び込み営業から、紹介営業まで営業のコツを教えてくれる一冊です。お客様ファーストの姿勢が素晴らしい。お客様のニーズを知るために、お客様を好きになって、お客様の立場に立って考えるのです。紹介営業も、100人に紹介をお願いすれば、3人くらいは紹介してくれると書いてあり、いかに多動が必要なのかということを実感しました。
第九位「脱・失敗学宣言」中尾政之
https://1book.biz/2022/01/04/nakao-masayuki.html
【私の評価】★★★★★(94点)
興味深いのは、近年、非正規社員が増えたことによって、ルールを守らない人は守らないという現象が顕在化するようになったという。安全には、精神論や心理学よりも、安全装置を買う「お金」のほうが効果的な時代となったのです。
第十位「野村証券第2事業法人部」横尾 宣政
https://1book.biz/2022/04/19/nomura.html
【私の評価】★★★★★(94点)
1998年まで野村證券の中でトップ昇進していた著者に、野村證券の実態を教えてもらいましょう。「ノルマ証券」といわれるだけあって、商品を売ることを「客を嵌め込む」と表現しています。いかに顧客に損するかもしれない商品を買わせることが、仕事だったとわかります。そんな仕事に耐えられる人だけが、生き残っていたわけです。
第11位「トップセールスのSNS営業術」羽田宗一郎
https://1book.biz/2022/07/04/topsales-sns.html
【私の評価】★★★★★(94点)
社外メンターを、業種別に一人作って、徹底的にメンターに貢献することで、結果的に仕事を紹介してもらえるという営業術です。単に名刺交換では終わらせず、感謝の気持ちを伝えつつ、自分にできることを与えて与えて与え続けることが大事なのでしょう。
第12位「メモ・ノートの極意」弓削徹
https://1book.biz/2022/08/30/yugetoru.html
【私の評価】★★★★★(93点)
ノートパソコンの命名者によるアイデアを生むメモ・ノートの秘密です。芸人のネタ帳のように、仕事のデータや最新ニュース,他社の事例、アイスブレイクのネタまでネタ帳を作るのです。
第13位「判定! 高校「歴史総合」教科書 こんなに違う歴史記述」伊勢 雅臣
https://1book.biz/2022/01/11/ise-masaomi.html
【私の評価】★★★★★(93点)
令和4年度から高校に「歴史総合」という世界史と日本史を一緒に教える科目が追加されました。この本では、歴史教科書を出版社別に評価しています。第一学習者、東京書籍、実教出版は、思想誘導型で左派新聞的教科書と断罪されています。ところが、こうした左派新聞的教科書のほうが、東京都では使われているのにびっくりです。
第14位「嘘と感情論で封殺された5つの日本の真実」高橋洋一
https://1book.biz/2022/01/07/takahashi-yoichi.html
【私の評価】★★★★★(93点)
定量的に説明する著者と、定性的・感情的に報道する日本のマスコミの比較が面白い。定量的に新型コロナの現状をツイッターした著者は、その一部を切り取られ、「表現が悪い」と批判され、内閣官房参与を辞任することになってしまったのです。
第15位「大学で何を学ぶか」永守 重信
https://1book.biz/2022/11/14/nagamori-shigenobu.html
【私の評価】★★★★★(93点)
日本電産の永守社長が、京都学園大学を買収し、大学教育の改革に乗り出しました。学生に求めるのは「専門性」「英語力」「雑談力」「ディベート力」です。
第16位「FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略」ベンジャミン・ハーディ
https://1book.biz/2022/05/18/fullpower.html
【私の評価】★★★★★(93点)
人生を変えたいなら「環境」を変えようという一冊です。著者の提案は、やらざるをえない状況に自分を追い込むこと。付き合う人を変えること。
第17位「言ってはいけない!?国家論 いまこそ、トランプの暴走、習近平の野望に学べ!」渡部 悦和, 江崎 道朗
https://1book.biz/2022/03/16/geopolitics.html
【私の評価】★★★★★(93点)
アメリカは中国と対立していますが、実はちょっと前までアメリカと中国の関係は良かったのです。中国共産党の統一戦線工作部という実質的なスパイ工作機関が、アメリカの政治家や大学教授に資金を提供するなどしていたというのです。まだまだ、中国の覇権の意思を甘く見ることはできないのでしょう。
第18位「星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則」中沢 康彦
https://1book.biz/2022/02/10/hoshinoresorts.html
【私の評価】★★★★★(93点)
一度は訪れたい星野リゾートの経営は、ビジネス書通りであるという。具体例を示しながら教えてくれる一冊です。経営書をこれだけ活用できるのか!とびっくりしました。
第19位「先にしくじる 絶対に失敗できない仕事で成果を出す最強の仕事術」山崎裕二
https://1book.biz/2022/05/03/premortem-thinking.html
【私の評価】★★★★★(93点)
最初に最悪ケースを想定し、失敗の原因や問題点を取り除く工夫を取り入れることを推奨する一冊です。いわゆるBプランを作っておくということなのでしょう。
第20位「99%失敗しない 新規事業の創り方」松本剛徹, 小島幹登
https://1book.biz/2022/07/13/realpromotion.html
【私の評価】★★★★★(93点)
新規事業のネタの探し方を教えてくれる一冊です。新規事業のネタは、ユーザーの不平不満を知ることから始めます。不平不満は「不満買取センター」から買ってもいいし、ネット上のレビューやQ&Aサイトを眺めていてもわかります。ユーザーがどんなことで悩んでいるのか、徹底的に調査することが大切なのです。
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