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「籠池家を囲むこんな人たち」籠池佳茂

(2020年9月 9日)|本のソムリエ メルマガ登録
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【私の評価】★★★☆☆(71点)


内容と感想

■「森友学園」問題とは何だったのか・・・。
 籠池家の長男である佳茂(よししげ)氏の
 書籍があるというので購入。


 まず、事実関係を時系列で
 見ていきましょう。


 「森友学園」への土地売却問題は、
 平成25年頃から森友学園側から
 鴻池(こうのいけ)事務所に陳情。


 鴻池事務所も陳情に応えて
 大阪府(維新)と近畿理財局と調整して
 話が進んだことがわかります。


 そして平成28年にゴミが地下にある
 ということが判明し、8億円値引きして
 「森友学園」に1億3400万円で
 国有地が売却されるのです。


・平成25年・・・8月5日、籠池は兵庫県の黒川治県議会議員に伴われ、鴻池事務所に土地取得に関して初めての陳情に出向く・・・10月12日・・・鴻池事務所は熱心に近畿財務局と連絡を取り合っている。これによって、「大阪府とは横の連携を取っているので、(土地)手当の件は大阪府からの確認が有ればOKと回答できる」という流れであったと、事務所の記録にある(p180)


■ところが、平成29年に入ると朝日新聞が
 「森友学園」が小学校設立のために
 国有地を格安で払い下げてもらい、
 安倍首相夫人を名誉校長にし、
 「安倍晋三記念小学校」の名目で寄付を
 集めていた、と報道をはじめました。


 つまり、安倍首相夫人の影響力で
 格安で国有地を払い下げてもらった
 のではないか、という疑惑です。


 安倍首相は、もともと関与していませんので、
 国会で「森友学園」問題と関与していたら、
 国会議員を辞めると言い切ってしまいます。


 そしてなぜか財務省は近畿理財局に
 稟議書を書き換えを指示し、
 悩んだ担当が自殺してしまう。


 安倍首相の関与は元々ありませんので、
 財務省の書き換えは、鴻池議員や
 大阪府(維新)との調整の経緯を消しつつ、
 安倍首相へのわずかな影響も消すため
 というのが、本質と考えられます。


・平成29年(2017)2月9日、その日の朝日新聞社会面・・・「金額非公表、近隣の1割か 大阪の国有地、学校法人に売却」この見出し記事が、『森友学園問題』と称される騒動の始まりでした・・・籠池理事長は憲法改正を求めている日本会議大阪の役員で・・・同校の名誉会長は安倍晋三の妻・明恵氏(p19)


■「森友学園」の籠池さんからすると、
 愛国者として小学校を作ろうとしたら、
 朝日新聞から疑惑報道されてしまった。


 するとそれまで味方と思っていた
 人たちが「森友学園」と距離を取り、
 批判的な言動をするようになった。


 著者の推測では、大阪府(維新の会)が、
 問題が大阪府に及ばないように
 酒井弁護士を通じて
 小学校の許認可を森友学園側から
 取り下げるように画策したとしています。


 維新の会に忖度して近畿理財局が
 「森友学園」土地を売却し、
 その維新の会が「森友学園」から
 梯子をはずしたという主張です。 


・何故、(3月10日に)認可適当が出ていた小学校の許認可を学園側から取り下げることになったのか・・・「認可を取り下げれば、他の責任も問わない」という様な言質を(弁護士の)酒井氏が父にしていたようなのです(p42)


■そうしたときに「私はあなたの味方です」
 と籠池氏の前に現れたのが菅野完
 (すがの たもつ)です。


 菅野は北朝鮮や韓国から支援を
 受けているといわれる「しばき隊」
 (右派系団体に対して暴力的
 抵抗活動を行う団体)のメンバーです。


 著者の推測によれば、
 孤立して疑心暗鬼になった両親を
 菅野が味方のふりをして取り入り、
 「森友学園」の外部との窓口として
 一任されるようになったという。


 菅野は籠池氏に共産系の弁護士を付け、
 テレビ朝日、TBSといったマスコミ、
 野党議員との面談をセットしていきます。


 証人喚問で籠池氏の冒頭証言も
 菅野と左派弁護士、立憲民主党、
 共産党と調整して、明恵首相夫人の関与を
 感じさせる内容となったのだという。


 なお、本書では菅野が関与することで
 弁護士費用を含めてすべて在日の民団の
 会社経営者が負担することになっていました。


・菅野完に疑問を持ち始めたのは・・・平成30年(2018)1月の打ち合わせの段階で、「自分の庇護者は共産党である」とか、「弁護士費用を民団(在日本大韓民国民団:在日による活動団体)から工面する。数か月に分けて会社を通じて決済する」というような具体的な話をしていたときです・・・裁判費用を含めて、民団の会社経営者から工面するなど・・・(p130)


■私はこれまでテレビを見ているだけでは、
 鴻池議員や大阪府(維新の会)の関与を
 まったく考えることがなく、本件が
 安倍首相への忖度ではないかと印象操作
 できるマスコミの力に驚愕しました。


 「権力を監視する」と言いながら
 実は菅野完のような活動家、
 野党議員、左翼弁護士が連携しながら
 マスコミがそれを支えているのです。


 将来、事実検証を行なえば森友事件こそ、
 日本に存在する北朝鮮、韓国系の資金に
 支援された弁護士、マスコミ、活動家の
 情報支配力を明らかにした事件として
 記録されるのではないでしょうか。


 本としては
 非常にまとまりのないところが
 残念でした。


 籠池さん、
 良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・父の証人喚問時の冒頭発言・・・いわゆる「メディアによる印象操作」です・・・ベースはすべて菅野完が書いているのです。彼が弁護士と話をして、全部この文章を作成しています・・・そして、この冒頭発言を入れるために尽力した人が、今の立憲民主党の幹事長である福山哲郎議員です(p82)


・早い段階から人権派弁護士が両親に付きました。証人喚問前の帝国ホテルでの打ち合わせには、もうしんゆう法律事務所の秋田真志さんやリンク総合法律事務所の山口さん・・・全部繋がっているんです。弁護団の中には共産党の顧問弁護士も入っていました・・・共産党と立憲民主党、社民党は弁護士を通じても繋がっている(p75)


・3月16日には、野党4党の福島瑞穂議員、小池晃議員、森裕子議員、今井雅人議員が自宅に面会に来たのです・・・その時父は「大阪府と大阪市の補助金について心配なことがある」と言ったのですが、彼らは完全に無視していました(p70)


・最初にきっかけを提供した木村真議員の背後にある連帯ユニオン関西生コン支部は、北朝鮮との関わりの深い組合です(p135)


・森友学園問題で一番悪いのは、大阪府知事であり、私学課である(p64)


・大阪で誰が人を動かせるかといえば、それは維新しかないのです・・・なぜなら大阪の政権は維新だからです・・・土地取引の中で許可の判子を押すのは財務省側であり、瑕疵担保責任を取り、それで新たなゴミが出てきたということですから(p88)


・6月、7月以降は、両親が収監されていました・・・その頃、菅野完から南晃(みなみあきら)さんという朝日新聞の記者とも、帝国ホテルで引き合わされました・・・そして、NHKの相澤冬樹さんなどですね。TBSの金平茂紀さんも家に来ました・・・彼が紹介してくれたメディア関係者は、基本的に、テレビ朝日、TBS、フジテレビ、テレビ東京でした・・・なお、日テレは排除です(p59)


・どのテレビマスコミも全て左派で固められている・・・現在でも、NHKや民法テレビなどは、朝から晩まで安倍さんの悪口・・・マスコミは国民を「助ける」と言いながら、結局魂を抜いて自分たちの色に染めていくというのが、彼らの基本戦略です(p124)


・TBSの金平氏・・・金平氏と会ったのは、籠池邸で、時期は一昨年の東京都議会選挙の投票日です。金平氏は自民党が大敗していたく喜んでいました(p33)


・日本会議に関しては、平成23年(2011)1月に年度会費が切れたことを契機に、籠池自らが退会を申し出た旨が事実となっています(p20)


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▼引用は、この本からです

籠池佳茂、青林堂


【私の評価】★★★☆☆(71点)


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目次

第1章 森友学園の始まり
第2章 森友学園問題の本質
第3章 日本維新の会と認可取り下げの関係
第4章 証人喚問と両親
第5章 左翼側の思惑
第6章 愛国だからこその思い
第7章 菅野完からの脱却
第8章 父へのメッセージ


著者紹介

籠池佳茂(かごいけよししげ)・・・籠池泰典・諄子夫妻の長男。1981年生まれ。大阪府出身。立命館大学卒。


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