【書評】営業マンのノウハウを学ぶ「元プロボクサーが発案 売れる営業に変わる37のトレーニング」西野龍三
2020/09/08公開 更新

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【私の評価】★★★☆☆(77点)
要約と感想レビュー
お客様を知るためのジャブ
元プロボクサーの住宅メーカー営業マンが教える、営業というリングで契約というKOを勝ちとる方法です。
面白いのは、営業のコツをすべてボクシングにたとえていることでしょう。最初にお客様と話すのは、お客様を知るためのジャブの3連発ということです。
「ジャブ3発」=「挨拶」「自己開示」「オープニングトーク」(p18)
お客さまの話を傾聴する
お客さまの話を傾聴するのは、カウンター狙い。お客様への情報提供は後から効くボディブロー。商品の知識を学ぶのは筋トレや走り込み。
断られることの多い飛び込み営業は「捨てパンチ」。クロージングで使う魔法のトークは「必殺パンチ」ということです。
魔法のトーク・・・「もし〇〇だったらご契約いただけますか?」(p153)
技術をトレーニング
うまくいっている営業マンを分析して、自分が目指したい「営業マン」を見つけることが、大事だと思いました。
内容は標準的なものですが、プロボクサーも営業マンも練習で技術レベルを高め真剣勝負で戦うのは同じなのです。
標準的な技術をトレーニングにより、自分のものとして自然に出せることが大事なのでしょう。西野さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・お客さまにメリットのある情報提供、見返りを求めない情報提供をし続けることが大切です(p64)
・「第三者の目で見るとよいアイデアが浮かぶ」・・・「親戚のおじさん、おばさん(目上の方には甥や姪)になったつもりで接客する」のが望ましい距離感だといえます(p74)
・魔法のトーク・・・「もし〇〇だとしたらどうですか」(p77)
・捨てパンチが生きてくる感覚が分かれば、断りもまるで挨拶のように思えてきます・・・断られても「貴重な情報探し」と発想を転換すれば、飛び込み営業も楽しくなるでしょう(p41)
・減量は、肉体的にも精神的にも最高の状態をつくるのです。大事な商談の前にはご飯少なめ、あるいはご飯を食べずに商談に集中・・・(p52)
【私の評価】★★★☆☆(77点)
目次
Round1 失敗しない顧客開拓と見込み客づくり
Round2 アポイントを確実に取るテクニック
Round3 商談力を上げるシミュレーションとトレーニング
Round4 商談を成功させる顧客心理コントロール術
Round5 新規顧客の紹介につなげるアフターフォロー術
著者経歴
西野龍三(にしの・りゅうぞう)・・・ボクシング式営業術伝道師。1972年生まれ。自分を変えるためにボクシングを始める。1996年プロデビュー。最終戦績は3勝6敗。引退後は2000年から大手住宅メーカーで注文住宅の営業に携わる。まったく売れない時期を乗り越え、2015年に業績表彰を受ける。休日には、ボランティアでジムのトレーナーやセコンドとして、選手の育成からフィットネス、ダイエットの指導を行っている
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