2023年:本のソムリエが最も影響を受けた書籍ベスト28冊♪
2023/12/31公開 更新
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ついに2023年も大晦日となりました。皆さんにとって、今年はどんな年だったでしょうか。本のソムリエにとって2023年は、発行22年目となるメルマガの読書コミュニティ化を目指してレビュアーを募集して、新たに2名の参加いただきました。
それ以外にも月1回のオンライン読書会主催、月1回の本のソムリエセミナー開催、月2回のリアルの読書会参加を定例化することができました。来年も無理のない範囲で読書普及活動を進めていきます。読者の皆さまも、よりよい年を迎えることができるよう祈念しております。
では、今2023年の本のソムリエが選んだおすすめベスト28冊を見ていきましょう。
https://1book.biz/2023/05/08/ooe.html
【私の評価】★★★★★(91点)
著者の提案は、60歳からは食べるために働くのではなく、楽しむために働くことです。なぜなら、仮に出世していたとしても、その居場所はせいぜい65歳でなくなってしまうものだからです。60歳以降、雇用延長があるかもしれませんが、その後も続く新しい生活の準備が必要なのです。
そして、働くことは収入があるだけでなく、人との交わりがあるので適度な緊張感があるし、通勤や移動で適度な運動ができます。自分の居場所があることが精神的な安定をもたらしてくれるのです。
https://1book.biz/2023/12/14/smallbusiness.html
【私の評価】★★★★★(91点)
著者のおすすめするスモールビジネスとは、年間3000万円以上のキャッシュ利益を2年以内に創出できるビジネスです。具体的にはすでに儲けている会社の手法を真似し、一捻りを加えて、コピー商品やサービスを売るのです。
https://1book.biz/2023/11/30/issue-of-japan2024-2025.html
【私の評価】★★★★★(91点)
本書はビジネス雑誌「プレジデント」に大前氏が連載していたものです。宿泊施設として空き家を活用すること、タクシー不足にはライドシェア解禁すること、NHKの多チャンネル化を提案しています。
https://1book.biz/2023/07/12/mikuni-kiyomi.html
【私の評価】★★★★★(91点)
「オテル・ドゥ・ミクニ」といえば、日本を代表するフランス料理店です。三國シェフの人生は、何も知らない中卒の田舎者からのスタートでした。貧乏生活の中で初めて食べたハンバーグに感動した著者は、天皇陛下も泊まるという札幌グランドホテルのコックになってハンバーグを作ろうと心に決めるのです。
https://1book.biz/2023/12/26/shogen.html
【私の評価】★★★★★(91点)
アフリカには「ティンガティンガ」という6色のペンキで描くポップアートが存在します。日本で「ティンガティンガ」を見て感動したSHOGEN(しょーげん)さんは、会社を辞めてアフリカで「ティンガティンガ」を学ぶことにしました。
SHOGEN(しょーげん)さんが「ティンガティンガ」を書いていると、村人から心に余裕がないと言われてしまいました。ショーゲンはいつも自分を置き去りにしているように見える。一番大切にしないといけないのは、自分だよと言われてしまうのです。その秘密は、この本でお読みください。
https://1book.biz/2023/10/10/kitagawa-yasushi.html
【私の評価】★★★★★(91点)
喜多川 泰さんの本は、すべて読んでいます。今回の小説の舞台は、大学の落語研究会です。
https://1book.biz/2023/03/29/salon-tawaraya.html
【私の評価】★★★★★(91点)
著者は当時銀座「マキシム」、大阪北新地ステーキハウス「ロン」しかなかったアール・ヌーヴォー風のクラブ「サロン・ド・たわらや」を仙台国分町に建設しました。建物はマキシムを設計した小林保治先生、シャンデリアはエミール・ガレ、壁画はロートレック模写と金に糸目をつけず本物を目指したのです。
https://1book.biz/2023/04/27/tamaoka-kazufumi.html
【私の評価】★★★★★(92点)
父親の焼き鳥屋がなぜ潰れないのか。それは、30人~40人の常連さんの好みをすべて知っていて、いつも笑顔で、元気のない常連さんには話を聞いてやり、調子が悪そうなら「今日は早く帰ったら」と気を遣っていたとい。忙しいときには、常連さんに買い物してきてもらってきたり、年末の大掃除に強制参加させるなど、店の客という関係ではなく一人の人間として付き合っていたのです。
常連になると、売上が伸びなさそうな日には、「何時に来る?」と会社に電話して呼び出したり、常連さんと麻雀大会や競馬観戦ツアーに行ったり、お金を強制的に積み立てて2,3年に一回観光旅行に出かけていたという。常連さんの間で、仕事の紹介までしていたというのですから、異業種交流会のようなものだったのです。
https://1book.biz/2023/12/28/kamiyama-riko.html
【私の評価】★★★★★(92点)
オナホって何?と思いながら読みました。著者は学生時代にインターン先で、オナホをネットで売るタスクを与えられ、「使うほどに気持ちよくなる」育てるオナホというコンセプトの製品を作ったのです。オナホのコンセプトを作るまでのリサーチ方法や、マーケティングの手法も基本に忠実で、オナホということ以外はレベルの高さを感じました。
https://1book.biz/2023/07/21/kabasawa-shion.html
【私の評価】★★★★★(92点)
著者の提案は、新しいことをはじめることです。ところが、新しいことをはじめると、抵抗勢力が邪魔をしはじめます。こうした「攻撃星人」や「反対星人」への対処法は、まず、「みんなと仲よくするのは不可能」と諦めることからはじまるという。
抵抗勢力からは逃げられないという事実を受容したうえで、丁寧に粘り強く、メリットを伝えていくしかないわけです。もし、うまくいかなくても、いずれ転勤や異動で人間関係はリセットされます。新しい環境で、再度挑戦しましょう。
https://1book.biz/2023/01/21/takahashi-yoichi.html
【私の評価】★★★★★(92点)
国家財政について世界の標準は、企業の連結決算のように日銀と政府を一体とした統合政府としてバランスシート(負債と資産)が重要です。財務省は日本政府の借金(国債)が1000億円とGDPの2倍と警鐘を鳴らし、子孫に負担を残さないように増税を主張しますが、実際には金融資産が500兆円あり、さらに日本銀行の国債引き受け分を相殺すれば、日本政府の借金は大きく減るのです。
実際、海外の金融関係者から見れば、「日本政府は売れる資産がたくさんあるのに、まったく売ろうとしないのだから、財政破綻するはずがない」と考えられているという。財務省は海外に対しては日本財政のバランスシートは健全と説明し、日本国内では借金がGDPの2倍で危機的な状況と説明しているのです。
https://1book.biz/2023/03/31/kanayama-ryo.html
【私の評価】★★★★★(92点)
著者の提案は、与えられた仕事をやるだけではなく、「助かるよ」と言ってもらえるような活動をプラスアルファで行うことです。言い変えれば、「自分株式会社」の社長として自分ならではのサービスを提供していくのです。
ものすごいサービスをする必要はありません。例えば、手間のかかっている議事録の作成を買って出てもいい。今あるデータをグラフ化して張り出して、見える化してもいい。できる範囲で、職場の課題を解決するのです。著者は月一回のペースで自分の職場の活動やその成果をまとめた「今月のハイライト」を作成して社内の関係部門に配信していたこともあるという。
https://1book.biz/2023/11/24/nakakita-tomohiro.html
【私の評価】★★★★★(92点)
お笑い芸人がコンサルティング会社に入って、どうなったのかといえば、コミュニケーション力を使って3年でトップ営業となったという。人間関係構築力において、会って7秒の印象をよくするには、やはり「笑顔」です。笑顔で「質問」をしながら「自己開示」していくのです。
https://1book.biz/2023/02/24/kishira-yuji.html
【私の評価】★★★★★(92点)
外資系コンサル会社ゴールドラット・ジャパンのCEO岸良さんの一冊です。ゴールドラット・ジャパンは、制約(ボトルネック)を改善することで、課題を本質的に解決する会社です。
課題の本質を見極めるために、トヨタ式では「なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?」と問い続けますが、普通の人は言い訳を言い始めるという。だから、「なぜ?」と質問するのではなく、「どういう状態になったらいいんだろう?」と問うというのです。それが正しい「問い」の力なのです。
https://1book.biz/2023/09/05/sakaguchi-koji.html
【私の評価】★★★★★(93点)
著者はカメラマンですが、顧客はきれいな写真を求めているのではなく、売上アップしてくれる写真、アクセス数を増やしてくれる動画を必要としているのだという。著者はカメラマンの技術力向上よりも、お客様にどう自分が貢献できるのか考えているという。
そこで著者は、レンタルスペースの写真撮影に特化し、インテリアデザインや集客のコンサル、出店する物件紹介まで行っているという。さらに、レンタルスペースを運営しているお客さん同士で意見交換できる交流会を開いたり、レンタルスペースの運用のアドバイスをすることで、お客様は満足して、他のお客様を紹介してもらえるという。
https://1book.biz/2023/07/20/hayashi-kentaro.html
【私の評価】★★★★★(93点)
著者のオススメは相手を否定したくなったときに、「そういう意見もあるよね」と相手の考えをひとつの意見として受け止めることです。否定しないことが、相手の心理的安全性を生むのです。または、「一緒に考えてみよう」と同調するのもいいでしょう。同意できないときでも、別相手の考えを「覚えておくよ」といったん、保留にするということもできるのです。
会議でおかしな意見を否定するのではなく、「あれ、この前の発言と違うようですが、何かありましたか?」と気づかせる。ピント外れのクレームを言ってきた人に、「それでは現場で確認してみましょう」と、相手を否定せず、客観的に問題があるのかないのか、気づいてもらうこともできるのです。
https://1book.biz/2023/11/27/tatsugawa-kengo.html
【私の評価】★★★★★(93点)
お金持ちは安いから買うのではなく、値段よりも価値が高いから買います。見栄のために不要なものを買うことはありません。また、お金持ちから学んだのは、人に投資することです。自分に投資するのであれば、情報収集として読書をする。自分に経験させることも投資です。あなたの経験が、あなたの人生に知恵や力をもたらしてくれるのです。自分でやってみるから、自分に必要なものなのか、不要なものなのかわかるのです。
https://1book.biz/2023/01/09/izawa-yoshihisa.html
【私の評価】★★★★★(93点)
サロン関係の書籍を数冊読んでみましたが、この本が一番細かいところまで、具体的に教えてくれる一冊でした。サロン開業で大事なのは、1技術、2接客、3空間です。この3つでお客様から評価され、結果が変わるのです。開業にあたっては、施術者としてだけでなく、経営者として1技術、2接客、3空間について人を引き付ける仕組みを作りあげていく必要があるという。
https://1book.biz/2023/08/11/sue-wataru.html
【私の評価】★★★★★(93点)
東北初の甲子園優勝を果たした仙台育英の須江監督の一冊です。仙台育英学園野球部の理念は、「地域の皆さまと感動を分かち合う」、そしてチームスローガンは、「心技体すべての条件を満たせたとき、100年以上閉ざされていた扉を開けて、東北地方初の日本一へ招かれる」です。2011年の東日本大震災の後には、生徒たちに「誰かのために頑張ろう」と伝え続けてきたというところも素晴らしい。
https://1book.biz/2023/07/10/kiguchi.html
【私の評価】★★★★★(94点)
著者は「勝てる可能性の高いキーワード」を狙ったアフィリエイトサイトを運営しています。個人なら月間1000くらいのキーワードが狙い目であるという。稼げるブログでの成約率の高い記事とは、検索して訪れた人の問題に解決策を示すものです。人の役に立つ記事が稼げるのです。
https://1book.biz/2023/05/23/obara-kazuhiro.html
【私の評価】★★★★★(94点)
マッキンゼー、NTTドコモ、リクルート、グーグル、楽天などで仕事をしてきた著者の仕事術です。マッキンゼーでは自分で全部やるよりも先輩の力を借りたほうが時間も短縮されるし、成果も上がるとわかったという。リクルートでは「で、君はどうしたいの?」「君はその仕事の中で、何を自分事としてやるの?」と聞かれ、当事者意識の大切さがわかったという。そして、ネット企業では、やり直しが簡単にできるというデジタル技術の特徴を利用して、プロトタイプをつくってテストを繰り返す戦い方のほうが勝ちやすいとわかったというのです。
https://1book.biz/2023/12/07/nidec.html
【私の評価】★★★★★(94点)
日本電産は小型モーターを主力製品とするグループ従業員11万人、連結売上高1兆8000億円の大企業です。しかし創業時は取引先の企業が倒産し、多額の手形が不渡りとなり、一時著者は真剣に自殺を考えたという。その倒産事件の経験から、日本電産では月商の2カ月分以上の現金を持つことを原則にしているという。常に、資金に余裕を持つようにしているのです。
https://1book.biz/2023/06/29/pixar.html
【私の評価】★★★★★(94点)
世界初の長編フルCGアニメ「トイ・ストーリー」を生み出したピクサーの裏話を聞ける一冊です。ピクサーは、ルーカスフィルムのCG部門を1986年にスティーブ・ジョブズが買収したのですが、ピクサーは赤字続き。当時はディズニーから制作費を出してもらって「トイ・ストーリー」を制作している途中でした。
すばらしい映画を作ろうという制作スタッフと、10年間ピクサーに5000万ドル(70億円)もの私財を投じてきたジョブズの対立が生生しいのです。ヒットするのかどうかはわからない「トイ・ストーリー」のために、制作スタッフとジョブズとの間に立って調整する著者の困惑と誠実さとワクワクを味わいましょう。
https://1book.biz/2023/06/06/yuge-toru.html
【私の評価】★★★★★(95点)
「ノートパソコン」の名付け親が、日本工業大学大学院のマーケッティング論で講義している内容をまとめた一冊。理論に対して、実例や具体例がたくさん出てくるところがありがたいところです。
https://1book.biz/2023/03/06/nishiyama-naotaka.html
【私の評価】★★★★★(95点)
著者の設立した一般社団法人givでは、誰かから受けた恩を、別の人に送る(giv)ことをサポートしています。具体的には、ワークショップで自分の好きなこと、得意なことをシェアして、自分が貢献できることを無償で提供(giv)するのです。
https://1book.biz/2023/06/30/tauchi-manabu.html
【私の評価】★★★★★(95点)
「なぜ日本の財政は、破綻しないのか」、「なぜ敗戦後、ハイパーインフレが発生するのか」について、わかりやすく教えてくれる一冊です。お金の向こうには人やモノが存在しており、お金とはみんながお互いのために働くようになる仕組みなのです。
https://1book.biz/2023/05/15/sugawara-kenichi.html
【私の評価】★★★★★(95点)
時給30万円で企業にアドバイスする仕事をしている著者に、その思考法を学びましょう。自分が何を求めているのか、自分に何ができるかを分解して考えていくことで道が見えてくるのです。
https://1book.biz/2023/12/11/kitano-yoshinori.html
【私の評価】★★★★★(95点)
アメリカの没落、中国の増長、ロシアとアメリカの対立を予言し、的中させてきた著者が、日本の進む道を提言しています。領土拡張を目指す中国にどう対処するべきか、日本の少子化、食料問題に私たちはどう行動していくべきなのでしょうか。
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ついに2023年も大晦日となりました。皆さんにとって、今年はどんな年だったでしょうか。本のソムリエにとって2023年は、発行22年目となるメルマガの読書コミュニティ化を目指してレビュアーを募集して、新たに2名の参加いただきました。
それ以外にも月1回のオンライン読書会主催、月1回の本のソムリエセミナー開催、月2回のリアルの読書会参加を定例化することができました。来年も無理のない範囲で読書普及活動を進めていきます。読者の皆さまも、よりよい年を迎えることができるよう祈念しております。
では、今2023年の本のソムリエが選んだおすすめベスト28冊を見ていきましょう。
第28位「お金・仕事・生活 知らないとこわい 定年後夫婦のリアル」大江 英樹、大江 加代
https://1book.biz/2023/05/08/ooe.html
【私の評価】★★★★★(91点)
著者の提案は、60歳からは食べるために働くのではなく、楽しむために働くことです。なぜなら、仮に出世していたとしても、その居場所はせいぜい65歳でなくなってしまうものだからです。60歳以降、雇用延長があるかもしれませんが、その後も続く新しい生活の準備が必要なのです。
そして、働くことは収入があるだけでなく、人との交わりがあるので適度な緊張感があるし、通勤や移動で適度な運動ができます。自分の居場所があることが精神的な安定をもたらしてくれるのです。
第27位「スモールビジネスの教科書」武田所長
https://1book.biz/2023/12/14/smallbusiness.html
【私の評価】★★★★★(91点)
著者のおすすめするスモールビジネスとは、年間3000万円以上のキャッシュ利益を2年以内に創出できるビジネスです。具体的にはすでに儲けている会社の手法を真似し、一捻りを加えて、コピー商品やサービスを売るのです。
第26位「日本の論点2024~2025」大前研一
https://1book.biz/2023/11/30/issue-of-japan2024-2025.html
【私の評価】★★★★★(91点)
本書はビジネス雑誌「プレジデント」に大前氏が連載していたものです。宿泊施設として空き家を活用すること、タクシー不足にはライドシェア解禁すること、NHKの多チャンネル化を提案しています。
第25位「三流シェフ」三國 清三
https://1book.biz/2023/07/12/mikuni-kiyomi.html
【私の評価】★★★★★(91点)
「オテル・ドゥ・ミクニ」といえば、日本を代表するフランス料理店です。三國シェフの人生は、何も知らない中卒の田舎者からのスタートでした。貧乏生活の中で初めて食べたハンバーグに感動した著者は、天皇陛下も泊まるという札幌グランドホテルのコックになってハンバーグを作ろうと心に決めるのです。
第24位「今日、誰のために生きる?アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語」ひすいこたろう、SHOGEN
https://1book.biz/2023/12/26/shogen.html
【私の評価】★★★★★(91点)
アフリカには「ティンガティンガ」という6色のペンキで描くポップアートが存在します。日本で「ティンガティンガ」を見て感動したSHOGEN(しょーげん)さんは、会社を辞めてアフリカで「ティンガティンガ」を学ぶことにしました。
SHOGEN(しょーげん)さんが「ティンガティンガ」を書いていると、村人から心に余裕がないと言われてしまいました。ショーゲンはいつも自分を置き去りにしているように見える。一番大切にしないといけないのは、自分だよと言われてしまうのです。その秘密は、この本でお読みください。
第23位「おあとがよろしいようで」喜多川 泰
https://1book.biz/2023/10/10/kitagawa-yasushi.html
【私の評価】★★★★★(91点)
喜多川 泰さんの本は、すべて読んでいます。今回の小説の舞台は、大学の落語研究会です。
第22位「国分町 花戦争 サロン・ド・たわらや」千葉勇作
https://1book.biz/2023/03/29/salon-tawaraya.html
【私の評価】★★★★★(91点)
著者は当時銀座「マキシム」、大阪北新地ステーキハウス「ロン」しかなかったアール・ヌーヴォー風のクラブ「サロン・ド・たわらや」を仙台国分町に建設しました。建物はマキシムを設計した小林保治先生、シャンデリアはエミール・ガレ、壁画はロートレック模写と金に糸目をつけず本物を目指したのです。
第21位「ビジネスで大切なことはみんな吉祥寺の焼き鳥屋で教わった」玉岡一央
https://1book.biz/2023/04/27/tamaoka-kazufumi.html
【私の評価】★★★★★(92点)
父親の焼き鳥屋がなぜ潰れないのか。それは、30人~40人の常連さんの好みをすべて知っていて、いつも笑顔で、元気のない常連さんには話を聞いてやり、調子が悪そうなら「今日は早く帰ったら」と気を遣っていたとい。忙しいときには、常連さんに買い物してきてもらってきたり、年末の大掃除に強制参加させるなど、店の客という関係ではなく一人の人間として付き合っていたのです。
常連になると、売上が伸びなさそうな日には、「何時に来る?」と会社に電話して呼び出したり、常連さんと麻雀大会や競馬観戦ツアーに行ったり、お金を強制的に積み立てて2,3年に一回観光旅行に出かけていたという。常連さんの間で、仕事の紹介までしていたというのですから、異業種交流会のようなものだったのです。
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第20位「女子大生、オナホを売る。」神山 理子(リコピン)
https://1book.biz/2023/12/28/kamiyama-riko.html
【私の評価】★★★★★(92点)
オナホって何?と思いながら読みました。著者は学生時代にインターン先で、オナホをネットで売るタスクを与えられ、「使うほどに気持ちよくなる」育てるオナホというコンセプトの製品を作ったのです。オナホのコンセプトを作るまでのリサーチ方法や、マーケティングの手法も基本に忠実で、オナホということ以外はレベルの高さを感じました。
第19位「精神科医がすすめる これからの生き方図鑑」樺沢紫苑
https://1book.biz/2023/07/21/kabasawa-shion.html
【私の評価】★★★★★(92点)
著者の提案は、新しいことをはじめることです。ところが、新しいことをはじめると、抵抗勢力が邪魔をしはじめます。こうした「攻撃星人」や「反対星人」への対処法は、まず、「みんなと仲よくするのは不可能」と諦めることからはじまるという。
抵抗勢力からは逃げられないという事実を受容したうえで、丁寧に粘り強く、メリットを伝えていくしかないわけです。もし、うまくいかなくても、いずれ転勤や異動で人間関係はリセットされます。新しい環境で、再度挑戦しましょう。
第18位「新・国債の真実」高橋洋一
https://1book.biz/2023/01/21/takahashi-yoichi.html
【私の評価】★★★★★(92点)
国家財政について世界の標準は、企業の連結決算のように日銀と政府を一体とした統合政府としてバランスシート(負債と資産)が重要です。財務省は日本政府の借金(国債)が1000億円とGDPの2倍と警鐘を鳴らし、子孫に負担を残さないように増税を主張しますが、実際には金融資産が500兆円あり、さらに日本銀行の国債引き受け分を相殺すれば、日本政府の借金は大きく減るのです。
実際、海外の金融関係者から見れば、「日本政府は売れる資産がたくさんあるのに、まったく売ろうとしないのだから、財政破綻するはずがない」と考えられているという。財務省は海外に対しては日本財政のバランスシートは健全と説明し、日本国内では借金がGDPの2倍で危機的な状況と説明しているのです。
第17位「自身の価値を最大化する 最強キャリアアップ術 自分広報力」金山 亮
https://1book.biz/2023/03/31/kanayama-ryo.html
【私の評価】★★★★★(92点)
著者の提案は、与えられた仕事をやるだけではなく、「助かるよ」と言ってもらえるような活動をプラスアルファで行うことです。言い変えれば、「自分株式会社」の社長として自分ならではのサービスを提供していくのです。
ものすごいサービスをする必要はありません。例えば、手間のかかっている議事録の作成を買って出てもいい。今あるデータをグラフ化して張り出して、見える化してもいい。できる範囲で、職場の課題を解決するのです。著者は月一回のペースで自分の職場の活動やその成果をまとめた「今月のハイライト」を作成して社内の関係部門に配信していたこともあるという。
第16位「おもしろい人が無意識にしている 神雑談力」中北朋宏
https://1book.biz/2023/11/24/nakakita-tomohiro.html
【私の評価】★★★★★(92点)
お笑い芸人がコンサルティング会社に入って、どうなったのかといえば、コミュニケーション力を使って3年でトップ営業となったという。人間関係構築力において、会って7秒の印象をよくするには、やはり「笑顔」です。笑顔で「質問」をしながら「自己開示」していくのです。
第15位「いまあなたに必要なのは答えじゃない。問いの力だ。」岸良裕司
https://1book.biz/2023/02/24/kishira-yuji.html
【私の評価】★★★★★(92点)
外資系コンサル会社ゴールドラット・ジャパンのCEO岸良さんの一冊です。ゴールドラット・ジャパンは、制約(ボトルネック)を改善することで、課題を本質的に解決する会社です。
課題の本質を見極めるために、トヨタ式では「なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?」と問い続けますが、普通の人は言い訳を言い始めるという。だから、「なぜ?」と質問するのではなく、「どういう状態になったらいいんだろう?」と問うというのです。それが正しい「問い」の力なのです。
第14位「カメラマンになっていきなり月収を100万円にする方法」坂口 康司
https://1book.biz/2023/09/05/sakaguchi-koji.html
【私の評価】★★★★★(93点)
著者はカメラマンですが、顧客はきれいな写真を求めているのではなく、売上アップしてくれる写真、アクセス数を増やしてくれる動画を必要としているのだという。著者はカメラマンの技術力向上よりも、お客様にどう自分が貢献できるのか考えているという。
そこで著者は、レンタルスペースの写真撮影に特化し、インテリアデザインや集客のコンサル、出店する物件紹介まで行っているという。さらに、レンタルスペースを運営しているお客さん同士で意見交換できる交流会を開いたり、レンタルスペースの運用のアドバイスをすることで、お客様は満足して、他のお客様を紹介してもらえるという。
第13位「否定しない習慣」林 健太郎
https://1book.biz/2023/07/20/hayashi-kentaro.html
【私の評価】★★★★★(93点)
著者のオススメは相手を否定したくなったときに、「そういう意見もあるよね」と相手の考えをひとつの意見として受け止めることです。否定しないことが、相手の心理的安全性を生むのです。または、「一緒に考えてみよう」と同調するのもいいでしょう。同意できないときでも、別相手の考えを「覚えておくよ」といったん、保留にするということもできるのです。
会議でおかしな意見を否定するのではなく、「あれ、この前の発言と違うようですが、何かありましたか?」と気づかせる。ピント外れのクレームを言ってきた人に、「それでは現場で確認してみましょう」と、相手を否定せず、客観的に問題があるのかないのか、気づいてもらうこともできるのです。
第12位「お金持ちは合理的」立川 健悟
https://1book.biz/2023/11/27/tatsugawa-kengo.html
【私の評価】★★★★★(93点)
お金持ちは安いから買うのではなく、値段よりも価値が高いから買います。見栄のために不要なものを買うことはありません。また、お金持ちから学んだのは、人に投資することです。自分に投資するのであれば、情報収集として読書をする。自分に経験させることも投資です。あなたの経験が、あなたの人生に知恵や力をもたらしてくれるのです。自分でやってみるから、自分に必要なものなのか、不要なものなのかわかるのです。
第11位「サロン開業・経営の教科書」伊澤 宜久
https://1book.biz/2023/01/09/izawa-yoshihisa.html
【私の評価】★★★★★(93点)
サロン関係の書籍を数冊読んでみましたが、この本が一番細かいところまで、具体的に教えてくれる一冊でした。サロン開業で大事なのは、1技術、2接客、3空間です。この3つでお客様から評価され、結果が変わるのです。開業にあたっては、施術者としてだけでなく、経営者として1技術、2接客、3空間について人を引き付ける仕組みを作りあげていく必要があるという。
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第十位「仙台育英日本一からの招待 幸福度の高いチームづくり」須江航
https://1book.biz/2023/08/11/sue-wataru.html
【私の評価】★★★★★(93点)
東北初の甲子園優勝を果たした仙台育英の須江監督の一冊です。仙台育英学園野球部の理念は、「地域の皆さまと感動を分かち合う」、そしてチームスローガンは、「心技体すべての条件を満たせたとき、100年以上閉ざされていた扉を開けて、東北地方初の日本一へ招かれる」です。2011年の東日本大震災の後には、生徒たちに「誰かのために頑張ろう」と伝え続けてきたというところも素晴らしい。
第九位「ブログで5億円稼いだ方法」きぐち
https://1book.biz/2023/07/10/kiguchi.html
【私の評価】★★★★★(94点)
著者は「勝てる可能性の高いキーワード」を狙ったアフィリエイトサイトを運営しています。個人なら月間1000くらいのキーワードが狙い目であるという。稼げるブログでの成約率の高い記事とは、検索して訪れた人の問題に解決策を示すものです。人の役に立つ記事が稼げるのです。
第八位「どこでも誰とでも働ける―12の会社で学んだ"これから"の仕事と転職のルール」尾原和啓
https://1book.biz/2023/05/23/obara-kazuhiro.html
【私の評価】★★★★★(94点)
マッキンゼー、NTTドコモ、リクルート、グーグル、楽天などで仕事をしてきた著者の仕事術です。マッキンゼーでは自分で全部やるよりも先輩の力を借りたほうが時間も短縮されるし、成果も上がるとわかったという。リクルートでは「で、君はどうしたいの?」「君はその仕事の中で、何を自分事としてやるの?」と聞かれ、当事者意識の大切さがわかったという。そして、ネット企業では、やり直しが簡単にできるというデジタル技術の特徴を利用して、プロトタイプをつくってテストを繰り返す戦い方のほうが勝ちやすいとわかったというのです。
第七位「永守流 経営とお金の原則」永守 重信
https://1book.biz/2023/12/07/nidec.html
【私の評価】★★★★★(94点)
日本電産は小型モーターを主力製品とするグループ従業員11万人、連結売上高1兆8000億円の大企業です。しかし創業時は取引先の企業が倒産し、多額の手形が不渡りとなり、一時著者は真剣に自殺を考えたという。その倒産事件の経験から、日本電産では月商の2カ月分以上の現金を持つことを原則にしているという。常に、資金に余裕を持つようにしているのです。
第六位「PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話 」ローレンス・レビー
https://1book.biz/2023/06/29/pixar.html
【私の評価】★★★★★(94点)
世界初の長編フルCGアニメ「トイ・ストーリー」を生み出したピクサーの裏話を聞ける一冊です。ピクサーは、ルーカスフィルムのCG部門を1986年にスティーブ・ジョブズが買収したのですが、ピクサーは赤字続き。当時はディズニーから制作費を出してもらって「トイ・ストーリー」を制作している途中でした。
すばらしい映画を作ろうという制作スタッフと、10年間ピクサーに5000万ドル(70億円)もの私財を投じてきたジョブズの対立が生生しいのです。ヒットするのかどうかはわからない「トイ・ストーリー」のために、制作スタッフとジョブズとの間に立って調整する著者の困惑と誠実さとワクワクを味わいましょう。
第五位「実施する順に解説!「マーケティング」実践講座」弓削 徹
https://1book.biz/2023/06/06/yuge-toru.html
【私の評価】★★★★★(95点)
「ノートパソコン」の名付け親が、日本工業大学大学院のマーケッティング論で講義している内容をまとめた一冊。理論に対して、実例や具体例がたくさん出てくるところがありがたいところです。
第四位「こころのウェルビーイングのためにいますぐ、できること 」西山直隆
https://1book.biz/2023/03/06/nishiyama-naotaka.html
【私の評価】★★★★★(95点)
著者の設立した一般社団法人givでは、誰かから受けた恩を、別の人に送る(giv)ことをサポートしています。具体的には、ワークショップで自分の好きなこと、得意なことをシェアして、自分が貢献できることを無償で提供(giv)するのです。
第三位「お金のむこうに人がいる 元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた 予備知識のいらない経済新入門」田内学
https://1book.biz/2023/06/30/tauchi-manabu.html
【私の評価】★★★★★(95点)
「なぜ日本の財政は、破綻しないのか」、「なぜ敗戦後、ハイパーインフレが発生するのか」について、わかりやすく教えてくれる一冊です。お金の向こうには人やモノが存在しており、お金とはみんながお互いのために働くようになる仕組みなのです。
第二位「小さく分けて考える 「悩む時間」と「無駄な頑張り」を80%減らす分解思考」菅原 健一
https://1book.biz/2023/05/15/sugawara-kenichi.html
【私の評価】★★★★★(95点)
時給30万円で企業にアドバイスする仕事をしている著者に、その思考法を学びましょう。自分が何を求めているのか、自分に何ができるかを分解して考えていくことで道が見えてくるのです。
第一位「元大統領顧問が導く「自立国家」日本の創り方」北野 幸伯
https://1book.biz/2023/12/11/kitano-yoshinori.html
【私の評価】★★★★★(95点)
アメリカの没落、中国の増長、ロシアとアメリカの対立を予言し、的中させてきた著者が、日本の進む道を提言しています。領土拡張を目指す中国にどう対処するべきか、日本の少子化、食料問題に私たちはどう行動していくべきなのでしょうか。
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