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「女子大生、オナホを売る。」神山 理子(リコピン)

2023/12/28公開 更新
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「女子大生、オナホを売る。」神山 理子(リコピン)


【私の評価】★★★★★(92点)


要約と感想レビュー

マーケティングは顧客の悩みを解決すること

オナホって、オンナ用スマホ?とよくわからずに読んでみたらたら、オナホとはオナニーホールという女性性器を模倣した男性用性具と判明。著者は大学生で20歳の時、シンガポールのウェブマーケッティグ会社で修行(インターン?)していました。その時、師匠ともいえる上司から「オナホ作れば?」という軽い一声から、オナホをネットで売ることになったのです。


マーケティングの基本は、顧客の悩みを解決することです。そのためにオナホを使う男性がどのオナホのどこが良いのか、何が悪いのかリサーチしなくてはなりません。著者は男友達に市販されているオナホを100種類送って実際に使ってもらい、1個1個の感想を聞いたという。また、100人の男性にオナホについてインタビューも実施しています。 


事業の本質は、顧客の悩みを解決することです(p188)

驚くべき著者の行動力

驚くのは仕事とはいえ、オナホの本質を知るために、ここまでするのか!という著者の行動力です。


マッチングアプリで男性を食事に誘って、食事を奢る条件で話を聞いています。また、SNSで「性欲の強い男性」アカウントを作って仲間を探して意見交換するなどして、100人もの男性にインタビューしているのです。世界一オナホに詳しい人になることを目標に、著者はリサーチを続けていったという。


こうしたリサーチの結果、オナホを使う男性が「自分にぴったりのオナホの選び方がわからない」、「オナホがすぐ壊れてしまう」といった悩みを持っていることがわかりました。著者は、この悩みを解決するため「使うほどに気持ちよくなる」育てるオナホというコンセプトの製品を作ったのです。


そして、オナホ好きが集まるオフ会に参加して作ったオナホを配り、使用後の感想をSNSでシェアしてもらって販促したという。行動力がものすごい。


理想状態を実現するための、彼らの表面的な欲求は何か・・解決策はなにか・・解決できない理由は何か(これが"本当の"悩みなる)(p55)

マグロ船に乗って視野を広げる

こうした著者の行動力は、学生時代に暖かいご飯とおかずが食べたいという理由で炊飯器と七輪を学校に持参し、お米を炊き、生シャケを駐輪場で焼いていたことにも表れています。結局、火災報知器とスプリンクラーを作動させてしまって停学処分になったという落ちまでついてます。


また、できる先輩がいろいろな趣味や他業種の友人を持っていることに気づき、著者は「自分とは違う生活圏で暮らす人」や「突き抜けた人」に積極的に会うようにしているという。具体的には、ひよこのオスメス仕分けバイトや、マグロ船に乗ってみたというのですから破天荒です。


女性がマグロ船に乗るってどういうこと!と思いながら読ませていただきました。マーケティングの実務も基本に忠実で、オナホということ以外はレベルの高さを感じました。★5とします。神山さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・自分の得意分野である・・「人よりもめちゃくちゃ好き」という狂った熱量(p34)


・埋もれないパッケージ・・この塩梅を見極めるには、A/Bテストをするしかありません(p157)


・商品ページを改善して最適化するために、Amazon広告を活用・・改善するためには、「クリック率」や「購入率」などの顧客行動の効果を数字で測定(p161)


▼引用は、この本からです
「女子大生、オナホを売る。」神山 理子(リコピン)
神山 理子(リコピン)、実業之日本社


【私の評価】★★★★★(92点)


目次

第1章 事業領域の選定方法 (女子大生、オナホ領域を選ぶ)
第2章 成功のためのインサイト発掘方法 (女子大生、オナホユーザーのインサイトを見つける)
第3章 売れる商品コンセプトの極意 (女子大生、オナホを作る)
第4章 AmazonD2Cの制し方 (女子大生、オナホを売る)
第5章 事業の売却 (女子大生、D2C事業を売る)



著者経歴

神山理子(かみやま りこ)・・・1997年生まれ。明治大学商学部卒。20歳の時にインターン先で音楽メディアの運営責任者となり、業界No.1までグロースして売却。その後シンガポールにて新規事業を立ち上げ、同事業の法人化を経て、オナホD2Cの会社を創業。自ら開発したオナホをAmazonランキング4位にまで育てるも過労のため退任。休暇3日目に新しい事業アイデアが閃き、休みもそこそこに自身2社目となる(株)ひだねを立ち上げる。創業1年で同社を売却し、ちゅくる(株)を設立。


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