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2024年:本のソムリエが選ぶおすすめ書籍ベスト30

2024/12/31公開 更新
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2024年:本のソムリエが選ぶおすすめ書籍ベスト

2024年も大晦日となりました。皆さんにとって、今年はどんな年だったでしょうか。

本のソムリエの2024年は、
七ヶ浜町でのサーフィンを開始
・経営者の会に参加開始
・月1回の実家訪問定例化など
60歳以降の生活をイメージしながら、新しいことにチャレンジした1年でした。

もちろん無料書評メルマガは継続、近くの図書館での月1回の無料「本のソムリエの読書大学」も継続しています。

60歳以降、読書普及に力を入れるのか、それとも読書による改善効果に力を入れるのか決めきれないところもありますが、いろいろ試してみて、うまくいけば継続するという形がよいのかなと考えています。2025年も来年も無理のない範囲でメルマガは書いていきますので、読者の皆さまと一緒に、良い年を迎えたいと思います!

では、2024年の本のソムリエが選んだおすすめベスト30冊を見ていきましょう。


2024年:本のソムリエが選ぶおすすめ書籍ベスト30

  1. 2024年ベスト1位~10位
  2. 2024年ベスト11位~20位
  3. 2024年ベスト21位~30位



第1位「竹之内の失敗―挫折・絶望・逆境を乗り越える、「ユダヤファミリーの教え」」竹之内教博

「竹之内の失敗―挫折・絶望・逆境を乗り越える、「ユダヤファミリーの教え」」竹之内教博
【私の評価】★★★★★(97点)
https://1book.biz/2024/10/15/takenouchi-yukihiro.html


第2位「無名の男がたった7年で 270億円手に入れた物語」竹之内 教博

「無名の男がたった7年で 270億円手に入れた物語」竹之内 教博
【私の評価】★★★★★(97点)
https://1book.biz/2024/10/04/riracle.html

1位と2位は「りらくる」創業者の竹之内さんの2冊となりました。仕事と人生には裏と表があり、これらの本はその裏と表をみごとに表現しているのです。自分は人生で何を大切にしているのか、考させられる一冊でした。竹之内さん、おめとうございます!


第3位「頭のいい人が話す前に考えていること」安達裕哉

「頭のいい人が話す前に考えていること」安達裕哉
【私の評価】★★★★★(96点)
https://1book.biz/2024/05/16/adachi-yuuya.html

私はコンサルタントとは、経営者にアドバイスをする職業ではなく、経営者に寄り添って決断を助けてあげる存在だと思っています。著者も経営コンサルタントとして、単にアドバイスするな、意見を言うな、にかく相手に話してもらえといっています。

基本的に経営者は優秀であり、自分の事業について考え続けてますので、それほど助言する必要も意味もないのです。


第4位「お父さん、日本のことを教えて!」赤塚高仁

「お父さん、日本のことを教えて!」赤塚高仁
【私の評価】★★★★★(96点)
https://1book.biz/2024/04/26/akatsuka-koji.html

ユダヤを研究している著者が、日本の歴史を語ることによって、日本の神話の素晴らしさを際立たせる一冊になっています。

1000年以上にわたって、国民のために祈り続けた天皇という仕組みの晴らしさを再認識させてくれるのです。


第5位「反回想―わたしの接したもうひとりの安倍総理」青山繁晴

「反回想―わたしの接したもうひとりの安倍総理」青山繁晴
【私の評価】★★★★★(95点)
https://1book.biz/2024/09/25/aoyama-shigeharu.html

安倍元首相と非常に近い関係にあった青山氏による「安倍元首相との思い出」をまとめたものです。

青山氏の提案に対し、硫黄島遺骨収集のように安倍首相が賛同したものもあるし、統一教会と距離を置くことや、慰安婦合意のように反対の決断をしていることもあるとわかります。

この本がどこまで書いているのか分かりませんが、なるほど政治とはこうやって動いていくのかと納得しました。


第6位「きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」」田内学

「きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」」田内学
【私の評価】★★★★★(95点)
https://1book.biz/2024/02/07/money.html

元ゴールドマンサックス証券の著者が教えてくれるのは、お金が多ければインフレになるわけではないということです。お金が多くても、少なくても実際に仕事をしている人がいれば、社会はいつもどおり回るのです。

ただ、お金の量にかかわらず、働いてくれる人が少なくなったり物が不足したりすると、インフレになるというのが本質だというのです。お金に価値はない、もっと大事なものがあるなどと著者は「当たり前のようですが、わかっていない人が多いこと」を教えてくれるのです。


第7位「語学の天才まで1億光年」高野 秀行

「語学の天才まで1億光年」高野 秀行
【私の評価】★★★★★(95点)
https://1book.biz/2024/03/06/takano-hideyuki.html

幻の怪獣ムベンベを探しにアフリカへ行っていたという著者は、25以上の言語を学んできました。なぜ、現地調査のために、そこまで地元の言語を学ぶのかといえば、それが現地人にウケる!からなのです。

誰も行かなところに行くという著者のポリシーにぶっ飛びました!


第8位「死体は今日も泣いている 日本の「死因」はウソだらけ」岩瀬 博太郎

「死体は今日も泣いている 日本の「死因」はウソだらけ」岩瀬 博太郎
【私の評価】★★★★★(95点)
https://1book.biz/2024/07/16/iwase-hirotaro.html

日本は死因究明の発展途上国!と告発する一冊です。日本で冤罪が起きる原因は、遺体を解剖せず、供述に頼った捜査を重視する警察の体質があるという。

これは日本の制度上問題もあるようで、恥ずかしいやら、情けないやら誰かなんとかしていただきたいものです。


第9位「楽しくなければ成果は出ない」田中 マイミ

「楽しくなければ成果は出ない」田中 マイミ
【私の評価】★★★★★(94点)
https://1book.biz/2024/12/19/tanaka-maimi.html

ドン・キホーテの圧縮陳列を考えた人、ドン・キホーテの歌を歌っているのが著者なんです。本当に楽しんで仕事をしよう!というオーラがすごいなと感嘆しながら読みました。


第10位「ルトワックの日本改造論」エドワード・ルトワック

「ルトワックの日本改造論」エドワード・ルトワック
【私の評価】★★★★★(94点)
https://1book.biz/2024/04/22/edward-luttwak.html

軍事戦略の専門家の日本へのアドバイスは、出生率の向上と、軍事力の強化です。

スウェーデン、フランス、イスラエルのように「五歳まで育児の無料化」をすれば出生率は上がるだろうというのが著者の提案なのです。


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第11位「営業の神さまが笑うとき」高橋恵

「営業の神さまが笑うとき」高橋恵
【私の評価】★★★★★(94点)
https://1book.biz/2024/03/20/takahashi-megumi.html

著者はトップ営業マンからPR会社「サニーサイドアップ」を創業し、今では中田英寿やコシノジュンコをサポートし、東証一部に上場しています。

著者の営業スタイルは、保険のおばさんスタイルです。飴をあげたり、お礼状を出したり、合コンをセットしたり、相手に頼まれた以上のことを提供してお客さま一人ひとりと、強いつながりを作っていくのです。そうして相手を喜ばせたいという気持ちで動いていると、不思議と困ったときに助けてくれる人が現れるのだという。


第12位「となりの億万長者が17時になったらやっていること」嶋村 吉洋

「となりの億万長者が17時になったらやっていること 大富豪が教える「一生困らない」お金のしくみ」嶋村 吉洋
【私の評価】★★★★★(94点)
https://1book.biz/2024/04/18/shimamura-yoshihiro.html

著者の伝えたいことは、独立起業するなら「自分を真剣に応援してくれるコミュニティ」を作ってから起業するということです。本当の友人であれば、あなたがラーメン屋さんをはじめれば、頻繁に通ってくれるでしょう。

そんな友人が20人もいれば、ラーメン屋は固定費くらいは稼げるのです。そうやって最初の立ち上げ期の知名度のない時期を乗り切れば、ラーメン屋も知名度も上がって、定着する可能性が高まるのです。


第13位「北関東「移民」アンダーグラウンド ベトナム人不法滞在者たちの青春と犯罪」安田 峰俊

「北関東「移民」アンダーグラウンド ベトナム人不法滞在者たちの青春と犯罪」安田 峰俊
【私の評価】★★★★★(93点)
https://1book.biz/2024/09/09/underground-vietnam.html

群馬県の太田市や伊勢崎市は、不法滞在のベトナム人の集積地になっているという。逃げた技能実習生のベトナム人は、ベトナム人同士で部屋をシェアして住んでいます。

そうしたベトナム人の特徴は、後先を考えない行きあたりばったりに行動する、ベトナム社会でも優秀とは言えない人材が多いのです。必然的に犯罪に走る可能性が高いのです。


第14位「V字回復の経営増(補改訂版)」三枝匡

「V字回復の経営」三枝匡
【私の評価】★★★★★(93点)
https://1book.biz/2024/05/20/saegusa-tadashi.html

この本は、著者がコンサルタントとして建設機械のコマツで実際に行った業務改革の内実を、小説形式で表現したものです。「コマツ」の売上高は現在2兆円ですが、2000年当時は売上高1兆円。公共事業が低迷する中で、リストラしながらなんとか黒字を維持している状況でした。

当時のコマツでも産業機械事業は実質赤字で、本業である建設機械の足を引っ張っていました。小説の中では赤字事業を2年で黒字化しなければ閉鎖するという条件で、若い事業本部長が改革に取り組んでいきます。


第15位「システム発注から導入までを成功させる90の鉄則」田村 昇平

「システム発注から導入までを成功させる90の鉄則」田村 昇平
【私の評価】★★★★★(92点)
https://1book.biz/2024/03/13/tamura-shohei.html

システム開発においては、ベンダー選定までに4割くらいの時間をかけなさい!と教えてくれる一冊です。システム開発に時間をかけるのではなく、事前のベンダー候補への依頼と選定プロセスに時間をかけるのです。

つまり、よくある失敗は提案依頼書を社内で了解を取らずに、数社のベンダーから選定してしまうことです。社内で情報が共有されないどころか、ベンダーに丸投げしたら会社の要求に合うものを作れないということさえあるという。

ソフトウェア開発に関わらず事前の準備が大事だと、再確認しました。


第16位「先が見えない時代の「お金」と「幸福」の黄金比 最短最速で結果を出して幸せに生きる! 新しい「お金の思考法」」イングリッシュおさる

「先が見えない時代の「お金」と「幸福」の黄金比 最短最速で結果を出して幸せに生きる! 新しい「お金の思考法」」イングリッシュおさる
【私の評価】★★★★★(92点)
https://1book.biz/2024/03/04/english-osaru.html

著者は、ネットでオリジナル英語教材を売り、英語の高額個別授業で億単位の売り上げを上げています。ただ、著者が注意していることは、ネットの世界は変化が激しいので、億単位の利益が出ても、生活水準を上げないことです。

仮に急に売り上げがなくなっても、生活できるように準備しておくことが大事なのです。ネットで億を稼いで、生活水準を上げて必ずしも幸せになっていない人が多いことを知っているのでしょう。


第17位「拝啓、諭吉様。もし現代の若者が『学問のすすめ』を学んだら」永松 茂久

「拝啓、諭吉様。もし現代の若者が『学問のすすめ』を学んだら」永松 茂久
【私の評価】★★★★★(92点)
https://1book.biz/2024/11/29/fukuzawa-yukichi.html

現代小説版「学問のすすめ」です。福沢諭吉は、出身地の中津に英語を学べる中津市学校を開設しました。そして、中津市学校の生徒に対し、学ぶことの大切さを説明した小冊子が「学問のすすめ」なのです。偶然にも著者も中津市出身とご縁が深いのにもびっくりしました。

著者と福沢諭吉が伝えたいことは同じです。自分の志を持つこと。「この仕事で世の中をよくするんだ」と考えながら仕事をする人のことを「志の高い人」と言うのです。「学問のすすめ」の素晴らしさを伝える一冊になっています。


第18位「移動する人はうまくいく」長倉 顕太

「移動する人はうまくいく」長倉 顕太
【私の評価】★★★★★(92点)
https://1book.biz/2024/10/31/nagakura-kenta.html

著者の伝えたいことは、好きなことより、新しいことをするということです。新しい場所、新しい出会いを自分に与えるのです。具体的には、年4回海外旅行、年4回国内をノルマ化しているという。著者は自分に「初体験」をさせ続けるようにしているのです。

特に、人は実物を見て感じたものになれるので、自分が理想とする生き方をしている人に会いに行くようにしているという。例えば、書店イベントなどに行って、著者に会うのです。業界トップの人の思考法や立ち居振る舞いを見るだけでも大きな刺激となるというわけです。


第19位「GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代」アダム・グラント

「GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代」アダム・グラント
【私の評価】★★★★★(92点)
https://1book.biz/2024/07/12/give-and-take.html

この本で面白いのは、一番生産性の低い技術者はほどんどがギバーですが、もっとも生産性の高い技術者も、ギバーという事実です。

生産性の低いギバーは、自分の仕事が忙しくても、他の人からお願いされると手伝ってしまうので、自分の仕事がおろそかになります。悪く言えば、断れない良い人、お人好し、うまく使われる人なのです。

一方の生産性の高いギバーは、他人のために行動するので、関係者の信頼を得ることで、良い人脈を作り、仕事や情報が集まって、仕事をうまく回せているのです。


第20位「破天荒ドクター 常識の枠を超え、突き抜ける! Dr. Balaの56の流儀」大村和弘

「破天荒ドクター 常識の枠を超え、突き抜ける! Dr. Balaの56の流儀」大村和弘
【私の評価】★★★★★(92点)
https://1book.biz/2024/07/17/omura-kazuhiro.html

著者は最高難度といわれる内視鏡を使った鼻腔腫瘍の手術のエキスパートです。手術時間は6時間から10時間、最長でも13時間に及ぶという。

その一方、ボランティアでアジアの医師たちと共同で医療活動を続けています。アジアでの活動は医者として評価されるわけではありませんが、夏休みに1週間、自費でアジアに出かけ、現地の医師と情報交換することは、心躍る楽しい「趣味」のようなものだという。


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第21位「人材は「不良社員」からさがせ -奇跡を生む「燃える集団」の秘密」天外 伺朗

「人材は「不良社員」からさがせ -奇跡を生む「燃える集団」の秘密」天外 伺朗
【私の評価】★★★★★(92点)
https://1book.biz/2024/06/18/tenge-shiro.html

ソニーでCD、犬型ロボットAIBOなどの開発を主導した著者が教えてくれるのは、画期的な商品を開発するのは、不良社員だということです。なぜならば、画期的な商品を開発する既存の常識にとらわれない人材は自尊心が強く、性格的にも妥協がなく、直言するタイプだからです。

しかし、そうした人材は組織の中で対立を引き起こし、三流の上司に物申すのです。日本の組織ではそうした人材は「チームワークを乱す」とみなされ、組織人として不適格者として干され、不良社員とされるわけです。


第22位「結果を出すチームのリーダーがやっていること NECで学んだ高効率プロジェクトマネジメント」五十嵐 剛

「結果を出すチームのリーダーがやっていること NECで学んだ高効率プロジェクトマネジメント」五十嵐 剛
【私の評価】★★★★★(91点)
https://1book.biz/2024/06/11/igarashi-tsuyoshi.html

トップダウン型の仕事で成果を出していた著者は、39歳で部長となります。ところが、50代となって赤字プロジェクトの火消し役に任命されるも、トップダウン型ではうまくいかず著者は難聴になってしまいます。

そんなとき、上司のアドバイスで気付いたのは叱責ではなく現場の声を聞き、それらを仕事の進め方に反映するボトムアップ型の仕事術です。ボトムアップ型に変更したところ、成果が出てきたという。著者の苦難と成長が伝わる感動の一冊です。


第23位「あなたの商品のウリを1秒で伝えてください」弓削 徹

「あなたの商品のウリを1秒で伝えてください」弓削 徹
【私の評価】★★★★★(91点)
https://1book.biz/2024/05/08/yuge-toru.html

著者の「キャッチコピー・セミナー」で教えている内容です。ウリを伝える図解(キービジュアル)の表現パターン17例と構図パターン24例を「著者の手書き図解」がありがたい。

キャッチコピーは一言でウリを伝え、キービジュアルは一枚の絵でウリを伝えます。本当に難しいのは、消費者のタテマエを排除し、本当の商品のウリを見つけることなのです。


第24位「お金をかけずにお客様が戻ってくる繁盛店の作り方」下川部康雄

「お金をかけずにお客様が戻ってくる繁盛店の作り方」下川部康雄
【私の評価】★★★★★(91点)
https://1book.biz/2024/02/23/shimokawabe-yasuo.html

飲食店オーナーとして、自転車操業状態からの家賃滞納、地震によるキャンセルで200万円の資金ショートの危機を乗り越えてきた著者が教える飲食店経営のコツです。

著者はお酒を単に飲む場所でなく、農家や猟師たちの思いを伝える場所と定義し、「日本一椎茸の焼き方にうるさい店」とPRしたら集客が2倍になったという。

それ以外にも定期イベントで集客する、オンラインショップで収益化する。フェイスブック、LINEで告知する。時々ダイレクトメールで告知する。トイレを20分かけて掃除するなど、実践が素晴らしい。


第25位「リーダーシップは「見えないところ」が9割」吉田幸弘

「リーダーシップは「見えないところ」が9割」吉田幸弘
【私の評価】★★★★★(91点)
https://1book.biz/2024/05/13/yoshida-yukihiro.html

自分で指示命令して部下を動かして成果を出していくリーダーは、短期的には成果が出ますが、言われたことしかしない人が育つという。また、そのリーダーへの反発が表面化したり、リーダーがいなくなってしまうと成果が出なくなってしまうという結果になるらしいのです。

見えないところで部下をサポートするリーダーは、部下の役割分担を決めたり、仕事の方向性や重点を指示したり、チームのルールを決めたりして、メンバーを支援します。すると、自発的に動ける人が育つというわけです。


第26位「記憶脳」樺沢紫苑

「記憶脳」樺沢紫苑
【私の評価】★★★★★(91点)
https://1book.biz/2024/05/30/kabasawa-shion.html

樺沢さんの記憶術の基本は、徹底したアウトプット(復習)です。樺沢さんは映画を見終わったら、すぐにその内容や感想をノートにメモするのです。(復習1回目)そしてそのメモから、メルマガを書いていたという。(復習2回目)

樺沢さんの試験勉強法は、過去に出題された問題をノートにまとめることです。ノートを見た瞬間に、視覚でイメージとして情報が頭に流れ込んでくるという。


第27位「山の上のパン屋に人が集まるわけ」平田はる香

「山の上のパン屋に人が集まるわけ」平田はる香
【私の評価】★★★★★(91点)
https://1book.biz/2024/01/11/waza2.html

長野県の山の上のパン屋さんが、年商3億円を達成している理由はどこにあるのでしょうか?

パンは作るのに時間がかかるし、薄利多売で儲かりません。過労で倒れてしまった著者は、20種類以上作っていたパンを2種類に減らし、自分が愛用している日用品も売ることにしました。また、低温長時間発酵にすることでパンの発酵を24時間サイクルに延長して、営業時間を9時から16時にしたのです。

また、実店舗の売上が季節によって変動するので、オンラインストアは予約制にして、販売量を調整してパンの需要を一定にするようにしています。それでもパンが余ったときのために、余ったパンを加工してお菓子や喫茶で流用するようにしているという。


第28位「プーチンはすでに、戦略的には負けている-戦術的勝利が戦略的敗北に変わるとき」北野幸伯

「プーチンはすでに、戦略的には負けている-戦術的勝利が戦略的敗北に変わるとき」北野幸伯
【私の評価】★★★★★(90点)
https://1book.biz/2024/04/30/kitano-yoshinori.html

ロシアのウクライナ侵攻は、ウクライナ東部を占領して終わりそうです。そうした戦術的勝利の代償として、ロシアは国際的に孤立し、経済成長しなくなりました。

さらに、ロシアの軍事力が思ったほど圧倒的ではないことが明らかとなり、ロシアの勢力圏であった中央アジアが中国に接近しています。ロシアは中国に頭が上がらなくなってしまったのです。戦略的には、大きな敗戦と考えられるます。


第29位「仕事ができる人が見えないところで必ずしていること」安達 裕哉

「仕事ができる人が見えないところで必ずしていること」安達 裕哉
【私の評価】★★★★★(90点)
https://1book.biz/2024/05/29/adachi-yuya.html

仕事ができる人が必ずしていることは、会議の前に関係者全員に対して個別に話を通しておくこと。そして上司を支援して、上司の得意なところを発揮させ、上司を出世させることです。

逆に、頭のいい人の失敗を避けることも大切です。それは、仕事を部下から取り上げたり、人に相談することができず、独断に走ること。部下に期待しないので、部下がついてこないこと。そして、正論を主張し相手を論破して、敵を作ることです。


第30位「15歳からの地球温暖化 学校では教えてくれないファクトフルネス」杉山 大志

「15歳からの地球温暖化 学校では教えてくれないファクトフルネス」杉山 大志
【私の評価】★★★★★(90点)
https://1book.biz/2024/07/31/sugiyama-taishi.html

地球温暖化は本当にCO2増加によるものなのか?と疑問を呈し続けている、杉山さんの一冊です。よく猛暑で「80年ぶりの猛暑」などと報道されますが、80年前も暑かったわけで100年で1℃も上昇していないのだという。

また、地球温暖化によって台風や山火事が増えたり、海水面の上昇や農産物への被害をマスコミは報道しますが、データ的に証明されたものは少ないという。


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