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「自分らしさを言葉にのせる-売れ続けるネット文章講座」さわらぎ寛子

2020/11/06公開 更新
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【私の評価】★★★☆☆(79点)


要約と感想レビュー

「自分の言葉で仕事をつくる」というネット文章講座を開催している著者が教えてくれる文章の書き方です。書き方の基本は、自分の伝えたいことを明確にし、相手に響く言葉に変えること。ただ、売れ続けるためには借り物の言葉ではダメで、自分らしさが必要です。


例えば、友人4人とランチに行ったとしたら、「おいしそうに感じるメニュー名」とか「店員さんの声掛け」がネタになります。日常の出来事をすべて自分の言葉で表現するのです。つまり、バズった言葉を真似るのではなく、自分の熱い想いを伝えていく必要があるのです。


・どうやって「自分の言葉」をつくるのか・・・思っていることをすべて吐き出してみましょう・・・誰かに聞いてもらうことでも、言葉にできる(p107)


実績のあるキャッチコピーを使えば、短期間に売上をあげることは可能なのです。ただ、長く愛されるためには商品の魅力よりも、自分の魅力でお客さまに興味を持ってもらうほうがいいのです。つまり、自分というブランド、自分の価値観を伝えていくことで自分のファンを作っていくのです。そのために自分の価値観を言葉にのせてアウトプットしていくということです。


例えばセミナーや講座を開催したら、「開催報告記事」を投稿します。イベントの報告記事を投稿したときが一番、申込が入るのだという。また、普段自分が何気なくやっていることで「それ、どうやっているの?」「もっと知りたい」「詳しく教えて」と言われることがネタになるというのです。


・ブログやSNSを通して、どんな価値観を伝えていきたい?・・・熱い思いを書いてみましょう(p164)


確かに良い商品よりも、義理と人情で「この人」だから買ってくれるほうが強いと思いました。よくファンのコミュニティを作っている人がいますが、これが理想なのでしょう。そのためにも自分らしさとは何か、自分の得意なところは何か、どういった想いを伝えていくのか、意識する必要があるのでしょう。さわらぎさん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・「もの」を売るよりも「人」で売れる方が強いのです(p3)


・ベタに書いて、尖らせていく(p118)


・商品購入者のみのコミュニティをつくることです・・・私も講座の卒業生には、希望者のみで、添削やオンラインコンサルを受けられるフォローグループを月額制でつくっています(p29)


・SNSやブログで自分の発信に興味を持って読んでくれる人は「そのジャンルのことに対して、わかっているけどできない人」です・・・(p196)


▼引用は、この本からです

さわらぎ寛子、ぱる出版


【私の評価】★★★☆☆(79点)


目次

第1章 ネットで売れる文章が変わってきた
第2章 自分にしか書けないことを見つける
第3章 自分の言葉をつくる
第4章 日々の出来事をすべてコンテンツにする



著者経歴

さわらぎ寛子(さわらぎ・ひろこ)・・・コピーライター。コトバワークス株式会社代表取締役。1978年生まれ。関西大学社会学部卒業後、コピーライターとして広告制作を手掛ける。書いたコピーは3万件以上。「2時間でキャッチコピーが作れる」メソッドを独自で開発。現在は、東京・大阪・オンラインで「自分の言葉で仕事をつくる」をテーマにした講座を開催。私生活では、2男1女の母。


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