「発信力を強化する 「書く」「話す」サイクル」さわらぎ寛子
2022/04/01公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
要約と感想レビュー
この本ではコピーライターが、ファンを増やして選ばれる人になる方法を教えてくれます。まず、自分のメディアで自分を出していくことからスタートします。twitter、facebook、noto、ブログのようなものでしょうか。そして、自分のやっている活動に名前をつけることでブランディングがはじまるのです。
ファンを増やすために、得意なことで情報発信していきます。書くのが得意な人はメールマガジンやLINEを中心として情報発信。話すのが得意な人はライブ配信で情報発信。これらを組み合わせてもよいのでしょう。もちろん、自分の活動が多くの人に認められファンが増えていくことが理想ですが、何をやっていくのか、最初は試行錯誤が続くのでしょう。
・自分のやっている活動に、名前をつける(p168)
コンテンツ作りで大事なのは、ファンが何を自分に求めているのかということです。楽しい気分にしてほしいのか、専門知識を教えてほしいのか、裏側の情報を教えてほしいのか、自分に求められているものがあるはずなのです。
そうしたコンテンツを起承転結やサンドイッチ(PREP)といったテクニックを使って、わかりやすく情報発信していきます。最終的にはオンラインサロンのような形でファンを集め、自分のコミュニティが作ることができれば、永続的に活動を続けていくことができるようになるのです。
・話すのが得意な人:twitter、facebook→noto、ブログ→ライブ配信→セミナー、動画商材→オンラインサロン・コミュニティ(p38)
コンテンツを提供し続けるのが、一つの壁のような気がしました。テーマを決めて、情報発信を続けてファンを維持するというのは、一筋縄ではいかないと思うのです。著者の例では、セミナーや普段の生活の中で「ああ言えばよかった」という体験をメルマガやブログのネタにしているとのことです。常にコンテンツを探しているということがわかります。
逆の視点に立てば、情報発信しているからこそ、情報に敏感になり、情報が集まってくるということでもあるのでしょう。そして情報の集まるところに人が集まるのです。自分の得意なところで情報発信して、実力をつけて、ファンが集まれば活動自体が面白いのではないかと感じました。まずは、情報発信からですね。
さわらぎさん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・自分が何を求められているのかを掴む(p23)
・とにかく1本つくってアップする(p30)
・書くのが得意な人:twitter、facebook→noto、ブログ→音声配信→メールマガジン、LINE→本、商材→オンラインサロン・コミュニティ(p38)
・サンドイッチは、主張(思い、意見)をまず示し、理由や具体例を挟んで、最後にもう一度主張を述べる方法です(p60)
・起承転結・・・事実(できごと)→エピソード→価値観(大事にしていること)→行動(p64)
・集める素材は、「事実」「エピソード」と「思い」「感情」(p76)
・具体ばかりだと、何のためにするか、わからない
抽象ばかりだと、何をしていいのか、わからない(p94)
・「五感」を使った表現を入れると、読み手や聞き手に臨場感が伝わるようになります(p96)
・1つのことに絞って書く=他のことを削る(p120)
【私の評価】★★★☆☆(77点)
目次
第1章 「書く」と「話す」の誤解
第2章 「書く」と「話す」の伝わる7STEP
第3章 「書く」と「話す」のお悩み解決例
第4章 「書く」と「話す」の実践レッスン
第5章 「書く」と「話す」の相乗効果
著者経歴
さわらぎ寛子(さわらぎ ひろこ)・・・コピーライター。コトバワークス株式会社代表取締役。1978年生まれ。京都府出身。関西大学社会学部卒。書いたコピーは3万件以上。「2時間でキャッチコピーが作れる」メソッドを独自で開発。現在は、リアルとオンラインで自分メディアを使って集客する「自分の言葉で仕事をつくる」講座を開催。私生活では、2男1女の母。
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