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ワクチン接種を悩んでいる人が読むべき6冊の本

2021/09/18公開 更新
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ワクチン接種


ワクチンの真実

「コロナワクチンを接種するのか、それとも打たないか」悩んでいる人は多いと思います。判断にあたって納得できるだけの情報があれば、不安や疑問のかなりの部分が解消されるのではないでしょうか。

コロナワクチンでは、これまでヒトに接種したことのない核酸ワクチンや、最近実績のあるベクターワクチンといった新技術が使われています。すでに世界でコロナワクチンの接種が進んでおり、長期的な影響の評価はできていませんが、副反応よりもメリットのほうが大きいという評価は信頼できるものだと思います。


ワクチンの闇

そもそもワクチンとは、副反応を許容した製品です。つまり、数万人の命を救うために別の命が一定割合で失われるという事実を許容するものなのです。したがって海外では、ワクチンの副反応の被害者は補償制度で守られます。そして製薬会社は免責となります。免責の意味は「訴訟をおこせば補償は受けられない。補償を受けたら訴訟は起こせない」という意味です。

例えば、子宮頸がんワクチンの海外の副反応データでは1000万接種当たりアナフィラキシー・ショック症状が10件、筋力低下するギラン・バレー症候群が6件、急性脳脊髄炎4件となっています。ワクチンとは多数の命を救うために少数の健康や命を引き換えにするという哲学的な問題を含んでおり、科学的に実証されたデータに基づき、より多くの命を救うという政策決定者の強い意思が必要なのです。


子宮頸がんワクチン問題

ちょうど昨日、子宮頸がんワクチンの「積極的勧奨」再開に向け10月中に審議開始とのメディア報道がありました。子宮頸がんでは毎年3000人の女性が亡くなっています。そのため、海外で90%以上の効果が期待できるワクチン接種が2013年4月に開始されたのです。

ところが、ワクチンを接種した子どもに"激しいけいれん"等の症状が出たということで全国子宮頸がんワクチン被害者の会が、国とメーカーを提訴しました。マスコミもこれに連動して、データに基づかない感情的なワクチン反対キャンペーンを行いました。そのため子宮頸がんワクチン予防接種は、積極的な勧奨が中止となり、自己負担の「任意接種」となったのです。接種率は1%未満に下がり、今も年3000人のお母さんが命を落とし続けています。

予防接種の中止ではなく、「任意接種」としているところがポイントです。厚労省は「ワクチンは有効性が確認されている」というスタンスであり、反対グループを意識して「任意接種」にしているのです。批判を恐れて接種はやめないけど任意ですと、両方に言い訳できる選択肢であり、実質的には毎年3000人の命を見捨てるという判断をした結果が「任意接種」ということなのです。


ワクチン接種を悩んでいる人が読むべき6冊の本

  1. 新型コロナワクチンとは
  2. 子宮頸がんワクチンの悲劇
  3. 日本はワクチン後進国

ワクチンについて知るために、参考にした書籍をご紹介しましょう。すべての書籍で言われていることは、日本は世界の中でも有数のワクチン発展途上国ということです。

多くの人の命よりも、ワクチンで健康被害を受ける少数の権利主張を尊重する国。データより感情が優先する国が日本なのです。感情を優先する日本にも良い点があると私は思っていますが、ワクチン行政については、悪いところが極端に表面化してしまったと言えるのでしょう。日本人として残念です。


新型コロナワクチンとは

「新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実」峰宗太郎
「新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実」峰宗太郎
【私の評価】★★★★☆(80点)
https://1book.biz/2021/01/21/covid19.html

「知らないと不都合な真実」とは、日本人は数万人を救うであろうワクチン接種を、わずか数人の副反応で中止してしまう感情的で非合理的な民族である、ということでです。そうした日本人の特性を過去の痛い経験から学んだ政策決定者は、たとえ数万人の命を救うであろうとも自分が責任を問われなくなるまでワクチン接種を拡大しないのでしょう。


「新型コロナワクチン: 遺伝子ワクチンによるパンデミックの克服」杉本 正信
「新型コロナワクチン: 遺伝子ワクチンによるパンデミックの克服」杉本 正信
【私の評価】★★★☆☆(77点)
https://1book.biz/2021/08/10/vaccine.html

著者は、アストラゼネカと同じウイルスベクター(VV)ワクチンの開発に取り組んだ経験のある研究者です。研究者なので、淡々とワクチンの仕組みや、公表されていないワクチン単価などを教えてくれる本です。


子宮頸がんワクチンの悲劇

「ワクチンは怖くない」岩田健太郎
「ワクチンは怖くない」岩田健太郎
【私の評価】★★★★★(97点)
https://1book.biz/2020/05/11/iwata.html

感染症の専門家としてテレビでよく見かける岩田健太郎医師の、ワクチン行政への提言です。海外と比べると日本のワクチン行政には様々な課題が見えてくるという。

なぜ海外ではワクチンの副作用は免責なのに日本ではワクチンへ訴訟があるのか。なぜ、海外で定期接種となっているおたふくかぜやA型肝炎ワクチンは日本では任意接種なのか。なぜ、日本で肺炎球菌ワクチンは、65歳、70歳、75歳・・5歳刻みでしか予防接種を受けることができないのか。ワクチンの課題は、たくさんありそうです。


10万個の子宮:あの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか
「10万個の子宮:あの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか」村中 璃子
【私の評価】★★★★★(90点)
https://1book.biz/2018/04/16/HPV.html

著者が子宮頸がんワクチン接種を推奨する理由は、次の2つの事実です。一つ目は、海外のデータでも名古屋市のデータでもワクチン接種による副作用と思われる症状の増加は見られないこと。

二つ目は、西岡久寿樹氏、横田俊平氏、黒岩義之氏などが提唱する子宮頸がんワクチンにより発症する神経免疫異常症候群(HANS)には検査所見や科学的な証拠がないということです。


日本はワクチン後進国

「ワクチン鎖国ニッポン―世界標準に向けて」大西正夫
「ワクチン鎖国ニッポン―世界標準に向けて」大西 正夫
【私の評価】★★★★☆(82点)
https://1book.biz/2021/01/12/vaccine.html

日本ではワクチンには重大な副作用が多すぎる、といった非難をする人たちが多く、海外で有効性が証明されていても日本では接種されていないワクチンがあるという。そもそもワクチンは副反応を共用した製品であり、海外ではワクチンの副反応については被害者は補償制度で守られます。そして製薬会社は免責されるのです。

ところが日本では国の補償はあるものの、重ねて訴訟を起こすことも可能であり、国の補償も認定基準があいまいです。厚労省が罪深いのは、こうした問題を知っていながら、放置しているということなのでしょう。


「ワクチン学」山内一也
「ワクチン学」山内一也、三瀬勝利
【私の評価】★★★☆☆(78点)
https://1book.biz/2021/01/15/vaccine.html

日本は世界でも有数のワクチン後発国であるという。その原因は、ワクチンの検査官の数が少ないこと。また、ワクチンの特性を日本国民が理解せず(誤解)、補償と免責を含めた制度が海外に比べ劣っているということです。その結果、ワクチンの副作用をマスコミが大々的に取り上げたことで大事件となり、ワクチン接種を中断したり、健康被害救済制度を後追いで充実させるなどしているのが現実なのです。



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