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「一日一冊を18年続けてわかったこと」本のソムリエ

一日一冊


一日一冊の読書は可能


 読もうと思った本が一か月以上も机の上に置かれてある人、大学の次の授業までに何冊も読まなくてはならなくなった人,上司からこれを読めと厚い本を渡され困っている人にとって、そもそも一日一冊なんて嘘じゃないのかという疑問があるかもしれません。大丈夫です。短期間に厚い本を読み切り,その内容を頭の中に叩き込むことは可能です。

 一冊の本を数時間で読み切り,一日に何冊もの本を読むなど,とても難しいことに思えるでしょう。しかし,思い込みさえなければ、できないことはありません。普通の人が読むスピードは1分あたり500~700文字といわれています。普通の文庫や新書が10万文字くらいとすれば140分で読み切ることができるのです。2時間半くらいです。

 2時間半は長いと感じる人が多いかもしれませんが、長めの映画、テレビのスペシャル番組と同じ長さだとすれば思ったより短いのではないでしょうか。普通に読んでも2時間半で一冊の本が読めるのですから、必要なのは本を読もうという気持ちと,楽に読み進めるコツを知ることと,そして、今から始めることです。


読書の習慣化


 一日一冊を18年続けてわかったことは、読書を続ける秘訣は「習慣」に組み込むということです。あなたは毎日どのような習慣を持っているでしょうか。仕事を除けば,通勤,テレビ,インターネット,ゲーム,音楽,食事,風呂,トイレなど,あなたの毎日はこれらのことで消費されていきます。私もYouTubeを見ていて,あっという間に一時間が過ぎていた,ということが少なくありません。ついテレビを見ていたら,すぐに1時間,2時間は経ってしまうのです。

 毎日の習慣の中のどこかに読書を組み込みましょう。私は通勤時間に本を読んでいます。それ以外なら,トイレで本を読む。風呂で本を読む人もいるようです。私は車に乗っているときは、オーディオブックを聞いています。自分の生活習慣の中に、読書の時間を組み込んでいくのです。テレビやインターネットを見る時間を減らすのは難しいことですが,テレビを録画して早送りしながら見たいところだけ見る,YouTubeは倍速で見るなどの工夫もできるはずです。

 このように読書を習慣に組み込むことで,無理なく読書を続けることができます。はじめは短時間でも,トイレで30分くらい読書できるようになるかもしれません。通勤時間も立ちながら読むのは疲れるかもしれませんが,続けているうちに私のように立っているほうが眠くならないので、あえて立ち読みするようになるかもしれませんよ。


こまぎれ読書でリフレッシュ


 いくらやる気があっても,人の集中力が続く時間には限界があります。人は疲労する動物なのです。学校でも40分勉強して10分休むように,集中力を維持するためには定期的な休憩,気分変えが必要です。読書も30分もすると疲れてきて,休憩するか場所を変える必要があるのです。

 ライフハックの本を読むと,30分読んだら10分休むなど書いてありますが,実際にやるのは難しいでしょう。私の場合は,片道30分の通勤時間に本を読んでいますので,自動的に30分間読んで切り替えるということができています。行き帰りの1時間弱の通勤でビジネス書なら1日1冊読むことが可能です。トイレでも30分も本を読んでいるとお尻が痛くなってくるので,自然と30分くらいで読書は終了することになるのです。

 つまり,30分間本を読んで疲れたら,読むのをやめてよいのです。そして自分を責めるのではなく,カフェラテを飲んだり,休憩して,自分にご褒美をあげるべきです。気分を変えるために他の作業をしたり,場所を移動したりします。やる気が出てきたら読書を再開すればよいのです。


読書を記録する


 ただ本を読むだけでなく,メモを取ったり,人に話すことで,本の内容が頭の中に定着します。本を読むだけでは,後で内容が頭に浮かばないことが多いもの。ちょっとメモをしただけで,それをきっかけに記憶が戻りやすくなるのです。方法としては,本に直接書き込む,手帳にメモする,人に話すなど,自分に合った方法を見つけましょう。

 さらに積極的にアウトプットするなら,SNSやブログに感想を書いたり,読書会やビブリオバトルのような読書感想を発表し合うイベントに参加してみるのもよいかもしれません。自分だけの努力ややる気だけでは限界がありますので,ほかの人や仕組みの助けを借りるということです。

 私の場合は,自分に本を読ませるために「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」というメルマガを発行することにして,もう18年になります。仮に自分で一日一冊本を読むと決断したとしても,18年間も続くことはなかったでしょう。これも一日一冊のメルマガという仕組みがあったからこそ,続いたのだと思います。


本を片手に街に出よう


 一冊の本を読むのに2時間半もかかるのか!と思っている人に,興味深い情報があります。総務省によると,テレビの視聴時間は40代の平日で150分,インターネットの利用が110分くらいでした。20代の平日ではテレビ90分,インターネット160分。つまり,テレビとインターネットを見る時間を減らせば,一日一冊読めるということです。

 本を読みたい人は、テレビとスマホを遠くに置きましょう。テレビとスマホから離れることで時間を確保するのです。このままテレビとスマホの情報にコントロールされるのか,それとも本の情報を取り入れてより多様な情報に接するのか、ということです。テレビでは流せない情報が,本の中にはあるのです。

 私の推奨は,スマホとテレビを捨てて,本を片手に街に出ることです。常に本を持ち歩き,スキマ時間があれば読書する。電車を待っている間に読む。レジに並びながら読む。エレベータを待ちながら読む。信号機を待ちながら読むということです。


オーディオブックを取り入れる


 車社会の欧米では,オーディオブックが普及しているようです。運転という習慣の中に読書を組み込むことができるのが,オーディオブックです。運転しながら,自然と本の内容が頭に入ってくるので,なかなか本を読めないという人には,とても良い仕組みではないでしょうか。

 私の場合,運転中はAndroidAutoを使いながらAudibleで本を聴いています。家族も一緒に聴くことができて、一石二鳥でおススメです。面白いのは本を聴いていると、頭の中に入ってくる感覚が違うことです。よりダイレクトに入ってくる感じです。メモを取れないのが唯一の欠点でしょうか。

 Audibleは速度も変更可能で、2倍速はちょっと早すぎるので,私は1.5倍速で聴いています。ずっと聴いているので,1.5倍速が普通に聞こえてくるようになりました。各種オーディオブックがあるようですので,自分に合ったものを採用していただきたいと思います。





速読よりも内容の活用


 私は18年間,一日一冊読みメルマガを書くという生活を続けてきましたが,多量の本を読むことが常に正しいわけではありません。大事なのは読んだ内容を自分の人生に活用できるのか,活用して自分の人生がよりよくなり,豊かな人生を送ることができたのか,ということでしょう。読書に時間をかけすぎて睡眠時間が減ってしまい,体調が悪くなってしまっては意味がないのです。たくさんビジネス書を読んでも,仕事で成果を出すことができなければ読んだ意味がありません。つまり、かけた時間と成果のバランスの問題なのです。

 本の内容を活用して自分の人生を豊かにできるのであれば、1冊の本をじっくり読んでもよいのです。もちろんその1冊と出会うためには、それなりの数の本を読む必要があると思いますが、一日一冊などと数で読書を制限する必要はありません。1冊をじっくり読んで,メモして、内容を活用してもいいわけです。

 さらに読書には、読書自体を楽しむ、ストーリーやミステリーを楽しむという読み方もあります。そうしたときには、速読せずとも,その内容を楽しめばいい。そうした幅広い読書が人間の幅も広げてくれるはずです。読まないよりは読んだほうがいい。けど、自分のありたい人生に合った形で読書していただきたい、というのが私の思いです。では、今日も一日、楽しく、笑顔で読書をしていきましょう。


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