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「病気にならない方法と本のソムリエおすすめの6冊」

2023/11/11公開 更新
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「病気にならない方法と本のソムリエおすすめの6冊」


病気にならない方法

【本内容は、本のソムリエのセミナーの一部を文字起こししたものです】
  1. 人間のからだは不思議
  2. 体調と気分が良くなるとすべてがよくなる
  3. 読書をはじめる
  4. 原因と結果
  5. 嫌いな人のことを考えるのをやめる
  6. あまり気にしないほうがいい
  7. いたずらっ子だった小学生時代
  8. 親との関係
  9. 私はこれからも楽しいことを続けます


人間のからだは不思議

このセミナーのテーマは「病気にならない方法」ですが,この話をする前に少しだけ,人間の体とは不思議なバランスで作られているものだ,という話をします。私は子どものころから鼻炎で悩んでいたんです。それで,いつも鼻声なので,あまり必要以上話さない子どもでした。もちろん,ときどきお医者さんにも診てもらいました。鼻に水を通す洗浄法を試したり,頭のツボマッサージをしたり,抗アレルギー薬を試したり、いろいろなことを試したのです。それでも私の場合は治りませんでした。


それで,元々私は本を読むことが大事だと知っていたので,「一日一冊:人生の智恵」という無料メールマガジンを発行して,自分に本を読ませることにしました。健康や成功についての本もたくさん読みました。そうしたら,ある日,ふとこう思ったのです。「人間は,全体のバランスの中で調子がよくなったり,悪くなったりする。すべての全体をバランスよくすれば鼻が通るのではないか」。すべての全体のバランスとは,人間には体と心がある。これらに含まれるすべての項目でのバランスが大切だと,私は勝手に考えたのです。


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体調と気分が良くなるとすべてがよくなる

では体についてどうするかと言えば,この肉体は夜中に休息しています。その日の疲れを夜の間に回復しているわけです。ところが睡眠時間が減ると,体が回復しないうちに目覚めてしまう。昼食を食べた後の午後には眠くなってしまう。そこで私は「じゃあ,自分は睡眠時間が足りないようだ。夜の睡眠時間を確保して,昼にも少し寝るようにしよう」と思い,睡眠時間を増やしました。夜は7時間半以上,お昼は30分くらいのお昼寝をしています。


また,体は運動も必要です。私はお昼寝の前に腹筋,背筋,腕立て伏せを10回,寝る前にも懸垂とスクワットを10回しています。だんだんと回数を増やしていくことで筋肉量が増えていくことでしょう。


そしてもう一方の心については,心身一体といわれるように心が体に影響を与えているということを皆さん感じていると思います。例えば,「自分はダメだ」と思うと猫背になって,肩を落として下を見て小さくなってしまう。反対に「自分は本当に運がいいなぁ」と思っていると,胸を張って姿勢が良くなり笑顔になります。「しあわせだなぁ」「うれしいなぁ」と思い,口に出すのです。気分も良くなるでしょう?


それで,私は「鼻は詰まっているけど,楽しく生きられてうれしい」とか,「朝起きて鼻が詰まっているけど,暖かい羽毛布団で寝ることができてしあわせだなぁ」とか思うようにしたのです。良いことだけ考えるようにして,睡眠時間を取るようにしたら,鼻詰まりがよくなってきたんです。信じない人は信じなくてもよいのですが,私にとってはそれが現実なのです。


・1日3つ、チャンスだと思うことを探してノートに書き始めました(p5)
「新版 ミーニング・ノート」山田智恵
「新版 ミーニング・ノート」山田智恵


読書をはじめる

自分でもびっくりするくらい,私は元気になってきました。読書はといえば,無料メールマガジン「一日一冊:人生の智恵」も最初は一冊の本の中から,一つのフレーズを紹介して解説するというものでしたが,一日一冊の本を紹介することが読者がよろこんでいることが感想や感謝のメールでわかったのです。そこで,一日一冊の本を紹介することにして,本を100点満点で評価して読者に教えてあげることにしました。すると,私の紹介した本が売れるようになり,自宅に出版社や著者から本が送られてくるようになったんです。元々私自身に本を読ませるための無料メールマガジン「一日一冊:人生の智恵」に読者が刺激されて,読書をはじめる人が増えてきたのです。メールマガジンを読んで読書の習慣がつきました,という感謝のメールをたくさんいただいています。


そんなことをしているうちに,読者の友だちとの読書会ができたり,鼻が詰まっていないので人前で話すことにも挑戦するようになったんです。私は5,6人の人に読書法について話をしたり,参加者に本のプレゼントをしたりしていました。その後も,私の読書の話をする機会は増え続け,メールマガジンの読者が3万人までに増えて,「メールマガジンを読むのが一日の始まりです」と,うれしいメールをもらったりして,「人から『ありがとうございます』っていわれて,自分はしあわせだな」って思っていました。


よく人から「ストイックな生活してるね」とか「すごいね」と言われるんだけど,褒められるために努力してやっているわけではないんです。自己啓発として本を読んで,「この本がいいよ」とか,「本を読むとよいことがあるよ」とか,無料メールマガジンに書いていただけなんです。「わらしべ長者」というけれど,私の場合は「読書で長者」ですね。ワラを物々交換ではなくて,読書でえられた智恵があったから今があるのです。


・本の中から自分の問題解決に必要な素材(情報)を集めて、どんな実験を行うか計画を立てる(p32)
「理系読書 読書効率を最大化する超合理化サイクル」犬塚壮志
「理系読書 読書効率を最大化する超合理化サイクル」犬塚壮志


原因と結果

セミナーでよく私が話をするのは,原因と結果の話です。例えば,たくさん食べると太りますよね。これが原因と結果。要するに原因があって結果がある,というのが原因と結果です。
わかりやすくいうと,「こういう考え方だと,こんな結果になる可能性があるよ」という話ですね。今から,その原因となりそうな点について、みなさんにお聞かせしようと思います。
ただし,信じたくない人は聞かなくて結構です。私は「考え方で健康になることもある」「読書で幸せになることもある」と信じているけれど,「そんなんで、なるわけがない」と信じている人はその考えでいいのです。


今からする話をみなさんがどう判断するかは,ホントにみなさんの自由です。もし,私の話を聞いて思い当たることがある人,「なるほどそうだな」と思うところがあるのなら,考え方を変えたり、読書をするようにしてくださいね。


嫌いな人のことを考えるのをやめる

では,楽しくなる考え方というのは,どんなですか?というと例えば「あの人,いやだな」と考えていると気分が悪くなることがあります。もちろん気分が悪くなった原因が「嫌いな人のことを考えているからだ」とは決めつけられませんよ。別の原因で気分が悪くなる人もいます。
でも,嫌な人のことを考えていると気分が悪くなる可能性があるのです。だから,嫌な人を「嫌いだ」と思うことをしないようにしようね,ということなんですね。


あと,「この人,面倒くさいな」と考えていると,気分が悪くなることがあります。気分が悪いんですという人に,「あなた誰かのことを面倒くさいなって思っていないかい?」と聞くと,「いるよ,あの人がこうなんですよ・・・」という人が少なくありません。だから,誰かのことを「嫌な人」と考えるのは止そうよ,ということなんです。


でも,嫌な人,面倒くさい人を,どうしても考えないようにできないんです。別に無理して考えないようにする必要はありません。
その人とは別のことを考えればいいのです。その相手のことをずっと思っているから,「あの人って,ホントに自分の話しかしないんだから」「めんどうくさいな」と言われてしまうんです。


他に好きな人がたくさんいるでしょう?その人のことを考えるとか,「今日のランチは外で食べよう」とか,楽しい人と楽しいことをしている自分を考えればいいのです。人の頭脳は,同時に違うことを考えられるように作られていませんからね。楽しいことを考えていれば,「あの人,面倒くさいな」「いやだな」と考えなくなるものです。といっても,「それでも,あの人のことが頭に浮かびます」とか,「あの人のことを許せません」という人がいるんですけれどしかたないですね。


でも,その相手はあなたにとって価値のない人です。極端に言えば、そこら辺を歩いている犬と同じなんですよ。その人は。なのにあなたは,真面目に相手のことを思い続けて,苦しんで,周囲の人に文句を言って,周囲の人からエネルギーを奪っている。そんあのバカバカしいでしょ?だから,止めましょう。


ただ、どうしても腹が立つ,後悔したり気が滅入ってしかたがないちうのなら,「その問題が自分の命より大切かどうか」考えてみてください。どうです?自分運命のほうが大切でしょう。そのことに気づいたら,ちょっとしたことに腹を立てたり,後悔することがなくなってきて,楽しい人生になりますよ。


・ストレスを減らすたった1つの方法、それは「手放す」こと(p190)
「精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方」精神科医Tomy
「精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方」精神科医Tomy


あまり気にしないほうがいい

世の中には心の病気ではないんですけど,何でもかんでも心配して,ビクビクしている人がいます。例えば,怖い上司の前だと,高所恐怖症の人のように条件反射で心臓がドキドキする,あれです。ちょっと怖いことがあると,ビクビクして神経がまいってしまう。できれば,それは止めたほうがいいですよね。
また,悲しいことに直面すると本当に悲しくなってしまう人が多いです。


昔だと,「デブ!」などとひどいことを言われると,食べることができなくなって,やせちゃうような人。悲しいこと,嫌なことばかり考えて,涙を流して,悲しくて,やせ細ってしまう。考えすぎなんですよ。人によってはストレスで食欲が出てきて,大きくなっちゃう人がいますが,こちらはそんなに悪くありませんので,気にしないで大丈夫です。
つまり,考えすぎてしまうんですね。気楽に考えることができればいいのですが、それが難しい。


たとえば,「今度,会社の異動で田舎のパッとしない部署に異動になった。左遷だ。もう会社員としての出世はできない」って,本当にやる気をなくしてしまう人がいるんですね。だけど,パッとしない部署に異動して誰も立て直せない事業を立て直して出世する人もいますよね。実はピンチはチャンスかもしれないのに,自分で勝手に落ち込んじゃうっておかしいと思いませんか。悪い方に考えすぎなんですよ。


・上司へのイライラ・・・仕事をするときに「この仕事の目的は何だろう」と考えてみるのもよいだろう・・・つまらなく思えた作業に大切な目的があることに気づくこともある(岸良)(p19)
「職場の理不尽―めげないヒント45」石原壮一郎, 岸良裕司
「職場の理不尽―めげないヒント45」石原壮一郎, 岸良裕司


過去を知ると,心配が減る

今,世間で「地球温暖化で海水面が上昇する」とかいってるでしょ?20年くらい前から言われるようになったのですが,実は気象庁のデータを見ると台風は減っていて,海面上昇も地盤沈下のほうが大きいのです。そもそも人間が石炭を燃やす前から地球温暖化が進んでいて,途中寒くなって「氷河期が来る!?」と騒いでいた人もいるくらい,地球の気温は変化しているのです。ほんとに,周りがいろいろ言いすぎるのです。そして,それを信じてしまう。


「あと10年で石油がなくなってしまう」とか言っている人がいたけれども,石油の価格も上がって採算に乗る油田が増えてきたし,採掘技術も向上してまだ100年くらいは大丈夫なんですよ。「あと何年たったら,悲惨な状態になる」「このままいくと・・・」と不安になるかもしれないけど,人は頭が良いから何らかの対応をしていくので,このままはいかないのです。人間って頭がいいから,ちゃんと考えているので,あなたの心配していることはほとんど起きないですよ。


だから,ちょっとしたことにビクビクしたり,心配したりすると,気分が悪くなるのでやめましょう。昔はご飯を食べて、寝る場所があるだけで幸せだったのです。縄文時代は地面に穴を掘って、家にしていた。戦国時代には自分の畑が戦場になることもあるし,爆撃されて防空壕に逃げなてはならない時代もあったのです。いまの社会は、何もかもが進歩しすぎて、幸せを感じにくくなっているんです。それがわからずに,明日を心配して,他人と比較して悲観的になって、未来を心配するのはおかしいんです。過去の歴史を正しく理解していないのです。


世の中にはいらない「心労」を自分で背負う人がいます。「あと何十年で地球は破滅する」なんて心配している人がいたりします。だいたいそうした予言は当たらないのですが,心配している人がいるのです。
人によっては過去にあったことを思い出して落ち込んでいる人もいます。「こんな失敗をするなんて俺はだめだ・・・」「なんであんなことをしてしまったんだろう・・」反省するのは良いことですが,落ち込んだらダメですよね。「あれがあったから,今の自分がある」とか,「自分は多くの失敗を経験して、成長している」という見方をしてもらいたいですね。


こういう自分で作り出す悩みは、なくしましょう。愚痴を言っているあなたも落ち込むし,聞かされている人のエネルギーも奪ってしまうし、周囲の波動を悪くするんですよ。私たちは、自分から逃げられません。麻雀でも配布された牌で勝負するのです。運がよさそうなら勝負すればいいし、運がわるそうなら相手のミスを待つのです。「この配牌ではダメだ」なんて言っている暇があったら、どうすればいいか作戦を考えないと、神様も助けようがなんです。だから,配牌が悪くても「今の自分で最高です」って顔をして、やれることをやり切りましょう。


・挫折や失敗に直面したとき、一言、「人生なるようにしかならない」と、声に出して言ってみるといい(p76)
「「悩みグセ」をやめる9つの習慣」和田秀樹
「「悩みグセ」をやめる9つの習慣」和田秀樹


親との関係

親と子の関係は、とても重要です。それとご先祖様も同じように重要です。なぜかといえば,親子はつながっているからです。例えば親がアル中だと,子どもも同じ病気になる可能性がある。これは遺伝もあるし,心のトラウマがあるというのもあるし,一緒の時間が長いので考え方が影響しあうということもある。例えば,親がイライラ怒鳴りつけるような人の場合,子どもが病気になることが多いです。これは感覚でわかりますよね。親がグチグチ愚痴ばかり言っている家庭も同じです。悪い波動が子どもに伝わるのです。不思議なことですが,よくあることなのです。


だから仕事が調子悪くてイライラしていると,家庭も崩壊したりする。だから家庭では,よい言葉,笑顔でよい波動を出しているほうがいいのです。では,自分のこのイライラはどうするんですかと言えば,お金を払って愚痴を聞いてもらうのが良いのではないでしょうか。今はコーチとかコンサルタントとかお金を払えば話を聞いてくれることを仕事にしている人がいます。愚痴を言うのですからお金を払ったほうがいいですよ。


・考えても仕方がないことを、クヨクヨいつまでもグチる人を、愚かな人という・・・人とくらべようともせず、自分のいのちを大切に生きる人を、知恵の人という(p92)
「心豊かに」生きる知恵―人生に失敗はない、愚痴があるだけ
「「心豊かに」生きる知恵―人生に失敗はない、愚痴があるだけ」板橋興宗


私はこれからも楽しいことを続けます

今,私は発行部数3万部の無料メールマガジン「一日一冊:人生の智恵」を発行していますが,最初のころは発行部数は700部くらいでした。部数は関係ないんですね。自分に本を読ませるためにメールマガジンを発行していたんです。それが口コミで広がって発行部数が増えてきたのです。この前,宮城県多賀城市立図書館でセミナーをしました。そこで「人生を変えるような良い本を紹介しています」と話したら,だいたいすべての人がメールマガジンに登録してくれるんですね。だって無料だからリスクはないし,本当に良い本だけを紹介しているから。


私は,すべての人に読書が合っているとは思いません。動画が良い人もいれば,マンガがわかりやすい人もいるのです。1万人に1人でも読書が合っていて,趣味が私と同じ人がいれば,その人に良い本を紹介していきたいのです。良い本を読んで,自分も成長するし,その人も成長する。私の作ったブログや小冊子を周りの人に読んでもらったり,無料メールマガジンを読んでもらうだけで十分だと思っています。良い本をお知らせするだけで,求めていた人が喜んで購入することができる。そういう出会いのきっかけを作っているだけなのです。


私はそういう楽しくて,世の中のためになることを続けていきたい。日本という社会を強くするために読書が大事なのです。
特に,今の仕事に悩んでいる人,人間関係に苦しんでいる人。良い本を読んでいただくことで,今の問題が解決する可能性があるし,実際に読書で助かった人がいるのです。お互いに良い本を紹介しあい,楽しく,明るく,健康に生きていくことが最高に幸せだと思っています。


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