三日坊主を卒業したい人におすすめの本6冊
2026/10/26公開 更新
こんにちは。本のソムリエです。「三日坊主でも続けられる習慣術」セミナーを開催したので、参考文献をご紹介します。
「今度こそ、毎日、本を読もう」「英語の勉強を続けよう」「運動を習慣にしよう」。始めたときはやる気があったのに、気がつくと元の生活に戻っている。そんな経験はありませんか。
私は2002年に一日一冊の書評メルマガを始め、24年間、読書と書評を続けてきました。振り返ると、朝の時間を使うことや、読んだ内容をメルマガにすることが、続けるための仕組みになっていたように思います。
今回は、これまで読んできた本の中から、三日坊主を卒業したい人におすすめの6冊を紹介します。目標が大きすぎる人、成果が見えずにやめてしまう人、一度休むと戻れなくなる人。すべての本を読めば、自分がつまずいているところに合わせた答えが見つかるはずです。
本のソムリエが続けるために大切にしていること
始まりは、たった3行のメルマガ
今の本のソムリエの書評を読んでみて、ずいぶん長い書評だなと思われる人がいるかもしれません。しかし24年前、私のメルマガ第1号は、名言1行と説明2行から始まりました。
最初から立派な書評を完成させようとすると、大変です。そもそも、一日一冊読むのは至難の業。まずは、一冊の中から心に残った言葉を一つ取り上げ、短く説明する。これなら、自分にもできそうだと思ったのです。始めるときは、小さな一歩でよいです。
早朝と通勤時間を有効活用
書評メルマガを書く前は、私は早朝に資格の勉強をしたり、だれも出社していない時間に出社して溜まった仕事を処理したりしていました。読書は通勤時間です。そのうちに仕事が早く終わるようになったので、朝の時間をメルマガ書評を書くことにしたのです。
仕事から帰ってから「書評を書こう」としても、疲れているし、テレビやゲームなど、他にやりたいことが出てきます。早朝の時間がなければ、私は書評メルマガを書き続けることはできなかったと思います。同じように読書も、通勤時間に読書するというルーティンが決まっていたので、継続できたと思うのです。
続ける目的を見失わない
本を読むことは、私にとっては仕事や人生に役立つ知恵を得るためのものです。本を読んだ数を誇りたい、ブログのアクセス数を増やしたい、アフィリエイトで稼ぎたいと思っていたら、ここまで続くことはなかったと思います。食事が体をつくる栄養となるように、読書は考え方をつくる栄養なのです。
ただ、一日一冊書評は、毎日書評を書くために、読みやすい本ばかり選ぶようになるというマイナス面もあります。そこで私は、以前は365日書評を書いていましたが、今は平日のみです。週末は時間があるので、これはと思った厚い本や、小説を読むことができるようになりました。
私はアクセスを増やすため、儲けるために書評を書いているのではありません。自分の成長に必要な本を、これからも興味のままに読んでいきたいと思います。
三日坊主を卒業したい人におすすめの本6冊♪
- 目標が大きすぎて、始める前に疲れてしまう人のための本
- やろうと思っていたのに、忘れてしまう人のための本
- 自分は何をやっても続かない、と思っている人のための本
- 成果が見えないと、途中でやめたくなる人のための本
- 勉強や仕事を、ゴールまで続けたい人のための本
- 一度休むと、そのままやめてしまう人のための本
目標が大きすぎて、始める前に疲れてしまう人のための本
「あきれるほど小さい習慣」古川武士
【私の評価】★★★★★(90点)
https://1book.biz/2026/08/10/habits.html
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習慣術のセミナーを企画する際、著者の本を一番参考にしました。著者が勧めるのは、自分でも小さすぎると思うくらい、最初の行動を簡単にすることです。
例えば、読書なら一冊を読み終えることよりも、まず本を開く。文章を書くなら、まとまった原稿よりも最初の一行です。大きな目標を設定してしまうと、最初の一歩、手をつけることさえ難しくなってしまいます。
最初の一歩を意識して小さくすることは、最初の一歩を踏み出しやすくするものです。いつも立派な計画を立てて、数日後には苦しくなる。そんな人は、最初の目標をごく小さいものに見直していただきたい。それができるようになる一冊です。
やろうと思っていたのに、忘れてしまう人のための本
「習慣超大全―スタンフォード行動デザイン研究所の自分を変える方法」BJ・フォッグ
【私の評価】★★★★☆(89点)
https://1book.biz/2025/11/27/tiny-habits.html
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小さな行動を決めたら、次に考えたいのは、それをどう行うかです。この本では、すでに毎日していることに、新しい行動を結びつける方法を紹介しています。
例えば、歯磨きが終わったら、歯1本分だけフロスをかける。いつもの行動に、新しい行動をくっつけるわけです。読書で考えるなら、「朝のコーヒーを用意したら、本を開く」といった組み合わせも作れそうです。
そして、できた自分をほめること。うまく続かなければ、行動をもっと簡単にしてみること。日課に取り入れる方法を具体的に考えたい人に役立ちます。外国の本なので内容は豊富で、本そのものが厚いので、気になる項目から読んでもよいでしょう。
自分は何をやっても続かない、と思っている人のための本
「習慣が10割」吉井雅之
【私の評価】★★★★★(95点)
https://1book.biz/2018/12/10/habits.html
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著者も、以前は何かを始めても言い訳をしてやめてしまう人だったといいます。そこで、自分が口にする言い訳を書き出し、どんなときに行動をやめているのかを見つめ直しました。
この本で大切だと感じたのは、自分で決めたことを守れた、という経験を積むことです。脱いだ靴をそろえる。自分から挨拶する。内容が小さくても、できた経験は残ります。
何度も挫折していると、始める前から「どうせ今回も」と考えてしまうものです。そこで、今の自分が守れる約束を一つ作ってみる。続けられた実績から、自分への信頼を少しずつ育てていくための一冊だと思います。
成果が見えないと、途中でやめたくなる人のための本
「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」ジェームズ・クリアー
【私の評価】★★★★★(91点)
https://1book.biz/2026/06/25/atomic-habits.html
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一日だけ本を読んでも、目に見える変化は感じにくいものです。本書では、小さな行動を積み重ねても、その成果が表れるまでには時間がかかることを説明しています。いわゆる成功曲線です。
もう一つ印象的なのは、なりたい自分と習慣を結びつける考え方です。知識を得るために読むことに加えて、自分は読書をする人間だと考える。今日の一回が、その自分に近づく行動になるのです。
私も、「本のソムリエ」という肩書きを自分につけることで、自分は読書をしながら、良い本を紹介する人間だと自己暗示をかけてきたのです。すぐに結果が出ないときは、どんな自分になりたいのかを思い出す。日々の行動を長期的視点で俯瞰したい人におすすめします。
勉強や仕事を、ゴールまで続けたい人のための本
「続ける力―仕事・勉強で成功する王道」伊藤真
【私の評価】★★★★★(91点)
https://1book.biz/2019/09/12/itou.html
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司法試験の受験指導に取り組んできた著者が、勉強や仕事を続ける工夫をまとめた一冊です。私の印象に残ったのは、ゴールを先に考え、そこから毎日の行動を組み立てる方法です。
資格を取りたいなら、試験で何が求められるのかを知り、必要な準備を考え、今日の勉強を決める。やることが具体的になると、漠然とした不安も整理しやすくなるのです。
終わった予定を赤線で消したり、時間を決めて問題に取り組んだりする工夫も紹介されています。計画と進み具合を見える形にして、毎日の達成感につなげる。期限のある目標に向かって、着実に進みたい人に読んでもらいたい本です。
一度休むと、そのままやめてしまう人のための本
「脳科学・心理学・行動経済学から導いたすごい継続力」吉田幸弘
【私の評価】★★★★★(91点)
https://1book.biz/2026/07/10/consistency.html
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毎日続けるつもりだったのに、予定が重なってできなかった。そこで「もう失敗した」と考えると、翌日からもやらなくなってしまいます。この本では、途中で止まったときの戻り方も考えています。
続かなかった原因を確かめ、次にどうするかを決めておくのです。決めた時間にできなければ、一日の別の時間に行う方法もあります。自分の生活に合わせて、続け方を調整していくのです。
完璧を求めすぎる人、いろいろ始めすぎる人、成果が見えずにやめる人では、必要な工夫も変わります。中断をきっかけに方法を見直し、また始める。何度も再挑戦している人に、次の一歩を考える材料をくれる本だと思います。
まずは、自分がつまずくところから一つ変える
始めるのが大変なら、最初の行動を小さくする。忘れてしまうなら、いつもの日課に結びつける。成果が見えないなら、できたことを記録する。そして、止まってしまったら、続け方を変えてもう一度始める。
6冊に共通しているのは、自分に合う続け方は、やってみなければわからないということです。まずは一冊から、今日試せそうな方法を一つ選んでみてください。その小さな一歩が、これからの生活を変えるきっかけになるかもしれません。
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