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【書評】「誰にでもできる!ビジネス書の著者になってあなたの市場価値を10倍にする方法」松尾昭仁

2026/03/05公開 更新
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「誰にでもできる!ビジネス書の著者になってあなたの市場価値を10倍にする方法」松尾昭仁


【私の評価】★★★★★(90点)


要約と感想レビュー


あなたも商業出版できる

「あなたも商業出版できる!」という一冊です。著者の「ビジネス著者養成スクール」では、受講者の8割が商業出版に成功しているという。


商業出版というと、ハードルが高いイメージがありますが、毎日200タイトルの新刊が出版されており、まだまだ出版のチャンスがあるのです。


商業出版にはいくつかの「壁」があります。まず、出版社に商業出版を認めてもらう「壁」です。出版企画書を書いて、出版社の編集者に見てもらいましょう。


出版企画書は、タイトル、サブタイトル、キャッチコピー、企画概要、目次章立て、そしてサンプル原稿。目次の各項目は、約50~60個が必要です。


特ににテーマの選定が重要で「あなた×市場×読者の悩み」で内容を絞るとよいという。たとえば「営業×30代×成績が伸びない」「管理職×中小企業×人が育たない」といった具合です。


30年間大企業で経理をしてきた方・・テーマにすべきは30年やり続けた「経理」・・「融資に強い行政書士」(p111)

本を売る「壁」

本を出版できたとすれば、次は本を売る「壁」です。


本の「返品率」は平均で約40%です。書店に並んでも1ヶ月で売れなければ出版社に返ってくるのです。初版を売り切り重版出来(じゅうはんしゅったい)となるのは、ビジネス書の世界では20%もないのです。


初版を売り切れなければ、次は出版社から声がかからなくなるでしょう。だからこそ、著者自らが販促費を負担するなどして「売る意欲」を出版社に見せることが重要だという。


出版後1ヶ月が勝負であり、SNSで発信し、書店巡り(サイン・POP設置)し、献本を行いレビューを友人、書評家に依頼し、イベントを開催して重版につなげるのです。


著者は書店のレジ前のワゴンを有料で2週間借りたこともあるという。売れ残りを自腹で買うこともあるのです。


献本大作戦・・・自分が講演したい会社、自分が仕事をしたい団体に、思い切って本を送ってみてください・・人は本を捨てずらいのです(p200)

商業出版で世界が変わる

商業出版できれば、世界が変わるというのは事実のようです。まず、「親」が喜びます。本屋さんの在庫をすべて買って親戚に配る親もいるという。


仕事では、法人からの引き合いや講演の依頼がかかるようになります。ある経営者は億単位の効果があったという。


また、本を読んだ人が、「この人(著者)と一緒に働きたい」と求職してきて、戦力になるという。出版は「会社の理念と人材を結ぶマッチングツール」なのです。


一瞬で消え去る広告よりも、一生残る出版・・何年も仕事を連れてくる・・名刺より強力(p48)

「伝わる構成」と「わかりやすさ」

著者は、「なぜ、私の著者スクール生の8割が出版できるのか?」の問いに対して、121万円という高額な受講費を支払うと、人は覚悟を決めるからと回答しています。


しかし、私は違うと思います。著者の本を読むと、テーマの切り口がうまい、というのが私の仮説です。実際、著者は29冊の本を出版し、7割以上が重版になっている実績があるのですから。


著者は本が読まれるためには「伝わる構成」「わかりやすさ」が重要と書いていますが、実際、読みやすいのですから説得力がありますね。


残念ながら★5しか選びようがありませんでした。松尾さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言


・「電子書籍(kindle)だけで出版する」・・将来的に商業出版(紙の本)を目指すときにマイナスになります。出版社から見ると・・版元から相手にされなかった「残念な著者」と思われることがある(p71)


・書店巡り(サイン・POP設置)・・これは出版社の営業部に必ず許可を取ってから行いましょう。できれば営業担当と一緒に回るのが理想です(p189)


・プレスリリース配信・・PR TIMESやドリームニュースで5万円前後・・リリースには書籍紹介・著者コメント・出版社情報をしっかり書くことです(p192)


・出版は「お金をもらってできる集客」なのです(p24)


▼引用は、この本からです
「誰にでもできる!ビジネス書の著者になってあなたの市場価値を10倍にする方法」松尾昭仁
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松尾昭仁 (著)、秀和システム新社


【私の評価】★★★★★(90点)


目次


第1章 なぜビジネス書を出版すると市場価値が10倍になるのか?
第2章 無名でもビジネス書の著者になれる理由
第3章 特別な経験がなくても「本のネタ」は必ずある
第4章 編集者が心を動かす「企画書」の作り方
第5章 出版を「ビジネス」につなげるフレームワーク
第6章 出版が「人生」を変える瞬間


著者経歴


松尾昭仁 (まつお あきひと)・・・ビジネス作家 出版プロデューサー。ビジネス書・実用書著者養成講座(商業出版塾)主宰。ネクストサービス株式会社 代表取締役。祖父は戦前、満州にて百貨店、自動車販売会社を経営。父は45年続く建設会社の創業社長という起業家の家系に育つ。大学卒業後、業界大手の総合人材サービス企業を経てコンサルタントとして独立。自身が企画し講師を務めるビジネスセミナーの参加者は延べ1万2000人超え。著作は26冊。出版プロデュース実績は300冊越え。趣味はランとラーメン。ジョギングは月間100キロ走が目標。ラーメンは年回100杯食す。2019年ハワイホノルルフルマラソン(42.195km)完走。


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