「完全決定版 誰でもビジネス書の著者になれる!出版の教科書」松尾 昭仁
2016/11/04公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
要約と感想レビュー
王道は商業出版
23冊もの商業出版を成功させている著者による出版講座です。なかには自費出版を勧める出版社もあるようですが、王道は商業出版です。商業出版ということは、リスクは出版社が負い、著者は印税をもらいます。
「本を出した」という実績は、一般の人には「この人はすごい!」と思い込んでくれるメリットがあります。このように著者としてメリットが大きく、ノーリスクの商業出版を実現させるためには、何から始めればよいのでしょうか。
商業出版は、顧客を獲得するための販売促進ツールになります(p48)
自分の経験を棚卸し
まず、だれもが本を書くテーマを持っていることを知ることです。自分の経験を棚卸しして、著作テーマを探すのです。
著者が業界ナンバーワンである必要はありません。たとえ中くらいのレベルであっても、そんな人でも成功した話を聞きたい人はいるのです。それぞれのレベルにおいて自分の体験・経験がネタとなり、それを求めている人がいるのです。
そして、自分独自の体験談を織り込めば、説得力が増すし、読者を惹きつけるのです。だから見本原稿を書くときは、独自のエピソードを入れることだ大事だというのです。
「挫折」の経験が本のテーマになる(p21)
書籍発売後2週間が勝負
商業出版は、発売後2週間が勝負です。利益のほとんどは出版社のものですが、書籍が売れれば次もまた出版社から声がかかるので、著者自ら書籍を売る努力をすべきなのです。新刊書籍として平積みされている2週間にスタートダッシュするべきだという。
出版について基本を押さえた教科書的な一冊でした。だれもが出版できるということが理解できると思います。松尾さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・売れている類書を探せ、違いは何か?2匹目のどじょうを狙え!(p181)
・ひと味違うプロフィールをつくるために、まずは自分のルーツまでさかのぼって、経歴を棚卸ししてみましょう(p113)
・「誰が何を教えるか」をタイトルにする・・タイトルをひと目でわかるようにする・・(p166)
▼引用は下記の書籍からです。
秀和システム
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
目次
第1章 誰にでもビジネス書の著者になれるチャンスはある
第2章 ビジネス書の出版で、あなたの人生は大きく変化する
第3章 ちょっとしたコツであなたもビジネス書の著者になれる
第4章 あなたの中に眠っている本のネタを探せ
第5章 ビジネス書を出版するために押さえておきたいこと
第6章 「出版企画書」編集者はここを見ている
第7章 書いた本を売るために大切なこと
第8章 商業出版への近道、回り道
【スペシャルコラム】〈編集者が語る〉僕たちはこんな著者を求めています!
著者経歴
松尾 昭仁(まつお あきひと)・・・起業コンサルタント/出版プロデューサー/ネクストサービス株式会社代表取締役。士業や各種コンサルタント、起業家を商業出版やメディア露出で支援する戦略プロデューサー兼、コンサルタント。大学卒業後、業界大手の総合人材サービス企業を経てコンサルタントとして独立。自身が企画し講師を務めるビジネスセミナーの参加者は延べ1万2000人超え。
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