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「習慣が10割」吉井 雅之

2018/12/10公開 更新
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「習慣が10割」吉井 雅之


【私の評価】★★★★★(95点)


要約と感想レビュー

言い訳を言わない

会社員時代の著者は、何事も続けることができないダメ人間だったという。良い習慣を始めても言い訳を見つけては、挫折するのでした。これはまずい!と思った著者は、「上司に叱られたので挨拶したくない」「今日は寒いからランニングは休む」など「言い訳リスト」を作って、机に張り出したという。書き出した言い訳は400個。いかに著者がダメ人間だったのかわかります。


著者は、「言い訳リスト」を直視し、言い訳を言わないように努力しました。するとどうでしょう。良い習慣を増やすことに成功したのです。重要なのは、約束の内容を自分で決めて、守ることなのです。「何を続けるか」より、「自分で決めたことを守ることができた」という実績を作ることが重要だったのです。「どんなに小さいことでもいいから,何か1つ続けてみる」というのが著者の提言なのです。


・「自分には無理だ」「どうせうまくいくはずがない」そんな言葉が口グセになっている人はいませんか?(p24)


「はい、やってみます」

著者は自分の言い訳グセを意識することで、言い訳ばかりの人生から脱出することができました。例えば、上司に仕事を頼まれたら、「はい、やってみます」。チームリーダーを指名されたら、「はい、やってみます」ということに決めたというのです。そして少しづつ小さな良い習慣を増やしていき、続けることのできる人間になっていったのです。


自分で決めたことを続けることで、続ける自信を持った自分を作り上げたのでしょう。それまで、「まだ、だめだろう」とマイナス思考だった著者が、「自分はできる!」とプラス思考ができるようになってきたのです。何かをはじめたとしても、すぐに結果が出るものではありません。それでも続ければ、確実に違う自分に近づいていくのです。あとは、あなたがどこまで続けられるのかということなのです。


・続けられたという記憶が増えれば、別のことをやろうとした時も、「自分はできる!」とワクワクしたり、楽しんだりできるようになります(p88)


小さな習慣が、人生を変える

ほんの小さな習慣が、人生を変えるのだと思いました。人間に大きな差はありません。習慣に大きな差があるのです。そしてだれもが習慣は変えることができるのです。小さな習慣の積み重ねで、未来の自分は作れ上げられるのです。


人間の大きな可能性を教えてくれる一冊でした。★5とします。吉井さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・まずは「小さな習慣」から始める・・・
 ・早起きする
 ・日記をつける
 ・通勤時間に本を読む
 ・脱いだ靴を揃える
 ・職場の人に自分から挨拶する
 ・目の前のゴミを拾う(p87)


・ゲーム感覚でやる・・・「一人の相手に100日間ハガキを出す」・・・1日1枚ずつハガキを出して、100枚出したらゴールに到達する・・ハガキに通し番号を振っています(p102)


・ぜひ「やりたいか」か「やりたくないか」かの感情を大切にしてください。「やりたい」と思えることなら、脳がワクワクを感じて、楽しく続けられます(p131)


▼引用は下記の書籍からです。
習慣が10割
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吉井 雅之
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【私の評価】★★★★★(95点)


目次

第1章 人生は「習慣が10割」
第2章 なぜ、あなたは続けられないのか?
第3章 意志が弱い人でも続く! 「最強の習慣化」スキル
第4章 「脳の力」で、習慣を超強力にする
第5章 習慣の力で、「あなたの人生」が動き出す



著者経歴

吉井雅之(よしい まさゆき)・・・No.1習慣形成コンサルタント。1958年神戸市生まれ。大手鉄鋼会社に就職。野球を辞めた27歳で退職。さまざまな自営業を行うも失敗。マイナス思考で生きてきた自分に嫌気がさし、100%諦めムードだったある日、「習慣がすべてを決めている」という言葉に出会い、もう一度だけやり直してみようと、ガソリンスタンドでアルバイトを始める。32歳にして自身の成長のため、数多くの能力開発セミナーに参加。その後、33歳で大手石油会社に入社。米国での研修を経て、エネルギー関連企業で教育を担当する。2005年「人生の成果を一人ひとりが創り出せるお手伝いを志事とする」コンサルティング会社、有限会社シンプルタスクを設立。以後、日本の大人を元気にする塾「喜働力塾」を札幌、東京、名古屋、大阪で開催


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