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「60代までにやっておきたい!人生の習慣を整える」吉井雅之

2023/05/24公開 更新
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「60代までにやっておきたい!人生の習慣を整える」吉井雅之


【私の評価】★★★☆☆(78点)


要約と感想レビュー

思考習慣

この本はビジネス生活の終焉が近づいた60代の人に向けて、自分の未来にとって必要なことを実行していくための思考と行動の習慣のヒント教えてくれる一冊です。まず、思考習慣として大事なのは、「人生、面白いのはこれからだ」「自分にはできる」と思うことです。そして何のために動くのか。何のために働くのか、という自分の意識の奥底にある考え方も重要になります。


そもそも自分は何がやりたいのか?自分の願望を書いてみましょう。思ったほど書けない人が多いのではないでしょうか。うまくいっている人は、他人さまのために「尽くす」意識を持ち、目標を明確にし、その実現のために勉強し、働いている人です。目標がなければ、生きがいも人生そのものの意味も見つけることは難しくなるのでしょう。


・プラスの問いかけ・・どうすれば、〇〇ができるようになるか?(p56)


行動習慣

行動習慣として著者がお勧めしているのは、仏壇と神棚の両方に手を合わせる習慣です。著者は毎日、「今日も元気に目覚めました。ありがとうございます。」と祈っているという。


そして早起きをする習慣です。もし30分でもいつもより早く起きれば、朝食、出社も30分前倒しすることができます。朝から早め早めに行動できれば、1日を充実させることができるのです。早起きしたら、著者は朝15分の掃除を推奨しています。たった15分ですが曜日毎に場所を変えていけば、1週間くらいで家全体を掃除することができるわけです。


それ以外にも、運動する習慣、読書する習慣、自然と触れ合う習慣など自分に足りないところを補正して自分なりの習慣を確立したいものです。


・朝15分間の掃除をする習慣・・ローテーションを組めば、掃除にかける時間は1日15分もかからない(p157)


西田文郎さんを師とする

「脳が楽しいと感じることをやってみよう」などと「強運の法則」の西田文郎さんと同じことを言っているな~と思ったら、著者は48歳のときに西田文郎さんと出会い、師として学び直したという。著者が50代の人に言いたいことは、「面白いのはこれから」ということです。著者も50代から学び直したのです。50代からでも、いくらでも人さまのお役に立つ人生を歩むことは可能ということです。


そして著者が強調するのは、どんなに能力があったとしても、たった1人で戦うことはできないということです。過程を大切にし、多くなくてもよいので人との交わりを大切にしていくことが大事なのでしょう。人生はこれからだ!と前向きになれる一冊でした。吉井さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・大手企業の役職者でも、中小企業の社長でも、会社を辞めれば、ただの「おじさん」と「おばさん」である(p8)


・何のために働くのか?・・あなたの存在が誰かの役に立つ=・・誰かを楽にする(p68)


・心の断捨離・・クリアリング・・アスリートの世界では極めて重要な能力・・忘れること(p103)


▼引用は、この本からです
「60代までにやっておきたい!人生の習慣を整える」吉井雅之
吉井雅之、サンマーク出版


【私の評価】★★★☆☆(78点)


目次

序章 人生の面白さと「習慣」の秘密
第1章 仕事を整える
第2章 自分を整える
第3章 生活を整える
第4章 人間関係+お金を整える



著者経歴

吉井雅之(よしい まさし)・・・1958年神戸市生まれ。有限会社シンプルタスク代表取締役。No.1習慣形成コンサルタント。喜働会会長。JADA協会SBT1級コーチ。「大人を元気にする」を使命に、自己実現のための習慣形成連続講座『喜働力塾』を全国で開催。延べ84期を実施し、卒業生は4,000人以上となった。習慣形成のメソッドを中心に、成果・結果を積み上げていく方々を、今なお多数輩出し続けている。多業種にわたり各企業の顧問として、人間力戦略のコンサルティング、人材育成トレーニングを中心に増収増益のお手伝いを担当する傍ら、習慣形成を軸に人材育成トレーニングや講演、セミナーで全国をまわっている。これまでに約6万人の実践トレーニングを行った。


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