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「だから、生きる。」つんく♂

2023/11/18公開 更新
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「だから、生きる。」つんく♂


【私の評価】★★★☆☆(74点)


要約と感想レビュー

不摂生を後悔

2014年つんく♂さんは、喉頭がんと告知されました。ステージ2であったこともあり、放射線治療を行いましたが再発し、2015年に声帯を全摘出しています。それまで、体調を崩したことも多かったのですが、仕事を優先して、不摂生をしていたことを後悔しています。


その一方で、病気によって感謝の気持ちを持つことができ、家族との時間を大切にするようにしていることが印象的でした。本当のタイトルは、「家族を愛してる。だから、生きる」なのです。


・身体はいろんなSOSを送っていたにもかかわらず、僕は見逃してしまっていたんだと思う(p106)


不摂生を後悔

つんく♂さんが過去を振り返って後悔しているのは、自分の体調を無視したことだけではありません。結婚したときに、妻との時間をあまり取らなかったことを後悔しています。夜、飲み歩いたり、休日も部屋に閉じこもって仕事をすることも多かったのです。


ただ、子どもができたときには、子育てを手伝っていますし、できるだけ子どもの時間を作るように努力しているところは、私と同じだと感じました。


つんく♂さんは、失敗を含めていろいろあったけど、結果的にこの道を歩いてきてよかったと考えているようです。この道を歩いてきたから、今こうしてここにいる。だからこんな経験が出来たということです。つんく♂さんさん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・自分で決めて進んで行けば、絶対に何かを得、そしてまた次のチャンスへと繋がっていくんだと思います(p22)


・「シャ乱Qでヒットを出したい」という焦りと「ヒットを出さなくちゃ忘れられる」というプレッシャーがかなりあった(p116)


・1999年からは・・一日に一曲くらいのペースで曲を作っていかなきと間に合わなかったのだ(p123)


・秋元康さんからは「プロデュースは、教え子と結婚してこそ完結だから」みたいなことを言われたりと、だんだんと「結婚」を意識するようになってきてはいた(p129)


▼引用は、この本からです
「だから、生きる。」つんく♂


【私の評価】★★★☆☆(74点)


目次

序章 新たな一歩 2015.4
第1章 最後のステージ 2013.8〜2014.2
第2章 終わりのない悪夢 2014.2〜2014.10
第3章 仕事漬けの日々 1992〜2006
第4章 守るべきもの 2006〜2011
第5章 永遠の別れ 2014.10〜2015.4
終章 未来へ続く扉 2015.4〜



著者経歴

つんく♂・・・1968(昭和43)年大阪府出身。TNX株式会社代表取締役社長。1988年バンド「シャ乱Q」を結成。「シングルベッド」「ズルい女」など、4曲のミリオンセラーを生み出した。1997(平成9)年より、モーニング娘。のプロデュースをはじめ、「LOVEマシーン」が176万枚以上を売り上げるビッグヒットに。現在に至るまで数多くのアーティストのプロデュースや楽曲提供を手掛けている


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