「理想の人生をつくる 習慣化大全」古川武士
2020/02/11公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(91点)
要約と感想レビュー
習慣化のスイッチ
習慣化コンサルタントが教える習慣化のコツです。人はそれぞれ違いますので、絶対に成功する習慣化のコツは存在しません。多くのコツの中から自分に合った方法を見つけることが大事なのです。この本では26のコツ、つまり習慣化のスイッチが紹介されています。これだけあれば、自分に合った習慣化の方法がわかるはずです。
例えば、自分の使命のために動ける人がいます。そうした人は、今の状況の中で、どんな意味づけができるのか?考えるのが効果的です。また、他人からの評価に振り回されがちな人は、他人ではなく昨日の自分を超えるように考えると、行動できるようになるという。
モチベーションがつくられるメカニズムはそれぞれ違う・・うまく自分を乗せる方法を見つけることです(p37)
無意識領域の行動への影響
習慣化を深堀りしていくと、その人の潜在意識の世界にまで到着してしまいます。つまり、無意識に信じている考えや過去のトラウマが、その人の行動に影響を与えているのです。そうした思考の習慣や感情の習慣を直視し、うまくやっていく必要があるのです。そこまで到達すれば、習慣化は次のステップに進めるのでしょう。
自分の中にあるものを見つけるということは、コーチングのような考え方も必要だと感じました。自分の中にあるものを引き出し、それを活かすために何をしていくのか決めて、それを実行、習慣化していくのです。自分に対して「夢や目標のためにどんな行動ができますか?」と問いかけ、引き出すのです。
私たちの行動・感情・ビリーフは、身を置く環境から強く影響を受けます・・親や学校の人々の影響を、社会人ならば会社の人々の影響を多く受ける(p31)
一年のテーマを持って生きる
大全というタイトルにふさわしい充実した内容でした。私には著者の大前研一の習慣を真似て、「1年に1つ、深く研究するテーマを決めて本にする」という習慣が印象に残りました。一年一年のテーマを持って生きるということです。
習慣が人生を決めるというように、習慣とは自分自身なのです。習慣を変えるためには自分を知るということが、不可欠なのだと確信しました。古川さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・その行動や習慣を行うのに最適なのは「いつ」「どこ」ですか?(p92)
・深いレベルに習慣化を妨げているボトルネックがあるケースがあります(p27)
・強烈な感情は、どこから生まれるかというとビリーフと本質・・ビリーフとは、その人が無意識に信じている考えです・・本質は、すでに持って生まれている欲求・特性です(p236)
【私の評価】★★★★★(91点)
目次
序章 習慣化で理想の人生をつくろう
第1章 行動の習慣―先延ばし・続かないを乗り越える
第2章 思考の習慣―マイナス思考から抜け出す
第3章 感情の習慣―やりたいことを見つける
第4章 環境の習慣―変化しない自分を成長させる
著者経歴
古川武士(ふるかわ たけし)・・・習慣化コンサルティング株式会社代表取締役。米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー。関西大学卒業後、日立製作所などを経て2006年に独立。日本で唯一の習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。「感情ジャーナルメソッド」を開発。活用した体験者から「人生が変わった!」「やりたいことが見つかった!」という声が寄せられている。
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