【書評】「図解 2割に集中して結果を出す習慣術 ハンディ版」古川 武士
2017/06/07公開 更新

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【私の評価】★★★☆☆(74点)
要約と感想レビュー
完璧より上手に力を抜く
習慣化コンサルタントが教える仕事における完璧主義者の落とし穴です。完璧主義者が悪いわけではありません。ただ、どうでもいい仕事を時間をかけて完璧にやっても意味がないということです。
完璧主義者は、どうしても完璧なものを目指して、なんでもかんでも時間をかけて、大事なことに時間をかけることができなくなってしまいます。わかっちゃいるけど、難しいのがこの点なのです。
完璧主義の人はすべてを網羅しようとする。上手に力を抜く人は結果が出る部分を徹底する(p68)
自分の強みを強くする
よくある間違いは、欠点を直すことに力を入れることです。もちろん欠点が原因で問題がおこらないように配慮する必要はありますが、それほど気にする必要はありません。
本来は、自分の強みを強くし、強いところで勝負することに集中すべきです。たとえば、不振の支店があったとしたら、支店の建て直しに集中するのではなく業績の良い支店を強化すればよいのです。
完璧主義の人は弱点を克服しようとする上手に力を抜く人は強みを活かす(p84)
自分の強みを強くする
完璧を排し、自分のできることに集中したり、重要なキーマンへの根回しを徹底するなど、上手に力を抜くすすめでした。
どうせ努力するなら、効果のでる努力をしたいものです。この本を読んで、できるところからやってみましょう。古川さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・上手に結果を出す人は、1ミリでも進んでいることを喜び、成果が出るまでにはがっかりタイムがあることを踏まえ、ただ淡々と努力を続けます(p108)
・完璧主義は性格ではなく、思考習慣(p15)
・上手に力を抜く人はまずたたき台をつくる(p98)
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
目次
"第0章 完璧主義が効率を下げる
第1章 「短時間で効率的」に仕事を終える
第2章 「効果的な工夫」で成果を高める
第3章 「失敗を恐れず」行動する
第4章 「精神的な余裕」をつくる
第5章 「他人の力」を上手に活かす
著者経歴
古川武士(ふるかわ たけし)・・・習慣化コンサルティング株式会社代表取締役。米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー。関西大学卒業後、日立製作所などを経て2006年に独立
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