【書評】「自分が信じていることを疑う勇気」長谷川雅彬
2017/06/08公開 更新
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【私の評価】★★★★☆(81点)
ニッチだから独自性を発揮できる
スペイン、イスラエル、ロシアで創造性について教える仕事をしている長谷川さんの一冊です。
なぜ、スペイン、イスラエル、ロシアなのかといえば、日本人が少なく、不人気だから。
本当は、単にイスラエルがおもしろいからだという。ただ、自分に正直になるだけで自然と差別化されるのです。
著者の提案は、自分が好きなものの専門性を高めていくこと。ニッチだからこそ、自分の日本人としての独自性を発揮できるというのです。
私はイスラエルやスペインに住んできましたが、その理由の一つは「日本人が少ない」からです・・日本人であるだけで珍しいのです(p148)
アイディアを実現する方法
著者が教えているのは、画期的なアイデアはつぶされやすいということです。アイデアを実現するために、アイデアをつぶさない人脈を作るには、自らお役に立てる人間になることだという。
アイデアを実現するために、最初の一歩を踏み出すのは、だれでも不安です。しかし不安はだれにでもあるのであって、不安の多くはチャンスであるということです。
そうした不安や恐怖に打ち勝つためには、実現しようとしていることが何かを、もう一度強く思い出してみること、「自分で自分の未来を作っていけるのだ」と信じる必要があるというのです。
画期的なアイディアが実現しにくい原因のひとつは、周囲の人間の反対意見につぶされることです(p26)
違うから成功する
確かに良いアイデアは、ニッチだと思いました。誰とも違うから成功する可能性があるのです。
長谷川さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・日本人は極端なまでに、誰かに嫌われることを恐れています・・大事なのは「大局的に見れば、好かれようと嫌われようと、大した問題ではない」と理解し、その重要度を下げることなのです(p75)
・私がイスラエルやロシアとの関係を続けている理由の一つは、どちらの国も欧米諸国で嫌われているからです・・嫌われ者の味方になることは、ニッチなジャンルで有利な立場を手に入れる有力な方法(p149)
・勝負の神髄はポジショニングです。勝つも負けるも、自分が取っているポジションの結果でしかなく、一つ一つの勝敗に意味などありません(p185)
・企業でよくあるのが「上司は自分のことを分かっていない」「上層部は現場を何も知らない」と対立したりすることです。これは明らかに自分しか見えていない低い視点です(p58)
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【私の評価】★★★★☆(81点)
目次
第1章 扉を見つける
第2章 扉の前に立つ
第3章 ドアノブに手をかける
第4章 扉は開く
著者経歴
長谷川雅彬(はせがわ まさあき)・・・立教大学経営学部にて元日銀政策決定委員の田谷禎三氏に師事。在学中は総合格闘技のプロの試合にも出場し、卒業後は大和証券キャピタルマーケッツ(現・大和証券)にて投資ストラテジストとして勤務。その後、スペインのIE UniversityにてVisual Media Commu-nication修士号を取得し、イスラエルにてソフトウェア会社のチーフエバンジェリストとして勤務。2014年よりスペインに戻りコンサルや執筆活動を開始し、スペインとアメリカで書籍を出版する。
現在はスペイントップの戦略デザインファームErretresでアドバイザーを務め、大学や国際的なカンファレンスでの講演を行う他、自身の持つ創造性に関するオンラインコースでは120各国に4000人以上の受講者を持つ。アーティストとしては2017年にマドリッド、パリ、モスクワで作品を展示する他、ロシアのカリグラフィー美術館のアンバサダーを務めるなど活動している。また、天台宗で得度をして僧籍を持っており、海外での日本文化の普及にも寄与している。
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