【書評】「感謝脳」樺沢紫苑, 田代政貴
2026/03/31公開 更新
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【私の評価】★★★★☆(81点)
要約と感想レビュー
感謝はメンタルによい
著者の田代さんは感謝を実践する「100万人のありがとうプロジェクト」を主催しています。100万人から「ありがとう」の声を集める活動です。
感謝はとても良いものです。感謝で人間関係が改善したり、自己肯定感が高まるのです。
「情報発信によるメンタル疾患の予防」をビジョンに掲げる共著者の樺沢紫苑さんも、感謝することでメンタルによい効果があることを説明しています。
感謝すると,人間関係がうまくいく。感謝すると,仕事がうまくいく(樺沢)(p6)
感謝には段階がある
感謝には段階があるという。最初は「親切への感謝」です。よいことをしてもらったら、「ありがとう」と感謝するのです。これは当たり前のレベルですね。
次の段階は「日常への感謝」です。普段の生活に感謝できるのか、ということです。蛇口から水が出る、スイッチを入れると電気が灯る。電車が時間通りに来る。こんな日本の当たり前は、実は当たり前ではないのです。
最後の段階は「逆境への感謝」です。ピンチに直面しても感謝できるのかということです。「何が起きても,ありがとう」と言えるのが、「感謝脳」なのです。
「感謝脳」はレベルが高いので、まずは、失敗しても、「この経験から何を学べるのか?」「学びの機会はありがたい」と,前向きに捉える訓練を田代さんは推奨しています。
海外へ行ってみると・・・エアコンが効かない・・・ネット回線が悪すぎ・・当たり前のように機能している日本に感謝することができます(田代)(p135)
感謝の反対
「感謝脳」の反対の人は、どんな人なのでしょうか。
感謝脳の人は、「ありがとう」が口癖ですが、反対の人は、「すみません」が口癖です。
感謝の反対は、悪口・愚痴・不平不満です。悪口が多い人は,不健康で認知症リスクが3倍で,寿命も縮まるという。
マザー・テレサは、「ありがとう」の反対の言葉は,「当たり前」と語りました。
私たちは、感謝の中で生きるのか、誹謗中傷の中で生きるのか、選択できるのです。
誹謗,中傷の言葉をぶつけ合い,傷つけ合いながら生きていくのか。親切と感謝の中で,互いに癒し,励まし合いながら生きていくのか(樺沢)(p11)
感謝する人はギバー(与える人)
感謝脳の人は、自分が満たされているので与える人になるという。その反対はクレクレ星人です。実は著者の樺沢さんは、最初、自分の素晴らしい本を買ってくれ!というクレクレ星人だったという。
しかし、友人の本をメルマガで紹介したら喜ばれて、自分の本をその人が紹介してくれるようになったというのです。それ以降は、自分の本より友人の本を紹介するようになったという。
つまり、感謝脳の人は、自分が満たされているので、まず相手の本を先に紹介できるのです。すると、自然と感謝が返ってくるわけです。そもそも「ありがとう」とは、相手に感謝を与え、自己重要感を与えているといえるのかもしれません。
まずは感謝とともに、相手に何ができるのか?を考えてみたいものです。田代さん、樺沢さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・頑張ってと言われるより,ありがとうと言われるほうが,生きる力になる(田代)(p264)
・感謝の度合いが高い人ほど,自己肯定感が高い傾向にあります(樺沢)(p71)
・「与える人」」になると,人間関係も良くなり,紹介もされるようになります(樺沢)(p115)
・成功している人を見ると,つい比較してしまって,自分が無力に感じられる・・・周囲に振り回されないために,自分にとっての幸せの定義を決めることにしました(田代)(p174)
▼引用は、この本からです

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【私の評価】★★★★☆(81点)
目次
序章 究極の「感謝の修行」
第1章 感謝の正体
第2章 感謝のすごい効果
第3章 間違った感謝
第4章 感謝の分類
第5章 感謝のつくりかた
第6章 「感謝脳」実践ワーク
第7章 「感謝脳」が人生を変える
著者経歴
田代政貴(たしろ まさたか)・・・コミュニティづくりと感謝の専門家。「ありがとうでつながる」をテーマにしたコミュニティを運営。また、海外含め21都市で8800人以上を繋げてきたビジネスマッチングプロデューサー
樺沢紫苑(かばさわ しおん)・・・精神科医、作家。1965年札幌生まれ。札幌医科大学医学部卒。2004年から米国シカゴのイリノイ大学精神科に3年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。「情報発信によるメンタル疾患の予防」をビジョンとし、YouTube(約60万人)、メールマガジン(12万人)など累計110万フォロワーに情報発信をしている。著書51冊、累計発行部数260万部のベストセラー作家
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