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【書評】「朝夜3分、書くだけで癒やされる 書き込み式 写文セラピー練習帳」樺沢 紫苑

2025/05/22公開 更新
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「朝夜3分、書くだけで癒やされる 書き込み式 写文セラピー練習帳」樺沢 紫苑


【私の評価】★★★★☆(82点)


要約と感想レビュー


変われる人は1%

本を読む人は10人に一人。その本を読んで行動する人は10%、習慣化できる人はさらにその10%。仮に本を読んでも、変われる人は1%もいないのです。


そこでこの本では、朝と夜に「名言」を音読して、書き写します。そして、その日、「名言」どうりに行動できたかどうか振り返り、3行以内でメモを書くのです。「話す」「書く」「行動する」「反省する」というアウトプットが、この本だけでできるのです。


例えば、一日目は、「それでいい。今の自分でOK!」と声を出しながら、薄い字をなぞって書き、その言葉を実践してみるのです。


一日の中で3回を目標に、その日の言葉を使ってみましょう(p19)

失敗は成長のチャンス

ポイントは、自分で考え、自分で決断し、自分で行動することができるのか、ということでしょう。著者も勤務医として働いていましたが、アメリカ留学をきっかけに、メルマガで情報発信をはじめ、独立したのです。


著者の言いたいことは、自分の人生を生きること。もちろん新しいことに挑戦すれば、うまくいかない、失敗も多いと思います。だからこそ、もっと失敗しよう。失敗は成長のチャンス!ということなのです。


そして、失敗も想定のうちですから、事前にプランB(代替案)を準備しておけばいいし、困ったら、人に相談すればよいのです。


欠点も短所も自分の大切な個性(p32)

できる範囲でアウトプット

著者はメルマガ、ブログ、SNS、動画配信とその次代の流れに乗って、アウトプットを続けてきました。この本の今日の言葉に出てくる、「ちょい難(むず)にチャレンジしよう!」「やれることを、やれる範囲でやっていく」というのは、まさにアウトプットを続けてきた著者を支えた考え方なのです。


できる範囲で、メルマガを書く。できる範囲で、毎日動画をアップする。できる範囲で、書籍を書く。「今、ここ」に集中してできる範囲でやってきたのです。著者は、今にフォーカスすれば、心は必ず平穏になると言っています。


睡眠、運動、朝散歩!やれる範囲でやっていく(p122)

毎日を楽しもう!

興味深かったのは、著者が、職場の人間関係はどーでもいい!と断言していることです。家族、友人との交流に、時間を割り当てるべきだとしているのです。そして、毎日を楽しもう!ということです。そのために自分から「楽しい」を探し「楽しい時間」を作り出すのです。


その根底には、自分には無限の可能性がある!という確信があります。自分らしく生きていい!のです。マインドセットとしては十分な内容でしょう。樺沢さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言


・過去と他人は変えられない・・・「自分」と「未来」は、あなた自身でコントロールできるのです(p102)


・ボーッとしていい・・脳は休ませるほど活性化します(p76)


・あなたの笑顔があなたを癒やす・・笑顔が苦手な人は練習しましょう(p128)


・人の悪口は絶対に言うな!・・悪口を言うほど、ストレスを増え、脳は疲労し、自己肯定感は下がります(p104)


▼引用は、この本からです
「朝夜3分、書くだけで癒やされる 書き込み式 写文セラピー練習帳」樺沢 紫苑
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樺沢 紫苑(著)、幻冬舎


【私の評価】★★★★☆(82点)


目次


第一週 自己肯定感を高める言葉
第二週 レジリエンスを高める言葉
第三週 マインドフルネスを促す言葉
第四週 アウトプット力を高める言葉
第五週 コミュニケーション力を伸ばす言葉
第六週 コンディションを整える言葉
第七週 ストレスフリー、自分を癒やす言葉
第八週 ウェルビーイングを実現する言葉


著者経歴


精神科医、作家、映画評論家。1965年札幌市生まれ。札幌医科大学医学部卒。2004年から米国シカゴのイリノイ大学精神科に3年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。「情報発信によるメンタル疾患の予防」をビジョンとし、YouTube(50万人超)、メールマガジン(12万人)など累計100万フォロワーに情報発信をしている。著書53冊、累計発行部数250万部突破


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