【書評】「コンサルタント商売を成功に導く 「5つの仕組み」の整え方」 五藤万晶
2026/07/14公開 更新
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【私の評価】★★★★★(96点)
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要約と感想レビュー
稼げるコンサルタントは仕組みを売る
世の中には経営コンサルタントなのに、自分自身が稼げないコンサルタントがいるという。その自己矛盾はどこから生まれるのでしょうか。
稼げないコンサルタントは知識を伝え、稼げるコンサルタントはクライアントが継続的に利益を上げる「仕組み」をつくるのだ、と著者は説明するのです。
知識やノウハウを「教える」だけでは、時間単価は結局「時給3〜5万円」ほどに収まってしまいます。一方、「仕組みづくり」を商品にできれば、その効果がイメージできるため、半年全10回で330万円といった値付けができるようになるのです。
具体的には「全10回」などコンサルティングを体系化します。すると、実施内容が明確になり、見込み客への訴求力も格段に増すといいます。「10か月間、全10回で貴社に〇〇の仕組みを構築します」と明確に提示すれば、クライアントも安心して依頼できるのです。
優れたコンサルタントは、知識を伝えるのではなく、クライアントがビジネス上、有利に廻していくことができる「仕組み」づくりを行います(p130)
稼げないコンサルタントの特徴
この本では、稼げないコンサルタントに共通するパターンを次のように説明しています。
まず、「何でも屋」のように何を提供するのかが明確でない。売り物がわからなければ、クライアントは買うことが難しくなります。
また、コンサルタントなのに、「クライアントの商品を代わりに売っている」「ひたすらスタッフに売り方を教えている」という状態で、業務代行と変わらないケース。
さらには、「ちょっと話があるのでいいですか?」と呼ばれて会食して飲食代を出してもらうだけで、成約できないコンサルタントも多いという。
こうした稼げないコンサルタントの共通点は、発注する経営者の気持ちがわかっていないということです。
つまり、経営者がコンサルタントと面談したとき、名刺交換をして、こんな自分で作ったような名刺で大丈夫だろうか?と不安に思ってしまう。この人は何が得意なんだろう?と不安になる。そんな基本さえできていないコンサルタントが多いのです。
自社は何を提供するのか?・・・ここがぼやけていては・・買うことが難しくなります(p68)
稼げるコンサルタントの特徴
では、稼げるコンサルタントはどうしているのでしょうか。
まず、コンサルタントの独自性を活かしたノウハウが、「商品のカタチ」として体系化されていることが大前提となります。そして、それらの商品には、「信用のカタチ」として顧客の声がセットになっていることで、クライアントに安心感を与えます。
そのうえで、著者は、個性的で優れた腕を持つクリニックや実力派の弁護士事務所のように、汎用的な大手チェーンではなく、小規模ながら「会社としてのカタチ」として機能していることが重要だと述べています。
具体的には、東京にオフィスがある、秘書が対応してくれる、入金確認や御礼メールが届く、受付や案内の担当者がいる、こういったことです。個人事業であっても、普通の会社のような印象を与えれば会社として認識されるのです。
こうした事務的な作業は、外注でまわすことが可能です。電話対応や請求業務、セミナーの受付といった実務を任せることで、コンサルタント自身は本来の仕事に集中できるのです。
まともな会社の経理は、法人名義ではない銀行口座に振り込みたがらない(p86)
独自性を活かすコンサルティング商品
この本で最も重要なポイントは独自性のあるコンサルティングを「カタチ」化、つまり体系化することと理解しました。
その人に紐づいた独自性のあるコンサルティングは替えが効かず、価格競争に巻き込まれにくくなります。それゆえに個別にカスタマイズされるものであり、著者のコンサルティングが必要となる場合があるというわけです。
コンサルタントを目指す人はもちろん、すでに活動している士業や研修講師の方にも、ぜひ読んでほしい一冊です。五藤さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・コンサルタント商売であれば、小冊子の配布、メルマガの配信、書籍の出版、SNSの活用、ネット広告など・・・すべての目的は・・商談につなげるためである(p212)
・「独自性を活かす」ことが最も重要(p13)
・カタチの無いモノは売ることができない(p53)
・製品やサービス紹介の裏でリベートを貰っているみたいなことになれば、そのコンサルタントの言葉を信じる人はいなくなるでしょう(p25)
▼引用は、この本からです

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五藤万晶 (著)、エベレスト出版
【私の評価】★★★★★(96点)
目次
第1章 あなたのビジネスが思うように売れない本当の理由
第2章 コンサルビジネスは、「売れる仕組み=カタチ化」で大躍進できる!
第3章 コンサルビジネスを圧倒的に有利にする会社のグランドデザイン
第4章 無形ノウハウを売れるコンサルティング商品に変える具体策
第5章 コンサルタント商売に対する5つの勘違い
第6章 確率論で売れるようにする営業導線の仕組みづくり
第7章 真に報われるコンサルビジネスの将来設計と展開の仕組み
著者経歴
五藤万晶(ごとう かずあき)・・・「経営者に役立つ、本物のコンサルタント、コンサルティングを世に広めたい」という強い信念の基、2012年、株式会社ドラゴンコンサルティングを設立。同社代表取締役。これまで500人以上に、指導実績を誇るコンサルティングビジネス専門のコンサルタント。「コンサルティング」を労賃やキャラで売るのではなく、独自のコンテンツづくりと戦略で指導している。そのキラーコンテンツづくりと収益化の指導は、コンサルタント起業する人はもとより、士業関係者、ベテランコンサルタントからも認められている。1969年生まれ、千葉大学法経学部卒
稼げるコンサル関連書籍
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