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「優れた社長は、コンサルタントをどう使うのか?」五藤 万晶

2015/06/10公開 更新
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優れた社長は、コンサルタントをどう使うのか?


【私の評価】★★★★☆(86点)


要約と感想レビュー

 コンサルタントほど、価格と成果の関係がわかりにくい業種はないのではないでしょうか。多額のコンサル費用を払って、社内が混乱し、倒産しそうになることもあれば、たった一人のコンサルタントで、売上が倍々ゲームで増えていくということもあるのです。


 それでもコンサルタントを雇うのは、コンサルタントの経験を買うことでより短期間により失敗の確率を低くするという意味があるのでしょう。また、社内で言いにくい本質の問題を、外部の人に言ってもらうから受け入れられるという意味もあります。だからこそ、コンサルタント選びが大事になるのです。


・コンサルタントに依頼する本質は、遠回りせずに自分たちで先端の仕組みを構築する、その時間を買っているということです(p105)


 コンサルタントを雇うときのポイントは、目的をはっきりさせることです。どういった仕組みを、どれくらいの期間で作ってもらうのか。この目的がはっきりしていれば、コンサルタント選びで間違う可能性が減るのです。


 目的をはっきりさせるということは、会社にとって必要なことに優先順位をつけるということです。普通の会社は、より顧客に近いところから変えていくのが、成果につながりやすいと言われています。


・自社にどういった新しい仕組みを構築することで、事業の成長を加速させるか・・この目的の明確化こそが、成果を確実に引き出していく重要なポイントなのです(p96)


 この本でわかることは、コンサルタントは高くない!ということです。ただし、目的に合った良いコンサルタントを選んだ場合です。


 コンサルタントのコンサルタントだけある内容だと感じました。五藤 さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・こうした専門コンサルタントの仕事は、「儲かる仕組み」をつくることです。(p5)


・コンサルティングを頼んだ意味・・・
 1「自社にノウハウが蓄積すること」
 2「自分たちで考えること」
 3「自分たちで回せること」(p101)


・コンサルティングの実施期間や回数・・ノウハウを体系化していれば、過去の経験から、期間的なことは言えるものです(p107)


・「仕組みが回っているかどうかの確認やメンテナンス」を主旨とした、年に3、4回くらいの定期検診の契約をされることをお薦めしています(p110)


・研修が大きな効果を発揮するのは、組織やラインがしっかりできているときです


・社員同士であれば、「いま、この仕事は大切です」とか「あっちの部署に言われたくない」など、揉めることが多いのですが、ここも外部のコンサルタントを入れたメリットが光ります(p24)


・評価制度は、あくまでも公平性の確保が重要であるため、「外部専門家の設計と判断」ということを明示することで、多くの人に納得してもらいやすくなります(p64)


▼引用は下記の書籍からです。
優れた社長は、コンサルタントをどう使うのか?
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五藤 万晶
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【私の評価】★★★★☆(86点)


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目次

1章 優れた社長は、売れる仕組みづくりを依頼する
2章 優れた社長は、拡大再生産の仕組み化を依頼する
3章 コンサルタントの活用で成功する7大ポイント
4章 コンサルタント活用が失敗する原因
5章 コンサルタントを使うときの相場
終章 ノウハウを活用できる企業が、事業を急成長させる



著者経歴

 五藤万晶(ごとう かずあき)・・・コンサルタント専門のコンサルタント。株式会社ドラゴンコンサルティング代表取締役。これまで数百人以上のコンサルタント、講師、士業、実務家...各人の強みと特長を最大限に引き出し、ヒットさせてきた。「人のコンテンツを絞り出す天才 」と称され、関係した講師・コンサルタントからは、「稼ぐ、本当のコンサルティングができるようになった」、「ライバルと価格競争しなくてすむようになった」、「自分の本当のウリが分かり、クライアントが倍増した! 」など、信頼を獲得している。


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