【書評】「あなたの知識や経験を、コンサルタントになって大きな稼ぎに変える法 年収3千万円以上を実現する収益モデルのつくり方」五藤万晶
2019/03/15公開 更新

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【私の評価】★★★★☆(86点)
要約と感想レビュー
仕組みを売るのがコンサルタント
時給5万円にもなるというコンサルタントに対して、自分もなりたい!と憧れている人も多いのではないでしょうか。しかし、コンサルティング専門のコンサルタントである五藤さんは「「時給」という考え方自体がダメ」と断言します。
知識を時間で売るのは研修であり、仕事の仕組み構築を売るのがコンサルティングだからです。研修を否定しているわけではなく、コンサルタントを目指しながら単価の低い研修講師や講演家になっている人が多いということなのでしょう。
「経営の(儲かる)仕組みをつくる指導」がコンサルティング。「担当者への知識提供は能力アップ指導」が研修(p67)
受注を確実にする仕組みを作る
次の段階は、そうした単価の高いパッケージ化された商品をいかに売るのかということです。理想は紹介で売ることですが、まずは自分で販売促進の仕組みを作るのです。具体的には、「全8回(8ヶ月間)で、貴社に○○の仕組みを構築します」といった内容を提示するのです。「仕組みづくりを行う」ことになれば、「研修」の2倍以上の価格が可能だという。
また、セミナー→相談→商品購入とか、出版→資料請求→面談→商品購入など、安定した受注を確実にする仕組みも必要です。確率論で売れていく仕組みを作るのです。仕組みが安定すれば、あとは見込み客をいかに集めるか、費用対効果を測定してテストしていけばよいのです。
コンサルタントにとって本とは、販促ツールに他ならない(p131)
パッケージ化された商品を作る
こうしたパッケージ化された商品と売れる仕組みを意識して作ることが、大切なのでしょう。逆に言えば、意識しないことで大きな稼ぎを失っている人も多いのでしょう。
五藤さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・「パッケージ化」・・・「売れる商品をつくりだす仕組みづくり」という、根本の部分に焦点を合わせ、社長にも参画してもらいながら、全10回などで、その仕組みの構築を指導する、「パッケージ型のコンサルティング」に組み換えを行った(p30)
・独自に生み出した営業の組み立て方・・「会員制度を構築する方法」とか「通信販売の立ち上げ」、「ギフト販売の手法」、「歩合給制度づくり」、「業績を伸ばす人事制度の構築」・・・「紹介制度づくり」、「フィットネス事業構築」、「顧客管理の体制」、「土地活用専門」、「高級品マーケティング」、「ユニーク賃貸物件の経営」・・「コンテンツビジネスの立ち上げ」・・(p12)
・「企業へ訪問」するコンサルティングスタイルを・・自分の事務所に来てもらう方式を組み入れることができ、時間的にはむしろ「ヒマになった」(p40)
・「先輩(経営者)」と「親族(身内)」・・・頼んでもいないのに、様々に指示やアドバイス、時には命令に近い強制力をもって、あなたが本来進むべき道から、どんどん遠ざけていってしまうことが少なくありません・・良かれと思っての言動だけに、実に厄介なのです(p80)
▼引用は下記の書籍からです。
星雲社
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【私の評価】★★★★☆(86点)
目次
第1章 コンサルタント商売なら、年収3千万円以上も夢ではない!
第2章 稼げるようになるための、正しい「コンサルタント像」とは
第3章 繁盛するために絶対に押さえるべき収益モデルの原理原則
第4章 コンサルタント業にまつわる7つのウソ本当
第5章 知識・経験・ノウハウ...を大きなお金に換える具体戦略
第6章 自分の人生を本当に活かす、売れるコンサルタントの道
著者経歴
五藤万晶(ごとう かずあき)・・・コンサルタント専門のコンサルタント。株式会社ドラゴンコンサルティング代表取締役。これまで数百人以上のコンサルタント、講師、士業、実務家...各人の強みと特長を最大限に引き出し、ヒットさせてきた。「人のコンテンツを絞り出す天才 」と称され、関係した講師・コンサルタントからは、「稼ぐ、本当のコンサルティングができるようになった」、「ライバルと価格競争しなくてすむようになった」、「自分の本当のウリが分かり、クライアントが倍増した! 」など、信頼を獲得している。
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