「逆転スイッチ! "絶体絶命のピンチ"を一瞬で"チャンス"に変えた33の物語」西沢 泰生
2015/06/11公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
要約と感想レビュー
ある経営者が、「打つ手は無限にある」と言っていました。もうだめだ・・・と思ったところからが、勝負なのです。本当にそうなのか、この本では33の実例を示してくれます。
例えば、ホンダの創業者である本田宗一郎さんは、外国から技術の勉強をするため外国製タイヤを持って帰ろうとしたとき、送料のお金がないことに気づきました。そのとき本田さんは、タイヤを首にかけて手荷物として飛行機で帰ってきたというのです。
・マン島の現地を訪れた本田さんは・・・ドルの持ち金のギリギリまで機械の買い付け・・タイヤを貨物として運ぶには別料金が必要だと言われ・・「これは首飾りだ」と言い張って、首にかけて機内に持ち込んだ(p16)
あの人は、いかに絶体絶命のときに、抜け出したのか。本当にピンチは、チャンスなのか。この本を読むと、その本質がわかってきます。
どんなにどん底でも人は復活できるし、死ぬ気になれば、なんでもできるのです。明石家サンマがいうとおり、生きているだけで丸儲けと考えることができるのか、ということなのでしょう。
・イジメや借金で死ぬくらいなら、何もかも捨てて、死んだ気になって逃げればいい(p157)
成功者は、逃げるときは逃げる。でも、逃げられないなら、うまくいくまで頑張るのです。それがわかりました。やれば、できる。なんとかなる、なのです。西沢さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・人見知りで悩んでいた山ちゃんを救った、タモリが彼に言ったひと言とは・・「人見知りは才能」(p104)
・「そんな命令に署名するなんて、リンカーンは馬鹿野郎だ」とののしったのです・・「彼がそう言っているのなら、私はきっと馬鹿野郎なのだろう。何しろ、彼の言う事は間違ったためしがないからね」(p128)
・仲間13人と共に斬首を言い渡されてしまいました・・・「この国の王は天下を取ろうと望んではいないのか!もし天下を取ろうというのであれば、私のような人材の命をなぜ奪うのか!」と大声で訴えた(p204)
KADOKAWA/角川学芸出版
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
目次
まえがき なぜルパン三世はピンチの時にも微笑んでいられるのか
Chapter1 ピンチ脱出法クイズ(初級編)
【ピンチについての名言集1/初級編まとめ】
Chapter2 ピンチ脱出法クイズ(中級編)
【ピンチについての名言集2/中級編まとめ】
Chapter3 ピンチ脱出法クイズ(上級編)
【ピンチについての名言集3/上級編まとめ】
あとがき 病名を告げられた時に
著者経歴
西沢泰生(にしざわ やすお)・・・1962年、神奈川県生まれ。大学時代からクイズ番組に出場するようになる。出場回数は20回を数え、『パネルクイズアタック25』『クイズタイムショック』等で優勝。日本初のクイズ同好会「ホノルルクラブ」に所属。仕事では、約20年間、社内報の編集を担当。その間、社長秘書も兼任で経験。現在は赤坂勤務の会社員
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『逆転スイッチ』の著者の西沢です。取り上げていただきありがとうございました!