「ビジネスに効く最強の「読書」本当の教養が身につく108冊」出口治明

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【私の評価】★★★★☆(86点)


■ライフネット生命保険の創業者である
 出口さんは、日本生命保険のロンドン
 現地法人社長、国際営業部長を歴任。


 海外で勤務しているとき、
 出張中に寄り道をしながら
 世界を旅したという。


 人は人との出会い、本との出会い、
 そして旅することによってこそ、
 教養が身につくと断言しています。


・人間は・・人に会い、本を読み、世界を旅すること以外に賢くなる(人間と人間がつくった社会のことを知る)方法はありません(p3)


■108冊の本を紹介していますが、
 比較的厚い本が多い印象でした。


 私が読んだことのある本は
 たったの10冊。
 類書を読んでいるものもあるので
 内容がわかるのはせいぜい三分の一。


 科学技術、ビジネス関係なら
 太刀打ちできますが、
 歴史、経済、文化、言語となると
 まだまだ勉強が必要なようです。


・近代社会の基礎はフランス革命の時に生まれた・・・国民国家という考え方、さらには民法典など・・(p115)


■よく大学で学ぶ人もいますが、
 社会人こそ読書や人との出会い、
 旅を通じて学ぶことができるのだと
 と思いました。


 学ぼうという好奇心があれば、
 仕事の隙間時間に
 学べばよいのです。
 出口さんのように。


 出口さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・リーダーシップ・・・3つの条件・・何かをしたい、何かを変えたい、という強い気持ちがあることがまず最低条件の一つ目です・・第2に、自分のしたいことをメンバーにきちんと話して共感を得る力・・最後の目的地までメンバーを引っ張っていく統率力が必要です(p24)


・煮詰まってしまった場合には、全く仕事に関係ないことを考えて頭をスッキリさせるという考え方もあります(p57)


・一見平等ながら、権力が情報や思想、価値観まですべてを支配し、一元管理する強圧的な管理・階級社会・・その世界は現実のものとなりつつあるのかもしれません(p79)




出口治明、日経BP社

【私の評価】★★★★☆(86点)

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■目次

まえがき
1 『アノスミア』

PART1.リーダーシップを磨くうえで役に立つ本
2 ローマ政治家伝1 カエサル ゲルツァー 
3 ローマ政治家伝2 ポンペイ
4 ガリア戦記 カエサル 岩波文庫 
5 ローマ人の物語 ユリウス・カエサル ルビコン以前 塩野七生 
6 プルターク英雄伝 
7 採用基準 伊賀泰代  
8 指輪物語 トールキン 評論社文庫 
9 君主論 マキアヴェッリ 岩波文庫

PART2.人間力を高めたいと思うあなたに相応しい本
10 韓非子 岩波文庫 
11 ブッデンブローク家の人びと トーマス・マン 岩波文庫
12 夏の砦 辻邦生  
13 王書 フェルドウスィー 岩波文庫 
14 チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 塩野七生 
15 ドン・キホーテのごとくセルバンテス自叙伝(上下) スティーヴン・マーロウ 
16 朗読者 シュリンク  
17 供述によるとペレイラは タブッキ 
18 白い城 オルハン・パムク

PART3.仕事上の意思決定に悩んだ時に背中を押してくれる本
19 『脳には妙なクセがある』 池谷裕二
20 貞観政要(上下) 新釈漢文大系 原田種成 
21 宋名臣言行録 梅原郁 帝王学
22 戦争論 クラウゼヴィッツ 岩波文庫
23 『自分のアタマで考えよう』 ちきりん
24 『宇宙は本当にひとつなのか』 村山 
25 宇宙論と神 池内了 立
26 バウドリーノ(上下) ウンベルト・エーコ 
27 西遊記 岩波文庫(10巻) 
28 三國志逍遥 中村 安野 山川出版社 
29 預言者 ジブンラン 

PART4.自分の頭で未来を予測する時にヒントになる本
30 2050年への構想 日本経済研究センター 
31 2052年今後40年のグローバル予測 ランダース
32 『2050年の世界』
33 『第五の権力 Googleには見えている未来』 シュミット
34 ユートピア トマス・モア 岩波文庫 
35 『一九八四年』 オーウェル 
36 すばらしい新世界 ハックスリー
37 迷宮に死者は住む ヴンダーリヒ 
38 『地図と領土』 ウエルベック 

PART5.複雑な現在をひもとくために不可欠な本
39 『アンダルシーア風土記』 永川玲二 
40 『気候で読み解く日本の歴史』 田家康 
41 歴史 ヘロドトス 
42 史記列伝 司馬遷 
43 イタリア絵画史 ロンギ
44 日本のピアノ100年 前間 
45 国宝神護寺三像とは何か 黒田日出男 
46 モンゴル帝国の興亡(上下) 杉山正明
47 東方見聞録 マルコ・ポーロ 
48 1940年体制 野口悠紀雄 
49 『昭和史』 半藤  
50 『敗北を抱きしめて』(上下) ジョン・ダワー 
51 『民主と愛国』 小熊英二 

PART6.国家と政治を理解するために押さえるべき本
52 田中角栄 戦後日本の悲しき自画像 早野透 
53 首相支配 日本政治の変貌 高中治堅 
54 変貌する民主主義 森政稔 
55 職業としての政治 ヴェーバー 
56 人間の条件 ハンナ・アレント 
57 政治思想論集 カール・シュミット 
58 小説フランス革命11巻 佐藤賢一
59 物語フランス革命 安達正勝 中公新書 
60 フランス革命の省察 エドマンド・バーク 
61 アメリカのデモクラシー トクヴィル 
62 トクヴィルが見たアメリカ レオ・ダムロッシュ 
63 世界をゆるがした十日間 ジョン・リード 
64 『ワイルド・スワン』 ユン・チアン

PART7.グローバリゼーションに対する理解を深めてくれる本
65 ペリル提督 日本遠征記 
66 ペリー 佐藤賢一
67 『大君の通貨』 幕末「円ドル」戦争 佐藤雅美 
68 近代世界システムⅠ 農業資本主義と「ヨーロッパ世界経済」の成立 ウォーラステイン 
69 『クアトロ・ラガッツィ』 天正少年使節と世界帝国 若桑みどり 
70 モンゴル帝国が生んだ世界地図 宮紀子 
71 『黒いアテナ』(上下) マーティン・バナール 
72 ベネディクト・アンダーソン グローバリゼーションを語る 梅森直之編著 
73 定本 想像の共同体 近代世界システムと並ぶ歴史学徒の必読書 
74 民族という虚構 小坂井敏晶 
75 社会心理学講義 小坂井敏晶 
76 戦後世界経済史 自由と平等の視点から 猪木武徳 
77 マッキンダーの地政学 ハートランドの戦略論 
78 マハン海上権力史論 シーパワー
79 海洋国家日本の構想 高坂正
80 世界正義論 井上達夫
81 ハドリアヌス帝の回想 マルグリット・ユルスナール

PART8.老いを実感したあなたが勇気づけられる本
82 生物学的文明論 本川達雄
83 老い(上下) シモーヌ・ド・ボーヴォワール 
84 第二の性 シモーヌ・ド・ボーヴォワール 
85 おひとりさまの老後 上野千鶴子 
86 ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅 レイチェル・ジョイス 
87 ブッダのことば スッタニパータ 中村元訳 
88 生と死の接点 河合隼雄 
89 5ファイブ ダン・セドラ

PART9.生きることに迷った時に傍らに置く本
90 アルケミスト 夢を旅した少年 パウロ・コエーリョ
91 ラッセル幸福論 岩波文庫 
92 ニコマコス倫理学 アリストテレス 
93 ルバイヤート オマル・ハイヤーム
94 幸福な王子 オスカー・ワイルド
97 『男性論 ECCE HOMO』 ヤマザキマリ 

PART10.新たな人生に旅立つあなたに捧げる本
98 何でも見てやろう 小田実
99 深夜特急 1~6 沢木耕太郎
100 グレートジャーニー 1~5 関野吉晴
101 大唐西域記 東洋文庫(3巻) 
102 イタリア紀行(上下) ゲーテ 岩波文庫
103 三大陸周遊記抄 イブン・バットゥータ 中公文庫
104 イブン・ジュバイルの旅行記 講談社学術文庫
105 インド日記 小熊英二 
106 スペイン旅行記 カレル・チャペック ちくま文庫
107 中国奥地紀行(1,2) イザベラ・バード 
108 朝鮮紀行 イザベラ・バード 講談社学術文庫


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