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「年間1000冊以上読書を楽しむ本のソムリエ団長の読書教室」団長

2020/06/24公開 更新
本のソムリエ
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【私の評価】★★★★☆(86点)


要約と感想レビュー

読書の記録を残す

ロックバンド「一里塚歌劇団」のボーカルでありながら、1年に1000冊も本を読むという団長Danchoさんです。団長Danchoさんは隙間時間に本を読んでいるという。本を読むコツは、立って読むこと。記録を残すこと。パッと読んでわからなくても、後戻りせずに、そのまま読み続けること。自分ならどう書くか、考えながら読むという。


そして、その内容を誰かに伝えることを前提に読んで、1冊の中に1行でも、何か面白いと思うところ、勉強になったと感じるところがあれば十分だというのです。そして、その一行を記録に残しているというのです。本の読み方は私とほぼ同じです。


・記録を残す・・・「書名」と「本を読んで印象に残ったこと」を書いています。それもたった一行だけ(p32)

祖父から読書するように叱られた

面白いのは、そうした団長Danchoさんも実は高校生の頃、本も読まず、何もやる気が出なかったという。やりたいこともなく、勉強も運動もできるわけではない。劣等感を感じ、憂鬱で一日中テレビを見ていたという。


そうした団長Danchoさんの姿を見た祖父から、次のように叱られたという。「テレビはいつでも見れる。やることがないなら辞書でも読んでみろ。新しい世界が開ける。面白いことは、おまえの身の回りにいくらでもある。それに気づきなさい、と。」


・いま自分のいる世界は小さくとも、本を開けば大きな世界を味わえる(p239)

送られてくる本は必ず読む

衝撃を受けた団長Danchoさんは、それから本を読むようになったのだという。良いお話ですね。人間とはちょっとしたきっかけで大きく変わることができる無限の可能性を持っているのだ、と思いました


だから団長Danchoさんは、出版社や著者から送られてくる本を「ノルマ本」と呼んで、必ず読むようにしているという。また、図書館は貸出期限があるので、期限を守るために自分の読む限界を引き出してくれるというのです。さすが1年に1000冊読む団長Danchoさんです。良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・「本を読め」と言っている先生や親自身がロクに読んでいないことも全く珍しくない(p8)


・いい本の見極め方・・・自分に合うか、合わないか(p103)


・お金があるから本を買っているのではなく、本を読んでいるからお金が入ってくる(p213)


▼引用は、この本からです

団長、大盛堂書店


【私の評価】★★★★☆(86点)


目次

第1章 読書のココロ
第2章 読書のチエ
第3章 読書のワザ



著者経歴

団長(だんちょう)・・・ロックバンド「一里塚華劇団」のリーダー。NPO読書普及協会・専任講師、シブヤ駅前☆読書大学 校長。海外でも活躍する注目のロックスターでありながら、年間1,000冊以上の読書を楽しむ本のソムリエ。「1冊の本との出会いで人生は変わる!」との想いで、メディア出演、講演、学校授業、書籍、書評執筆など活躍している。


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