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「どう伝えればわかってもらえるのか? 部下に届く 言葉がけの正解」吉田幸弘

(2020年6月23日)|本のソムリエ メルマガ登録
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【私の評価】★★★★★(90点)


内容と感想

■著者は会社員時代にトップ営業マンとして
 活躍するも,怒ってばかりで
 周囲のメンバーとうまくいかず,
 降格人事を経験したという。


 地獄を見た著者はコーチングの技術を
 活用し,部下を認めて寄り添う手法で、
 部下を育てて売り上げを立てることが
 出来るようになりました。


 それまでは体調を崩し,入院した
 こともあったというのですから,
 相手の心に寄り添うことの大切さを
 著者は骨身に染みているのでしょう。


 部下とのコミュニケーションが、
 すべてを変えるのです。


・モチベーションを下げない・・・部下は責任を取らされたくない・・タスクを1つ1つ分解していき、「不安に感じるのはどの部分?」と質問し、部下が不安と感じるタスクを説明します(p115)


■この本の面白いところは,
 苦労してきた著者だからわかるであろう,
 癖のある部下を動かす事例が
 たくさん紹介されていることです。


 どうしたらいいでしょう?、
 には教えない。


 年上部下には、
 アドバイスをもらう。


 関係の悪い人には、
 相談する。


 著者の苦しんだ過程が
 それぞれの内容を読むと
 見えるような気がするのです。


・年上部下に悩んでいる・・・辛口の意見が出てきた場合は・・・
 ×「それはわかりますけど・・・」
 〇「アドバイス、ありがとうございます」と言って、発言に感謝の意を示します(p140)


■管理職にとって、部下との
 コミュニケーションに絶対の答えはないし,
 悩みに終わりはないのでしょう。


 最低限,組織が崩壊しない程度の
 言葉の選び方,接し方を学びつつ,
 できれば人に育ってもらいたい。


 自ら動く人を育てることができれば
 ベストですが,そこまで行きついた人は
 幸せと言えるのでしょう。


 著者ならではの、
 実例に富んだ一冊でした。


 吉田さん、
 良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感したところ

・「言葉」をかける前に、自分の発する言葉が相手にどのような影響を生むのか、客観的な視点でシミュレーションする・・(p3)


・「どうしたらいいですか?」と判断を仰がれたら、できるだけその場で教えないことです。「どうしたらいいと思う?」と反問してみます・・・即座に否定しまいことです。「そう思ったか」「そんな考え方もあるね」(p46)


・思っている以上に、人は最初の一歩が踏み出せないものです・・・「とりあえず、やってみようか、何から始める?」と、言いましょう(p51)


・叱れないリーダーが増えている・・・「今月も目標の数字には未達になりそうですね。どのようにして取り戻していこうと考えていますか?」と、はっきり改善してほしい点を指摘し、質問します(p103)


・リーダーの許可なく勝手に動いた結果、失敗・・・
 ×怒る
 〇(報告してくれないなんて)残念だよ。Cさんがリーダーで同じことをされたらどう思う?」と伝えます(p149)


・部下との関係が悪くて、仕事をお願いしにくい・・仕事を振るときは「指示」ではなく「相談」に変える(p121)


・「時間がありません」と言って、言うことを聞いてくれない・・・「何もしない時間をつくっておこう」と指示する・・・時間がないから成果をあげられないのではなく、時間がありすぎるから成果を出せない(p64)


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▼引用は、この本からです

吉田幸弘、ダイヤモンド社


【私の評価】★★★★★(90点)


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目次

第1章 仕事が遅い部下に効くリーダーの言葉がけ
第2章 仕事のミスが多い部下に効くリーダーの言葉がけ
第3章 仕事を止める部下に効くリーダーの言葉がけ
第4章 イマドキ部下に効くリーダーの言葉がけ
第5章 休みを気にする部下に効くリーダーの言葉がけ


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