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「伝え方でいつも得するリーダーなぜか損するリーダー」吉田 幸弘

2023/09/07公開 更新
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「伝え方でいつも得するリーダーなぜか損するリーダー」吉田 幸弘


【私の評価】★★★★☆(88点)


要約と感想レビュー

「なぜか損するリーダー」とは

昔は「こんなこともできないのか」とか「いいから、言われた通りやれ」などと言われながら仕事をしていましたが、今の時代は通用しないようです。この本の「なぜか損するリーダー」とは、リーダーは優秀なのに、なぜかチームが崩壊してしまう人です。


私の経験では、優秀な人が、上司になったら急に厳しくなることがあります。「あれ?この人こんな人だったっけ?」と思うことがあるのです。これは、責任者となった本人の責任感と、上司としての権限と、自分の優秀さを証明したいという意気込みからくるものなのでしょう。もちろん良い結果をもたらす場合もあるでしょうし、職場の雰囲気が悪くなったこともありました。


著者の場合は、威厳のある管理職を目ざし、厳しく部下に接しているうちに部下から総スカンをくらい、降格したことがあるそうです。


×「言い訳をするな!」
〇「あの人はああ言っているけど,実際のところどうなの?」(p82)

「いつも得するリーダー」とは

著者はそうした挫折を経験する中で、部下の能力を認めてあげるスタイルで成果を出すことができるようになったという。


これをいつまでにやてほしいではなく、〇〇さんだからこれをやってほしい。
このようにやるとうまくいくのではなく、どうすればうまくいくか一緒に考えよう。
ただ褒めるのではなく、部下の変化や成長に気づいてあげることで、人がついてくるようになったというのです。


感謝や気付きといったちょっとしたコミュニケーションの積み重ねが、人間関係を深め、部下の行動を活発化させたのでしょう。「いつも得するリーダー」とは、リーダーが率先垂範しなくてもチームとして成果を出せる人なのです。


ほめるよりも大切なのは,変化や成長に気がつくことです(p36)

人は感情で判断し、理屈は後

人は機械ではなく感情を持っており、正しいから行動するのではなく、感情で判断し、理屈は後から来ます。だから「得するリーダー」は、上司の機嫌のよい時間帯に決定書を回すのです。また、部下の性格に合わせて話し方を変えられるのです。


優秀な人は、正しいがゆえに、陥る穴があるのかもしれないと感じました。優秀な人に読んでいただきたい一冊だと思います。吉田さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・いつも期限に遅れる部下のCさん・・「いつから始めるのか」を聞き,開始期限を定める(p86)


・部下のミスに対して・・3分消える・・まず自分が「聞く態勢」を整えること(p63)


・他部門の言い分を認める・・・相手がいないところで,ほめる(p161)


・尊敬する上司の「ほめ方」・・「〇〇の部分をよかったら教えていただけますか」と,具体的に聞く(p118)


・3つの選択肢・・上司には「オレが決めた」という感覚になってもらう(p133)


▼引用は、この本からです
「伝え方でいつも得するリーダーなぜか損するリーダー」吉田 幸弘
吉田 幸弘、PHP研究所


【私の評価】★★★★☆(88点)


目次

第1章 なんでも言い合える「信頼関係」を築く
第2章 部下に「嫌われない」マネジメント
第3章 自ら考えて動く「部下の育て方」
第4章 上司を味方につける「会話術」
第5章 横のつながりをつくる「巻き込む力」



著者経歴

吉田幸弘(よしだ ゆきひろ)・・・リフレッシュコミュニケーションズ代表。コミュニケーションデザイナー・人材育成コンサルタント・リーダー向けコーチ。成城大学卒業後、大手旅行会社を経て学校法人へ転職。1年で70件以上の新規開拓をし、広報リーダーになるも、怒ってばかりの不器用なコミュニケーションでチームをガタガタにしてしまう。その結果、職場を去らなければならない羽目になり、外資系専門商社に転職。転職後も、周囲のメンバーとうまくコミュニケーションが取れず、降格人事を経験し、クビ寸前の状態になる。その後、異動先で出会った上司より「伝え方」の大切さを教わり、営業成績を劇的に改善。5ヵ月連続営業成績トップになり、マネジャーに再昇格。コーチングの手法を用いた「部下を承認するマネジメント」及び中国古典をベースにした「ストレス耐性力アップ術」により、離職率をそれまでの10分の1にし、売上も前年比20%増を続け、3年連続MVPに選ばれる。2011年1月に独立。現在は経営者・管理職向けに、人材育成、チームビルディング、売上改善の方法を中心としたコンサルティング活動を行っている。


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