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「読書が苦手だった司書が教える 世界一かんたんな図書館の使い方」つのだ由美こ

2024/02/12公開 更新
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「読書が苦手だった司書が教える 世界一かんたんな図書館の使い方」つのだ由美こ


【私の評価】★★★★☆(83点)


要約と感想レビュー

無料で必要な情報が手に入る

大学の図書館の司書として、学生をサポートしたり、図書館の有用性を解説している著者の一冊です。図書館のよいところは、無料で必要な情報が手に入ることでしょう。書店では1冊1000円くらいは必要になりますから、図書館なら手軽に本を選べるのです。


また、読書が苦手な人にとっては、返却期限があるので、本を読む練習になります。筋トレと同じように、本を読み続けることで読書筋が鍛えられるのです。


そして、いい本に出会うコツは、多くの本との出会いを増やすしかないと著者は言っています。しかし、実際には多くの人がいい本に出会う前に挫折してしまいます。だから、本のソムリエの評価を参考にしてもらえば、効率的にいい本に出会えるだろいうというのが私のメルマガの目的なのです。


いい本に出会うためのコツ・・自分にぴったりの恋人を見つけるためには、まず出会いの数を増やさなければ難しい・・本も同じです(p132)

図書館に行くと運気が上がる

著者が学生に伝えているのは、図書館に行くと運気が上がるということです。イーロン・マスクもビル・ゲイツも図書館に入り浸って、ずっと本を読んでいました。図書館にいると、英語でいうと「変人」が作られるのでしょう。


「変人」とは、普通の人とは違う人ということです。普通の人は図書館におらず、家でテレビを見たり、YouTubeを見ているのです。だれもがやっていることをやっているだけでは、普通の人との差は生み出せません。人と違うことをするから、「変人」であるからこそ、普通の人とは違う成果を生み出せる一歩が踏み出せるのです。


イーロン・マスクは図書館に入り浸って、ずっと本を読んでいた・・ビル・ゲイツ・・町の小さな図書館に入り浸っていた(p221)

図書館には夢を叶える知恵が置いてある

図書館と司書は情報を集めるプロです。学生の相談に乗ってあげたり、資料を集めてあげるのです。著者は仏師になりたいという学生を、教科書や専門的な本を紹介して、図書館の司書としてサポートしました。「著者がいなければ、仏師になれなかった」と感謝の言葉をもらったという。


図書館とは夢を叶える知恵が置いてある場所なのです。それを手に取って読むかどうかはあなた次第です。読む本がわからなければ、著者のような司書に相談してもよいのでしょう。図書館の素晴らしさが伝わってくる一冊でしたので、おススメします。つのださん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・図書館・・歩き回ることでアイデアが浮かびやすくなる(p192)


・誰もが知る情報から、他人が読み取れない情報を読み解く(p25)


・本物のスパイが手に入れる情報の9割が、じつは一般公開されている(p12)


▼引用は、この本からです
「読書が苦手だった司書が教える 世界一かんたんな図書館の使い方」つのだ由美こ
つのだ由美こ、秀和システム


【私の評価】★★★★☆(83点)


目次

第1章 スパイは図書館にいる~自分に必要な情報はどこにある?
第2章 正しい情報をどう手元に引き寄せるか
第3章 自分に合った本を手に入れよう
第4章 検索成功の秘訣は「キーワード」にある
第5章 図書館を使いこなしてネット時代を生き抜く



著者経歴

つのだ由美こ(つのだ ゆみこ)・・・大学図書館司書、研究者(キャリアデザイン)、美術品商。特定の組織に属さないフリーランスの司書として、これまで京都と大阪の4つの大学を請け負う。関わった分野は生物工学、心理学、スポーツ医学、美術工芸、経営、法学、歴史学、外国語など20学部にもおよぶ。800人以上の教員やたくさんの個性豊かな学生の研究サポートをしてきた。とくに1回生・2回生におこなっている図書館の使い方講座では、大学関係者からとてもわかりやすいと高評価を得ている。司書のキャリアデザインについて研究しており、近畿地区図書館学科協議会などの学会で講師を務め、大手出版社Webメディアや学術雑誌で記事を執筆している


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