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「「本の読み方」で人生が思い通りになる 読書革命」金川 顕教

2023/12/04公開 更新
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「「本の読み方」で人生が思い通りになる 読書革命」金川 顕教


【私の評価】★★★★☆(84点)


要約と感想レビュー

1冊あたり30分で読む

1日2冊、1冊あたり30分で読んで、「YouTube図書館」ですべての本の内容を解説している著者に読書法を聞いてみましょう!ちなみに私の場合は、1日1冊、1冊あたり1時間くらいで読んでいます。


著者はまず、カバーや帯、著者紹介などで本の内容を予測します。そして、まず数分で目に留まったところをマーキングしていくという。このマーキングのプロセスは、その本の大切なところ20%に絞り込むことであり、読むというより、選ぶ感じだという。


その後、マーキングした20%の部分をじっくり読んでいくのです。それでも1冊30分ですから、読むのは20分くらいなのでしょうか。そして、本の内容を「YouTube図書館」でアウトプットしているのです。


・読了しても説明できなければ意味がない(p24)


アウトプットはYouTube

アウトプットは私の場合はメルマガですが、著者の場合は「YouTube図書館」です。15分の「YouTube図書館」の録音が一発で終わると仮定し、動画編集を外部に委託しているとすれば、1冊当たり15分で終わります。著者は「YouTube図書館」の撮影を週に2回、1日に6~8冊の本の解説をしているので、週に2回2時間の撮影時間を取っているのです。


私のメルマガは1~2時間の時間がかかっていますので、私よりも効率的にアウトプットしていることになります。「YouTube図書館」でアウトプットすることによって記憶の定着率が上がるという。皆さんも読書をしたら何らかのアウトプットすることで単なる知識が使える知識に変わりますので、工夫してみましょう。


・講義を受けただけでは記憶の定着効果は5%・・誰かに教えることによって、記憶の定着率は90%(p152)


思考の軸を作る

著者が読書で強調しているのは、読書によって思考することです。そして自分なりの「思考の軸」を作ることが大事だというです。たぶん「思考の軸」とは自分の中のモノサシのようなものなのでしょう。「思考の軸」があるということは自分があるということです。読書には自己肯定感を高める効果があるのです。


1冊30分と割り切って、ビジネスに知識を活用するための読み方だと思いました。小説にはちょっと厳しいですね。金川 さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・成功者から学ぶべきことは、失敗しないためにどうしたらいいのか、あるいはもし失敗したとしても、そこからどのように失敗を取り戻せばいいのか(p30)


・「情報」に接した際、それらを判断し、自分なりに解釈する力が「思考の軸」なのです(p39)


・絶えず自分のなかで疑問を出して、それに反論する(p129)


▼引用は、この本からです
「「本の読み方」で人生が思い通りになる 読書革命」金川 顕教
金川 顕教、総合法令出版


【私の評価】★★★★☆(84点)


目次

第1章 読んだ本の感想を10分で話せますか?
第2章 結果が変わる読書術―インプット編
第3章 鍛えた思考の軸はビジネスに効く!
第4章 成果に結びつく読書術―アウトプット編
第5章 金川式最強の読書スタイル



著者経歴

金川顕教(かながわ あきのり)・・・公認会計士、経営コンサルタント、ビジネスプロデューサー、出版プロデューサー、事業家、作家。三重県生まれ、立命館大学産業社会学部卒業。大学在学中に公認会計士試験に合格し、会計事務所デロイトトウシュトーマツグループの有限責任監査法人トーマツ勤務を経て独立。経営コンサルタントとして独立し、不動産、保険代理店、出版社、広告代理店などビジネスのプロデュースに携わる。「量からしか質は生まれない」をミッションとしている。


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