「サバティカルタイム 「40歳の壁」を越える戦略的休暇のすすめ:FIREではなく働き続ける生き方」尾石 晴(ワーママはる)
2023/12/03公開 更新武山由佳 [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
要約と感想レビュー
サバティカルタイムを2年取得
筆者は15年勤務した会社を退職し、不動産賃貸や文筆、ヨガインストラクターの「複業」を実現している。著者が退職した理由は「小1の壁」と40歳という年齢でキャリア転換期にあると実感したからだ。そして筆者はサバティカルタイム=目的のない休暇を2年取得する。
退職して目的のない休暇を2年取得するというのは、なかなか思い切った行動だし、万人ができることではないだろう。筆者はサバティカルタイムで「仕事の方向性」や「やらない仕事」などを試行錯誤。特に私が有意義だと感じたのは「仕事から得る報酬を考える」というものだ。
・サバティカルタイムに入ってから、『報酬ってお金だけじゃないのでは?』と気づくことがチラホラ出てくるようになりました(P.29)
ほどほどに自分らしく働き続ける
私も少し前まで、会社員時代の癖で「報酬=お金」と考えていた。筆者は、仕事の報酬を以下のように整理している。
精神的報酬(やっていて楽しい)
技能的報酬(スキルが上がる)
金銭的報酬(お金)
信頼的報酬(信用される、集客につながる)
貢献的報酬(コミュニティ、仲間になれる)(P.37)
仕事を受けるときの判断基準として、「自分の得たい報酬に見合っているか」と考えると良さそうだ。サブタイトルに「FIREではなく働き続ける生き方」とあるように、「ほどほどに」「自分らしく」働き続けるためのヒントが詰まっている。
個人で仕事をする上でのマインドなどを知りたい人や、ワーママでキャリアの停滞を感じている人に読んでほしい。
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
目次
プロローグ ワーママ第二の暗黒時代の中、サバティカルタイムへ
第1章 サバティカルタイム、私の試行錯誤
第2章 40歳、人間関係について考える
第3章 【サバティカルタイム準備編】自分の方向性を探る
第4章 【サバティカルタイム実践編】自分を主語にしたビジネスの作り方
エピローグ 2年間のサバティカルタイムを終えて
著者経歴
尾石 晴(おいし はる)<ワーママはる>・・・外資系メーカーに16年勤務。子持ち管理職経験から「分解思考」で時間を捻出し、ワンオペ育児の合間に発信業・不動産賃貸業など、会社員以外での収入経路を複数確保。2020年4月に会社員を卒業し、サバティカルタイム(使途用途を決めない休暇)に突入。その後、ヨガインストラクターとして、オンラインヨガ・スタジオヨガサービス「ポスパム」をスタート。音声メディア「Voicy」ではトップパーソナリティとして活躍中。noteやツイッター、インスタグラムでも日々発信している。2022年春にサバティカルタイムを終え、大学院へ進学。ちつケア用品ブランド「ソワン」を近日中にオープン予定。
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