「なりたい自分になれる最速の技術 「人生逃げ切り」コーチング」やまもとりゅうけん
2023/12/21公開 更新

Tweet
【私の評価】★★★☆☆(78点)
要約と感想レビュー
フリーランスとして稼ぐ
タイトルの「人生逃げ切り」とは、副業やフリーランスになってお金を稼ごうということです。著者はネットワークビジネスで自腹で商品を買ってしまい、400万円の借金を抱えてしまいました。そこで、会社員をやめてITのフリーランスとして稼ぐことにしたのです。
元々プログラマーをしていた著者はITの仕事に自信があったし、会社員時代に副業として開発を受託したりSNSで情報発信していたので、フリーランスになってみると収入はサラリーマン時代の3倍になったという。さらにフリーランス最高!とブログを書いているうちに、転職アフィリエイトで月500万円も稼ぐことができたというのです。
そもそもフリーランスで仕事をしている人のうち、まともに仕事ができる優秀な人は2割もおらず、8割は社会的に適合できなかった人が多いという事情もあり、著者はフリーランス、アフィリエーターとしてうまくいったのでしょう。
トイレ個室にこもってめっちゃ副業していました(笑)(p85)
アフィリエイトビジネスと会員制ビジネスへ
副業、フリーランスについてのブログが人気となったことを利用して、著者は会員制の「人生逃げ切りサロン」を立ち上げ5000人の会員を得ています。副業、フリーランスは時間の切り売りですが、それを情報発信することで、転職アフィリエイトや会員制ビジネスに参入することで、スモールビジネスに転換させたのです。ゴールドラッシュで金を掘るよりも、掘る人にショベルやジーンズを売ったほうが安定して儲かるのと似ています。
著者が「人生逃げ切りサロン」で教えていることは、自分の欠点を書き出すことです。そしてその欠点が表面化しにくい仕事を選ぶか、欠点をできるだけ消すようにします。なぜなら、フリーランスは良い人材が少ないので、欠点を見せないことで、クライアントから信頼してもらうためなのです。仮に、時間を守れない、報連相ができない人には仕事を任せたくないですよね。
「減点要素」というのは1個でもダメージが大きい・・まず弱みをカバーして「減点要素」を最大限ヘッジしておく(p59)
集客ランディングページの参考
読んでいて何を伝えたいのかよくわからなくなってきました。副業やフリーランスをお勧めしているのか。それとも、「人生逃げ切りサロン」の会員を集めたいのか。はたまたアフィリエイトビジネスや会員制ビジネスのコツを教えたいのか。
フリーランスは責任は小さく、大きく稼げるので最高です!とか、実際に行動に移せる人は意外と少ないんです。行動しないことは最大のリスクです!と言われても、ネットワークビジネスをやっているときも、同じようにメリットを強調して営業してたんだろうな、などと考えてしまうのです。
書籍もサイトも非常に読みやすく、テレビの通販番組を見ているような感覚になってしまいました。たぶん「人生逃げ切りサロン」の会員を集めたいのだと思いますが、私としては集客ランディングページの参考にしたいと思います。やまもとさん、良い本をありがとうございました。
無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信) 3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。 |
この本で私が共感した名言
・まずは教わった通り、セオリーに忠実に、徹底的にパクる(p166)
・何かトラブルが起こったときに人のせいにしてしまう人は成長できません(p167)
・ネットワークビジネス・・売り上げが足りないのは恥ずかしい・・借金をしてでも自分で商品を買ってしまう(p114)
▼引用は、この本からです
やまもとりゅうけん 、KADOKAWA
【私の評価】★★★☆☆(78点)
目次
1時間目 労働時間半分で収入を倍に!自分の「弱み」をつかんだ順から人生逃げ切れる
2時間目 「逃げ切る」ために必要なマインドづくり
3時間目 どう学び、どうビジネスとして発展させるか 逃げ切るための全スキル
4時間目 副業・フリーランスの実践術
5時間目 あなたを逃げ切らせる!人生逃げ切りコーチング
著者経歴
やまもとりゅうけん・・・ワンダフルワイフ株式会社代表。1987年大阪生まれ。神戸大学経営学部卒業。新卒で東証一部上場企業にプログラマーとして就職したのち、27歳でフリーランスエンジニアとして独立し、サイバーエージェント大阪支店等に勤務。2017年、オンラインサロン「人生逃げ切りサロン」を開設し、3年間で参加者5500人超まで拡大
この記事が参考になったと思った方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
この記事が気に入ったらいいね!
コメントする