【私の評価】★★★★☆(84点)
■著者は日本生命で国際業務部長まで出世し、
後にライフネット生命を創業しています。
本書の内容としては、
ライフネット生命のPRと
仕事の進め方と人間関係の
注意点という内容になっています。
著者がライフネット生命を創業したのは、
「若い世代の保険料を半分にしたい」
という思いがあったらしい。
・私たちが後世に大きな影響を
与えるようなことは
難しいかもしれませんが、
限られた時間を生きる一生の中で
「自分が公(社会の利益)のために
できることは何か」を
考えることはできます(p214)
■仕事の進め方では、
ロジックとスピードを重要視
していることが印象的でした。
やはりビジネスは感情より
ロジックで判断したい。
逆に言えば、日本生命では
感情的な人間関係に
悩まされることが多かった
ということでもあるのでしょう。
嘘や噂で足を引っ張られた
こともあるようですが、
対策としては放っておくしか
ないようです。
・誹謗中傷もあれば、嘘や噂で迷惑することも
成果の横取りもあるのが、
現実の社会です・・・
「現実は小説と同じやな」(p91)
■出口さんでも仕事では、
うまくいったり、
うまくいかなかったり
していたようです。
少し気が楽になりました。
人生七転び八起きと
言う通りなのですね。
出口さん
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「苦手な人とは淡々と付き合う」
ことにしましょう・・
努力が裏目に出るようなら深入りはせず、
会社の規定に則り、ビジネス上、
必要最低限の淡々とした付き合いに
留めればいいのです(p54)
・仕事は6勝4敗でいい・・・
人間は感情の動物ですから、
相手に花を持たせることが
後々の関係を温かなものにしてくれます。
目的を達成すればいいのですから、
勝ちすぎないこと(p85)
・「やりたいことが見つからない」
と悩んでいる人・・
私は「人生80年もあるのだから、
見つかるまで探せばいいと思う」
と伝えます(p11)
・言ったことを後悔し、迷い、
悩むだけ、時間のムダでは
ないでしょうか・・・
やってみてダメだとわかったら
やめればいいのです(p14)
・「仕事量×スピード」で
インパクトを高める(p76)
・仕事の進め方には、矛盾した
ふたつの正解があります。
ひとつの正解は、自分の頭で考え
腑に落ちるまで考え、
実行に移すこと。
もうひとつの正解は、
上司から言われた通りに、
実行に移すこと(p34)
・丁寧に時間をかけて1週間後に持っていく人・・
仕上がり次第すぐに持っていく人・・
もし私が上司だったら、
評価するのは仕上がり次第
すぐに持ってくる部下です(p42)
・私はライフネット生命の社員に、
「困ったことが起こったら、ギャーッと叫べ」
と言っています(p45)
・20代、30代の若いビジネスパーソンにとって、
最大の資産は貯金や株式(などへの投資)
ではなく、自分自身です(p122)
・古典を読んでわからなければ、
自分がアホやと思いなさい。
新著を読んでわからなければ、
書いた人がアホやと思いなさい(p128)
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【私の評価】★★★★☆(84点)