「採用基準」伊賀 泰代

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採用基準

【私の評価】★★★☆☆(76点)


■マッキンゼーにおいて人材育成、採用マネジャーを
 務めた著者による、マッキンゼーの採用基準です。


 日本とまったくちがう企業文化を持った
 マッキンゼーという会社の雰囲気がわかります。


・マッキンゼーでは、バランスが崩れていてもよいので、
 何かの点において突出して高い能力をもっている人が
 高く評価されます(p52)


■たとえば、
 著者が複数の上司から意見をもらって、 
 それをクリアするために悩んでいた。


 その様子を見て上司が一言、


 「まさか、僕たち・・が言ったことを、
  全部やろうとしているわけじゃないだろうね」


 マッキンゼーでは、上司がどう言おうと、
 担当者自らがどう考えるかが大切なのです。


 上司の意見は参考として聞いたうえで、
 自らが判断して最適な道を選択する。


 それがリーダーシップであるというのです。


・大企業のトップの中には、「自分が先に行けんを言うと、
 みんなが黙ってしまい議論が起こらなくなってしまうし、
 反対意見も言いにくくなるから、会議では自分の意見は
 最後まで言わないようにしている」という人も存在します。
 けれどもマッキンゼーではそんな気遣いは無用です。
 どんなに強くパートナーが意見を言っても、他のメンバーは
 それを上司の指示とは受け取りません(p75)


■マッキンゼーは外資系の中でも、
 特異なのでは?と感じました。


 ベスト・アンド・ブライテストなのでしょう。


 ただ、日本企業では、マッキンゼー人材は、
 生き残れないかもしれません。


 伊賀さんさん、 
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・マッキンゼーの・・コンサルタントは常に世間の常識を
 鵜呑みにせず、自分でゼロから考えるよう求められます・・・
 自分のオリジナルな考えを突き詰めること(p31)


・忘年会の企画においてさえ、
 「まずは忘年会のビジョンを明確にせよ」と問われます・・・
 「多数決ではなく、事実と論理による検討を行ったうえで、
 どの案を選ぶべきか、仮説を立てて提案せよ」
 と言われてたまげました(p153)


・よく言われるのが、「ポジションをとれ」という言葉です。
 これは、「あなたの意見は何か」、
 「あなたが意思決定者だとしたら、どう決断するのか」
 という意味です(p142)


・自分には関係ないと考える人にとっては、
 リーダーとは突っ込みどころ満載の強権者です。
 自分勝手な命令者にしか見えません。・・・
 だから言葉遣いとか、進め方の是非といった表面的な
 手続きにばかり、あれこれを文句がつくのです(p110)


・世の中には経営者が何も決断できないまま、
 ずるずると消耗戦を続けている企業がたくさんあります・・・
 誠実で善良な人なのかもしれませんが、
 こんな(リーダーシップの欠如した)人に率いられる組織は、
 本当に災難です(p128)


・成果が厳しく求められない状況が多いからこそ、
 日本ではリーダーシップが問われることが少ないのです。
 成果が達成されてもされなくてもよいのであれば、
 あえて摩擦を起こし、他部署の意見に強く反対する
 必要性は誰にも見つけられないでしょう(p91)


採用基準
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【私の評価】★★★☆☆(76点)


■目次

序章 マッキンゼーの採用マネジャーとして
第1章 誤解される採用基準
第2章 採用したいのは将来のリーダー
第3章 さまざまな概念と混同されるリーダーシップ
第4章 リーダーがなすべき四つのタスク
第5章 マッキンゼー流リーダーシップの学び方
第6章 リーダー不足に関する認識不足
第7章 すべての人に求められるリーダーシップ
終章 リーダーシップで人生のコントロールを握る


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