2005年11月アーカイブ

めんまじ (SANCTUARY BOOKS)
(私の評価:★★★★★:絶対お薦めです!家宝となるでしょう)(90点)


●「めんまじ」とは、メンタル・マネージメントのことです。
 著者は20代でこのメンタル・マネージメントという考え方に出会い、
 やりたいことをどんどん達成していきました。


 ・まず、夢を100個書き出してみてください!
  書き終えた瞬間から何かがはじまっていくんです。(p89)


●その手法は、いわゆる成功哲学と一般にいわれているものなのですが、
 ヤマザキさんのイラストと、TAKとFAKの物語が、
 それを分かりやすく解説してくれます。

 こころにイメージを持つこと、成功体験を繰り返すこと、
 セルフイメージを高めること。完璧ですね。


 ・「自分がどうなりたいか」を心に決め、
  それが実現した様子を心に描けばいいのです。(p29)


 ・大事なのは、「成功のイメージ」を反復させることです。(p35)


●大量の成功哲学本を読んできた私が、ストンと納得できた
 非常に分かりやすい一冊です。

 私も20代でこの本を読んでいれば・・・。
 悔しい気持ちにさえなりました。


●これはお勧めです。★5つとします。
 座右の書にも追加することにしました。【座右の書】


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・高いレベルの世界に飛び込むと、そこに流れている空気の違いが
  わかります。それまでの常識は、あっさり非常識に変わります。
  (p51)


 ・同じものを見たり聞いたり体験したとき、人はそれぞれ違う
  捉え方をしている。正解はひとつじゃない。(p19)


 ・もし契約が取れなくてもFAKは完全だし、
  ちゃんと満たされているよ。
  執着心を手放して、心を自由にしてあげて。(p60)


めんまじ (SANCTUARY BOOKS)
山崎 拓巳
サンクチュアリ出版
売り上げランキング: 58574
おすすめ度の平均: 4.5
4 とある二人を例にして
5 人生のお供の1冊。
4 ふと立ち止まったときに
5 実は、成功哲学の本
5 よくぞ簡単に書いてくれた!

(私の評価:★★★★★:絶対お薦めです!家宝となるでしょう)
(90点)


●著者紹介・・・ヤマザキ タクミ(山崎拓巳)

 1965年生まれ。エッセイスト、画家、イラストレーターとして活躍。
 99年ニューヨークで個展を開催。


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いい会社をつくりましょう。

(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)88点


●著者紹介・・・塚越 寛

 1937年生まれ。21歳で社長代行として赤字会社の伊那食品工業
 の建て直しに尽力する。83年社長に就任。05年会長に就任。
 伊那食品工業は47年間連続の増収増益を達成している。


●伊那食品を経営している著者は、長期安定・低成長を目指すとして
 います。

 実際に健康ブームで寒天の需要は大幅に増えています。それでも、
 伊那食品は急激な成長を排し、着実な成長を目指しています。

 実際に伊那食品工業は、47年増収増益を続けています。

 ・年輪経営・・・私は木の年輪から、確実な低成長をつづけること
  の正しさを学びました。(p107)


●インターネットで急成長を目指す企業や、
 リストラでV字回復を目指す流れとは、全く正反対の考え方です。


●しかいs、よく考えると、日本はもはや食べ物がない、物がないと
 いう時代ではなく、
 何でもある、では人々は何を求めているのか?
 そういう時代になりました。

 そういう時代には、着実な経営が求められている
 のかもしれません。

 ・末広がりの八の字経営とは、急激な成長を抑えようという考え方
  です。(p66)


●そのためには、国でさえも、好況をなくして、できるだけ安定した
 経済政策が必要であると著者は提言します。

 現在の量的緩和によりインフレを目指す経済政策とは、
 まったく正反対の考え方ですね。

 ・私は、「好況対策」こそ、国が本来なすべき経済対策だと考えて
  います。いわば、山の突出した部分を削り、成長の曲線をゆるやか
  にすることです。景気の波は小さく、平坦に近いほど良いと
  思います。(p84)


●『企業とは社会の公器です』(p53)というコトバを聞いて、
 松下幸之助の本を読んでいるような感覚を覚えました。
 この経営者ありて、この企業ありなのでしょう。

 ・社員はいつも「果たしてこの経営者に自分たちの生活や将来を
  預けて大丈夫だろうか」という目で見ているものです。(p154)


●着実な低成長経営というのは、今の時代に合っているのではないかと
 共感する部分がありましたので、★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・私の日々を支えてくれている座右の銘は、江戸末期の篤農家で
  実践的な思想家であった、二宮尊徳先生の言葉です。
  遠くをはかる者は富み
  近くをはかる者は貧す
  ・・・(p14)


 ・スーパーなどの駐車場に車を止めるとき、当社の社員は店から
  一番離れたところへ止めて、店までスタスタ歩きます。(p149)


 ・「どこの国はいやだ」「これからはどこの国に進出すべきだ」
  というように、国で選ぶ傾向があります。しかし、当然のこと
  ですが、国よりも人を選ぶべきだと思います。(p126)


 ・池上(房男)さんは常づね、「目的と手段をとり違えてはいけません
  よ」とおっしゃっていました。(p50)


いい会社をつくりましょう。
塚越 寛
文屋 (2004/09)
売り上げランキング: 2,690
おすすめ度の平均: 4.6
5 理想の会社
4 トップがぶれないこと、そこに成長の秘密があります
4 道徳心と美意識

(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)88点


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トヨタ流・英語上達術
スティーブ・モリヤマ
ソフトバンククリエイティブ (2005/02/26)
売り上げランキング: 17,200
おすすめ度の平均: 5
5 現場の英語

(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です


●著者紹介・・・スティーブ・モリヤマ

 プライスウォーターハウスクーパース・ベルギー事務所取締役。
 ここ十年はトヨタ担当・汎欧州日本人サービス・リーダー。イングランド・
 ウェールズ勅許会計士協会正会員、ベルギー王国・税理士協会正会員。


●数多くのトヨタ関係の本を読んできましたが、この本ほど、本当に
 トヨタで働く人たちがどのように考えているのか理解できるものは
 ありませんでした。

 ・トヨタでいう「問題」っていうのは、端的に申し上げると、「経営陣
  の決めた水準(目標値)と現実の乖離」のことなんです。(p15)


●例えば、「見える化」「標準」などを解説する本で、手法は理解
 できます。しかし、実際のトヨタマンがどうとらえているのか、
 生きた感覚でとらえることができたのは、インタビュー形式の本書の
 利点でしょう。

 ・ものごとを「見える化」して、標準をつくって、そして現状との
  ギャップを埋めて、その標準をより高いところに持っていく、
  そうした改善プロセスを繰り返すのがトヨタ式問題解決方法
  なんです。(小西工己)(p148)


●6人のトヨタ社員との会話の中から、ぽろぽろと出てくる体験談が、
 これまた、非常に勉強になりました。

 ・工場勤務だったNUMMI勤務時代の話ですが、着任当日、ポケット
  に手を突っ込んで歩いていたら、「誰だお前、ポケットに手を突っ込ん
  どるのは!」と遠くから怒鳴り声が聞こえてきまして・・・(p92)


●もちろん英語学習の参考にもなるのですが、その答えはシュリーマンの
 もので十分でしょう。私もこの方法で現在ロシア語を勉強中です。

 ・わたしはあらゆる言語の習得を容易にする一方法を発見した。・・・
  非常に多く音読すること、決して翻訳しないこと、毎日一時間をあてる
  こと、つねに興味ある対象について作文を書くこと、これを教師の
  指導によって訂正すること、前日直されたものを暗記して、次の時間に
  暗誦すること(『古代への情熱』シュリーマン、岩波文庫)(p113)


●英語の本でありながら、トヨタの社員ががどのように考えて仕事を
 しているのか、どのようにトヨタは社員を鍛えているのかが、
 よく分かる一冊ということで★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・男は昼間は言い訳するな。夜さめざめと泣けばよい
  (東自動車工業・川内会長)(p93)


 ・会議の前に議事録を作ってしまうんです。(佐々木卓夫)(p188)


 ・God gave burdens, also shoulders.
  神は、超えられない試練を人には与えない
  (東欧ユダヤ社会の格言)(p225)


 ・「どうしたら英語が上達するのか?」という質問を、わたしはこれまで
  何度受けただろうか。そのたびに
  「原書を一冊読破されてはどうでしょうか」と答えてきた。(p44)


 ・これまでトヨタの人たちの話を伺ってきましたが、総じて共通する
  英語上達の秘訣は、・・・大きなプレッシャー下にみずからを置き、
  火事場の馬鹿力を発揮して短期間に外国語を習得すること(p247)

「トヨタ流英語上達術」スティーブ・モリヤマ、ソフトバンクビジネス(2005/2)
¥1,575(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)

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仕事の思想―なぜ我々は働くのか
田坂 広志
PHP研究所 (2003/09)
売り上げランキング: 1,954
おすすめ度の平均: 4.5
5 仕事に疲れたら読んでみよう
4 働くことについて考えさせられました
5 真摯で熱い

(私の評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)


●著者紹介・・・田坂 広志

 1951年生まれ。大学院卒業後、米国シンクタンク・バテル記念研究所
 客員研究員。90年、日本総合研究所の設立に参画。同社取締役・創発戦略
 センター所長等を歴任。現在、日本総合研究所フェロー。多摩大学教授。
 シンクタンク・ソフィアバンク代表。


●最近、能力主義、成果主義ということばをよく聞きますが、サラリーマン
 の処遇も厳しくなり、そうした中で、いかに仕事をしていくのか、
 悩まれている方も多いと思います。


●そうしたなかで、自分を光らせていくためには「夢」を持つ
 ということが、一つの答えではないでしょうか。

 ・夢を語り、目標を定めることが、
  人間が成長していくための最も大切な方法であり、最高の方法なのです。
  (p72)


●人は「夢」を持っていても、「できるはずがない」と考えがちです。
 しかし、その実現が難しいとしても、夢を追い続けていれば、
 自分はできなくとも、部下が実現してくれることもあるものです。

 ・たとえ自分が、その夢を実現できなくとも、
  いつか誰かが、その夢を実現する。(p256)


●また、サラリーマンなら不本意な職場に異動となり、悩むこともあるでしょう。
 そんなときに、どのような考え方で仕事をするかで、
 その人のサラリーマン人生は大きく変わってくるように思います。

 ・(不本意な職場で働く同僚に対して)我々は、タンポポだ。
  どこかに飛ばされたら、そこでまた、大きな花を咲かせればよい。
  自分は、そう思う。(p225)


●このように、サラリーマンにとって前向きな考え方を示して
 くれる一冊ですので、悩まれている人にお勧めします。

 評価としては、引き込まれる度合いがやや弱かったので★2つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・マネジャーの「地位」を得るということは、
  「部下の人生」に責任を持つということなのです。(p180)


 ・「・・・なぜ君は、あの学校を選んだのかい」
  「確かにあの学校は、非行や校内暴力が問題になっている学校だよ・・・
  だけど、そうした学校にこそ、本当の教育が必要なのではないだろうか
  (p24)

「仕事の思想」田坂 広志、PHP研究所(2003/9)¥560
(私の評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)


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見える化-強い企業をつくる「見える」仕組み

(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)84点


●著者紹介・・・遠藤 功

 大学卒業後、三菱電機、コンサルティング会社を経て、
 現在、早稲田大学大学院教授、ローランド・ベルガー取締役会長。


●「裸の王様」という寓話がありますが、組織が大きくなると、
 「現場が見えない」といったことが普通におこります。


●もちろん、ちゃんと現場が見えている会社も少なくないでしょうが、
 「見える」ようにする努力はたいへんなもので、だまっていれば
 どんどん「見えなく」なってしまうようです。


●では、どうすれば「見える」ようになるのか?
 そのヒントがこの本にあります。

 ・トヨタの各部署では、たんに計画日程表を「見える化」するだけ
  にとどまらず、作業の進捗状況が逐一計画日程表上に掲示され、
  どの工程が予定どおりに進み、どの工程が遅れているのかが
  一目瞭然にわかるようなチャートにする工夫が行われている。


●「見える化」は組織の運営にとって、非常に重要なポイントです。
 そのヒントとして、実際の34の事例が書かれてあるのですから、
 それだけで、価値ある一冊だと思います。

 ・(J社では)役員全員が三ヵ月に一度、自社のコールセンターに
  赴き、どのようなやりとりが顧客との間で行われているのかを
  直接聞く機会を持つことを義務付けた。(p145)


●著者は、大学の教授でありコンサルタント会社の重役ですので、
 やや抽象的なところがありますが、
 「見える化」の事例だけで「買い」です。★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・(キヤノンでは)カイゼンを継続させるための「月一改善」や
  「週一改善」「品質朝市」といった改善を実践する「場」が
  仕組みとして埋め込まれ、工場の幹部と現場が一体となって
  カイゼンに取り組んでいる。(p113)


見える化-強い企業をつくる「見える」仕組み
遠藤 功
東洋経済新報社 (2005/10/07)
おすすめ度の平均: 4.33
5 気軽に読めて直ぐに役立つ
3 大事なテーマを取り扱っている
5 現場力を鍛える第二弾

(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)84点


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キャズム
キャズム
posted with amazlet on 06.05.09
ジェフリー・ムーア 川又 政治
翔泳社 (2002/01/23)
売り上げランキング: 4,117
おすすめ度の平均: 4.56
4 感動した!
5 ハイテクベンチャー関係者必読の書
5 IT市場における法人マーケティング戦略のバイブル

(私の評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)


●著者紹介・・・ジェフリー・ムーア

 ハイテク企業向けにマーケティングに関するコンサルティングを行う
 「キャズムグループ」代表。著書はいずれもベストセラーとなっている。


●「キャズム」とは、その製品がブレイクするか、しないかの境目
 のことです。

 はじめはいくら努力しても売れない製品が、ある境目を越えた時から
 一気に業界標準となっていくことがあります。


●では、いかにその「キャズム」を超えるのかといえば・・・・
 ニッチ市場から攻めることです。
 これは、ランチェスター戦略を知っている人には常識ですね。

 ・まず、支配できそうなニッチ市場をターゲットとし、そこから
  ライバルを追い払い、そこを起点としてさらに戦線を拡大する
  -これがキャズムを超える方法なのだ。(p102)


●ニッチ市場であるからこそ、その市場で優位に立つことができ、
 その結果、その勢いを利用すれば、
 さらに市場を広げていくことが可能となるのです。

 ・ニッチ市場から攻めるというアプローチをとらないでキャズム
  を超えようとするのは、たきつけを使わないで火をつける
  ようなものだ。(p104)


●ガン保険から日本の保険業界に参入したアフラックが、
 いまでは医療保険の分野にも攻勢をしかけているのと同じ手法ですね。


●当たり前のことではありますが、その当たり前のことを
 多くの事例を参考に説明してくれる一冊です。
 ランチェスター本とほぼ同じということで★2つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・メルセデスは「最高級、年配向け」、BMWは「高級セダン、
  ヤッピー向け・・・レクサスは「新世代の高級車、お買い得」、
  といった具合だ。人々が通常、頭の中で思い描いている製品の
  イメージとはそういうものなのだ。(p253)


 ・「いつも思うことだが、この世界では優しい言葉だけよりも、
  優しい言葉と拳銃の両方を使うほうが、
  多くのものを手に入れることができる」(ウィリー・サットン)
  (p177)

「キャズム」ジェフリー・ムーア、翔泳社(2002/1)¥2,100
(私の評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)

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大野耐一 工人たちの武士道―トヨタ・システムを築いた精神
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)86点


●著者紹介・・・若山 滋

 1947年生まれ。大学院卒業後、建築事務所を経て、助教授。
 現在、名古屋工業大学大学院教授。


●仕事をしていく上で、何といっても大切なことは、会社全体を
 見るということだと思います。大きな会社では、関係会社まで
 含める必要があるでしょう。

 ・大野はこの作業標準手順を、自分で決めるのではなく、組長や工長
  など現場の人間につくらせた。・・・<問題は、部分的に効率を
  上げることじゃない。全体が流れるようにしなければ>
  それが大野の信念である。(p141)


●いかに優れた人であっても、自分の持ち場だけの効率を考えて
 いては、会社全体の効率を落としかねません。

 しかし、実際には、私のサラリーマン生活の経験からも
 そのような部分効率を優先する事例は多いのではないでしょうか。


トヨタでは昔から、その工程に問題があれば、ラインをすぐに
 止めて、その場で問題を解決するという方針をとっていたようです。
 しかし、業界ではラインを止めるなどとんでもないというのが常識
 だったのです。

 ・「どんなにラインが止まっても、どんなに効率が落ちてもいい。
  問題があったら、その場で対処しろ」それが大野のやり方だった。
  (p176)

 ・「それぞれの工程で完全に作れば、製品検査など必要ないのだ」
  それが大野の信念であり、思想であった。(p178)


●つまり、これは、ラインを止めないことで、見かけ上の効率を
 維持しようとするものですが、全体で見ると、後で製品のやり直しが
 発生して、全体効率は落ちることになるのでしょう。


●ついに生産台数世界一となったトヨタの生産方式は一日にしてならず、
 ということがわかる良書です。★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・生き残るには少しでも安くていいものをつくって売れるように
  しなければいかんのだ(大野)(p131)


 ・大野はどんなにレア・ケースであっても、必ずその原因を
  突き止め、改善するよう指導した。問題を追及するために
  「『なぜ』を五回繰り返せ」と教えている(p187)


 ・工場の床にチョークで円を描き、「一日観ていれば、何が問題か分かる
  はずだ」といって、組長や工長をそこに立たせた。時によっては、相手
  がわかるまで自分も立ちつづけたというから、かえって厳しい。(p211)



(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)86点


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中国人民に告ぐ!―「文化大国」が聞いてあきれる-痛憤の母国批判
金 文学 蜂須賀 光彦
祥伝社 (2005/01)
おすすめ度の平均: 4.33
4 中国の裏を知るには十分
4 中国大衆の民度を知る
5 中華思想の本質を知る

(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)


●著者紹介・・・金文学

 1962年、中国の洛陽で朝鮮族3世として生まれる。
 大学卒業後、来日。大学院を経て、現在、大学講師。
 日中韓3ヶ国語による執筆活動を展開している。


●カザフスタンに来て困るのは、嘘をつく人が多いということです。
 契約を守らない、約束を連絡なしですっぽかす、あると言うが本当はない。
 日本人から見ると信じられないことがおこります。

 しかし、そうした人たちを見て、「カザフ人はどうしてこうなんだ」
 と言うと通訳に怒られます。

 通訳に言わせると、嘘をついているのは、この組織のこの人であって、
 すべてのカザフ人が嘘つきではないでしょう、ということです。


●確かに通訳は優秀ですから、優秀なカザフ人が存在するのは確かでしょう。
 しかし、約束を守らない人の比率が日本より高いのは確かなようです。

 中国でも同じようなことがあるようですね。

 ・中国人は公的な場所で虚偽的な表現をすることを好み、それを
  何度も繰り返すのが常だ。職場の会議から国会に当たる全国
  人民代表会議の発言にいたるまで、まさしくすべてが嘘っぱち
  だらけだ。(p230)


●同じように確かに中国人には泥棒が多いのでしょう。
 公共心のない人が多いのでしょう。

 では、それが悪いのかといえば、そうではなくそれが現実ですよ、
 ということなのかもしれません。

 ・泥棒は中国のいたるところでお目にかかることができる。いまでも
  田舎では、不幸にして幼い子どもが亡くなると、両親が「ああ、
  なんてかわいそうなんだ。この世に生まれてから一度も泥棒を
  しないで逝ってしまうなんて!」と泣き叫ぶ。(p141)


●だれでも、周囲の人が自分のことしか考えない環境にいれば、
 そこで生き残るための対応をするはずです。
 そこにお国柄というものが生まれるのでしょう。

 ・中国人の泥棒病、その表層を掘り下げてさらに深層を覗いて
  みると、やはり自分のことしか頭にない「自私自利」の心性
  が潜んでいる。(p236)


●やはり、実際に現場を見てみなくては分からないことがある
 はずです。ますます中国を見たくなってきました。
 ★3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・有史以来、中国は、戦乱と殺掠と闘争が途絶えることはなかった。(p89)


 ・中国人には日本人のような「ワリカン」の習慣がない。財布の金が
  底をついているときでも友だちがやってきたら、中国人は面子のため
  値の張るレストランへ連れて行ってご馳走を奢る。(p185)


 ・中国人研修生たちはひそひそ声で「もっとゆっくりやろうぜ」と
  囁きあった。会社の人が現れると一所懸命働くふりをするが、
  いなくなるとずっと雑談ばかりしながら怠けていた。・・・
  中国の農民や労働者たちの働き方がまさにこのような芝居その
  ものだ。(p193)


「中国人民に告ぐ!」
金文学、祥伝社(2005/1) ¥600  
(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)

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ザ・レター―幸せな成功者からの17通の手紙
オリソン マーデン リチャード・H. モリタ Orison Swett Marden 舘野 圭司 来馬 修一
イーハトーヴフロンティア (2002/10)
売り上げランキング: 26,761
おすすめ度の平均: 5
5 最高でした!!
5 真髄
5 手紙は良いです
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)85点


●著者紹介・・・オリソン・マーデン

 1850年生まれ。医学博士。1891年に処女作「前進あるのみ」が
 世界で1000万部を超える大ベストセラーとなる。
 「サクセスマガジン」を創刊。成功哲学の元祖。


●オリソン・マーデンといえば、成功哲学の大御所です。
 ですから、その内容は素直に読んでいけるものだと思います。

 ・一日一日は人生の縮図なんだよ。そして夜はその一日の「審判の時」だ。
  (p15)


●しかし、この本の本当の価値は、第17の手紙にある「本当の自分を
 知る質問集」にあるのだと思います。

 ・本当の自分を知る質問集・・・父親はどういう性格ですか?・・・
  印象深い両親との思い出はなんですか?・・・最も影響を受けた先生は
  誰ですか?・・・好きな先輩はどんな人でしたか?・・・・(p76)


●こうした自問により、自分の人生を棚卸しするのは、コーチングの
 技術として知られていますが、この本をきっかけにそれができれば、
 この本を買った意味があるというものでしょう。


●薄い本ですが、薄いからこそ本を読むことに抵抗のある人への
 プレゼントとして最適ではないでしょうか。

 あなたが、「本当の自分を知る質問集」をやっていただけると言う前提で、
 ★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・“批判に耳を傾けながらも無視をする”という対応は実に賢明である。
  (p67)


 ・まず毎月の収入の1割を貯金に回すことを今すぐに実行することだ。
  ・・・そして、この貯金には、いかなる理由があっても手をつけては
  ならない。(p71)


「ザ・レター」オリソン・マーデン、イーハトーヴフロンティア(2002/10)
¥880(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)85点


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決断力
決断力
posted with amazlet on 06.05.09
羽生 善治
角川書店 (2005/07)
売り上げランキング: 121
おすすめ度の平均: 4.59
4 勝負の世界は厳しい
5 名言・格言の宝庫
5 わかりやすい表現で説得力があります

(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)


●著者紹介・・・羽生 善治

 1970年生まれ。中学三年生で四段。89年、19歳で竜王位。
 94年に九段に昇段。96年、将棋界初の七大タイトルを全て独占。


●羽生 善治といえば、七大タイトルをすべて独占したことのある
 天才棋士ですが、寝癖のついた髪の印象もあり、単なる将棋バカ
 と思っていたら大違いでした。


●人間は、一つのことを極めると、どの世界でも通用する考え方になる
 と言われていますが、本当ですね。

 ・勝負の世界では「これでよし」と消極的な姿勢になることが
  一番怖い。組織や企業でも同じだろうが、常に前進を目ざさないと、
  そこでストップし、後退が始まってしまう。(p43)


●特に、勝負の世界で生きているだけあって、勝負における心構えに
 非常に鋭いものがありました。

 たとえば失敗したら・・・

 ・すでに過ぎ去ったことは仕方がない。・・・私は、意識的に先の
  ことを考えるようにしている。反省は勝負がついた後でいいのだ。
  (p101)


 また、プレッシャーに押しつぶされそうになったら・・・

 ・「プレッシャーはその人の持っている器に対してかかるものだ。
  器が大きければプレッシャーを感じることがないはずだ」と
  言い聞かせている。(p102)


●天才と思っていましたが、努力の人でもあります。

 ・私は、才能は一瞬のきらめきだと思っていた。しかし今は、十年とか
  二十年、三十年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと
  思っている。(p170)


●羽生 善治は一流でした。お勧めです。★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・父は外資系の会社に勤めるエンジニアであったが、「仕事にゆき
  詰ったときは整理整頓」というのが口癖だった。休みの日になると
  朝早くから起き出して、部屋の片付けを始めるのだ。(p36)


 ・判断基準は勘であり、直感だ。つまり、情報をいくら分類、
  整理しても、どこが問題かをしっかりとらえないと正しく分析
  できない。・・・「選ぶ」より「いかに捨てるか」のほうが
  重要なのである。(p129)


 ・ビジネスや会社経営でも同じだろうが、一回でも実践してみると、
  頭の中だけで考えていたことの何倍もの「学び」がある。(p140)


 ・誰でも最初は真似から始める。しかし、丸暗記しようとするのでは
  なく、どうしてその人がその航路をたどったのか、どういう過程で
  そこにたどり着いたのか、その過程を理解することが大切だ。(p183)


「決断力」
羽生 善治、角川書店講談社(2005/07)¥720
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)

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「人生の旋律」神田 昌典、講談社(2005/07)

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人生の旋律  死の直前、老賢人は何を教えたのか?
神田 昌典
講談社 (2005/07/20)
売り上げランキング: 2,721
おすすめ度の平均: 2.72
5 ★★★★★
5 この本はぜひ映画化されるべき
5 生きる勇気をもらえます

(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です


●著者紹介・・・神田 昌典

 大学卒業後、MBA取得。外務省経済局、サラリーマンを経て、経営
 コンサルタントとなり、実践マーケッターとして活躍。


●1916年に生まれ、2004年に亡くなった近藤藤太(コンドウトウタ)
 という人がいます。


●その人生は数奇なもので、運転手付きのお坊ちゃまからスタートし、10歳
 で父が破産。自力で大学へ進学し、音楽バンドで有名となります。その後、
 陸軍へ入隊するも朝鮮ゲリラ狩りに出されます。


●終戦後はGHQで勤務し、朝鮮戦争時に商社を創業して大富豪になります。
 岸信介元首相との親交を深めるも、ポンドショックで会社が破産。
 借金を返すために、百科事典を売り、NHKの英語講座で講師をする・・・


●「現実は小説より奇なり」といいますが、近藤藤太さんの人生こそ
 ジェットコースターといえるでしょう。

 ・急に世の中の流れが変わるときには、線路の切り替えポイントにいる
  ようなもんだ。ポイントでは意思を持って、どちらの方向に行くのか
  決めるんだ。いちばん悪いのは流されることだな。(トウタ)(p123)


●こうしたような近藤藤太さんの人生をたどりながら、
 神田さんが、人生の知恵を拾っていきます。

 ・とてつもないチャンスがノックしてきたとき、自分には絶対できない、
  自分には無理と思えることがあるでしょう?たしかに、それは今のあなた
  がやるには難しいことかもしれない。でもね、未来のあなたには、
  なんてこともないのよ。(アイリーン・ジョーンス)(p215)


●近藤藤太さんの人生をたどろうとしているのですが、
 テーマを絞りきれなかったような印象があり、★2つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・さまざまな成功と挫折を乗り越えて、トウタは最後に得たものが
  あった。・・・それは家庭である。(p265)


 ・四四二連隊・・・後世のために犠牲になった日系二世と、彼らの誇り
  をけっして忘れない、とうトウタは心に誓った。(p220)


 ・どんな国でも、姓名をその国の文化を踏みにじるようなものへと
  強制的に変えることがあれば、相手国を呪って呪って呪い殺す
  だろう。(p60)

「人生の旋律」神田 昌典、講談社(2005/07)¥1,650
(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)




あの神田昌典さんの超人気CDがもらえる、
フォレスト出版リーダーズクラブはこちら


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人生は出会った人で決まる―夢を持ち行動すれば、人がチャンスを運んでくれる
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)87点


●著者紹介・・・堀 貞一郎

 1929年生まれ。電通の前身である日本電報通信社に入社後、
 「シャボン玉ホリデー」「11PM」など数多くの番組を手がける。
 東京オリンピック、大阪万国博では企画を担当。ディズニーランド
 を東京に誘致。音楽、映画、絵画、陶芸など趣味の達人。

─────────────────

●どんな人でもそうでしょうが、一流であるということは、
 考え方が一流であり、そこから引き出される行動が一流である
 ということだと思います。


●どの業界に行っても実績を残し、そして、その人自身が幸せである。
 そういう人にこそ、学ぶべきでしょう。

 ・できるだけ「一流のもの」に接するように心がけることです。(p59)


●そのためには、そうした人を探さなくてはなりません。


●そういうことを考えると、この本を通じて堀 貞一郎さんと
 出会ったことは、ひとつの意味があるのでしょう。


 ・どんなささいな出会いでも、日々その出会いの意味をふり返って
  吟味してみることは、たいせつなことではないでしょうか。(p24)


●堀 貞一郎さんの考え方は、よくある成功哲学に似ていますが、
 もう一歩深いものがあるように感じました。

 当たり前のことなのですが、では自分にできるのか?と考えると
 一瞬固まってしまう。そうした知恵なのです。


 ・相手を喜ばせるコツ・・・ふだんから、相手のことを気にかけ、
  研究しておくことが大切なのです。(p118)


●ただの成功哲学ではなく、ほんものの一流である堀 貞一郎さんの
 考え方を知ることのできる名著として★4つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・これからは、こう考えることにしましょう。
  「いま新しい出会いがあったのは、私の人生におけるひとつの
  ターニング・ポイントにさしかかっているサイン」なのだと。
  (p21)


 ・「自分がこの世に生まれてきたのには、何か理由があるはずだ。
  何か自分のミッション(使命)があるはずだ」と一度考えてみる
  ことは、絶対に必要なことだと思います。(p53)


 ・私は一日の大まかな時間割を決め、それをまもるようにしています。
  ・睡眠時間・・・・七時間(トータルで)
  ・仕事の時間・・・八時間
  ・自分の時間・・・九時間(p42)


 ・友だちは自然にあるいは偶然にできるものでなく、「自分でつくるもの」
  (p156)


人生は出会った人で決まる―夢を持ち行動すれば、人がチャンスを運んでくれる
堀 貞一郎
ゴマブックス (2004/10)
売り上げランキング: 20,910
おすすめ度の平均: 5
5 人生変わるかも!!

(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)87点


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お父さんは太陽になった―ガン闘病47日間の記録
ひらた まどか
新風舎 (2005/09)
おすすめ度の平均: 4.5
4 語り尽くせない語り尽くさない
5 大切なものを大切に
5 家族の絆って強いんだよ
(私の評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)63点


●著者紹介・・・ひらた まどか

 1972年生まれ。高校卒業後、北海道電力入社。
 職場結婚にて退職。8歳と6歳の二児の母。


●日々を楽しく生きていくために大切なことの一つに、
 死を意識するということがあると思います。

 どう生きるかについては、人によっていろいろな考え方がある
 でしょうが、私は、「死」というものがあるからそこ、
 「生」というものの大切さを実感できるのだと考えます。


●この本は、36歳の夫が先立つまでの50日ほどの記録ですが、
 確かに読むと泣いてしまいます。

 しかし、人というものはいずれは死ぬものであり、
 この家族と自分の家族とは、それほど違いはないのです。


●早すぎる夫の死に、

 ・次男がこう言った。「お父さんは太陽になったんだよね」(p169)

ちょっと泣いちゃいますね。


●泣ける一冊ということで★2つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・本当に私はコウちゃんに「ぎゅうっ」としてもらうのが大好きだった。
  (p128)



「お父さんは太陽になった」
ひらた まどか、新風舎(2005/09)¥1,365
(私の評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)63点


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韓国民に告ぐ!―日本在住の韓国系中国人が痛哭の祖国批判
金 文学 金 明学 蜂須賀 光彦
祥伝社 (2002/04)
売り上げランキング: 8,348
おすすめ度の平均: 4
3 韓国人は冷静に読めるだろうか
5 韓国人の民族性を知るには最適の本かと
3 話半分

(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)


●著者紹介・・・金文学

 1962年、中国の瀋陽で朝鮮族三世として生まれる。大学卒業後、
 来日。同志社大学院、広島大学院を経て、現在呉大学社会情報学部
 非常勤講師。


●著者紹介・・・金明学

 文学の弟として1966年に生まれる。大学卒業後、来日。
 大阪外国語大学院を経て、現在出版社に勤務。


●今、韓国インチョン国際空港でこの原稿を書いていますが、
 空港内を見る限り、韓国の勢いを感じることができます。

 日本人向けの商品も用意していますし、日本人と見れば、
 日本語で話しかけます。

 ・韓国の空港に降り立ってからというもの、うんざりすることの連続
  だった。商店の店員やレストランの従業員、案内嬢のブスッとした
  不親切きわまりない表情と態度は、中国のそれと寸分も違わない
  ものであった。(p67)


●やはり一つの国家を一まとめにして評価するのは非常に難しい
 ことであり、まして、それを非難しても相手の気分を害する
 だけでしょう。

 ・日本人にも同じような欠点があることは否定できない事実では
  ないか。個人的レベルであれ、自分の長所はもちろんのこと、
  短所や欠点すらも相手に理解してもらうことこそ、真の相互理解
  につながる近道ではなかろうか。(p4)


●私の知っている韓国人は、強くたくましく楽しい人間ばかりです。
 いつか、ヨーロッパのように相手の国民性をジョークで笑い合える
 関係になるといいですね。

 ・韓国人は一人一人を見れば「虎」であるが、三人集まると決まって
  「猫」になってしまう。いや、はなはだしくは「ミミズ」に変身
  してしまうのだ。反対に日本人は・・・(p41)


●そうした韓国の笑える一面を朝鮮族三世が自ら書いた一冊として
 ★3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・韓国では、「独島はわれわれのものではない」という意見は、
  口が裂けても言えない。万一誰かが酒の勢いで、
  「竹島は日本の領土だろ?」などと発言したとしよう。
  そうすると彼は、当然のように「民族の反逆者」「親日派の売国奴」
  の烙印が押されることになる。(p153)


 ・朝鮮半島には、山東・台湾系華僑をはじめとした中国人が五十五万人
  以上も住んでいたのだが、現在ではそのほとんどすべてが出ていって、
  わずか五万人程度しか残っていないというレポートがある。
  差別に耐えかねてその大半が台湾や海外に移住したのである。(p117)


 ・わたしの知り合いの西洋人の子がいるんだけど、彼が言うにはね。
  『あなたたちコリアンはまったくすごい』んだって。それで何が?
  って聞いたら、世界中が日本のことをすばらしいと思っているのに、
  日本を馬鹿にしている国民は韓国だけだって。(p258)


「韓国民に告ぐ」金文学、金明学、祥伝社(2002/04)¥600
(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)


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偶キャリ。―「偶然」からキャリアをつくった10人
所 由紀
経済界 (2005/06)
売り上げランキング: 22,294
おすすめ度の平均: 4.75
4 「キャリア」に辟易した人へ
5 やっと出た!納得できるキャリア本
5 新しいキャリア創造の視点:偶キャリ

(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)


●著者紹介・・・所 由紀

 大学卒業後、86年リクルート入社。94年フリーとなる。
 人事コンサルタント。


●ある程度の規模の企業であれば、人事や評価について
 上司との面談するチャンスがあると思います。
 かりに上司との面談がある場合、
 そのときに、どのように対応すればいいのでしょうか。


●そういう場合に、ともすれば、言っても意味がないということで、
 なにも意見を言わない、上司の話を聞くだけという人もいると思います。


●そうしたことにならないためは、自分の考えを、
 常日頃からもっていなければいけません。

 「どうしたいんだ?」と聞かれたら
 「あれをしたい」「あそこに異動したい」と言えるようになりたい。


●この本では、そうした自分の人事についての意見というものは、
 実は、仕事をしながら、自然に見つかるのではないかという仮説を
 10人の例から証明していきます。

 ・変化が激しく、不確実な時代においては、「デザイン通りに生きる
  のではなく、生きながらデザインする」(榎本氏)ことの必要性
  は今後ますます高まっていくだろう。(p43)


●はじめから、自分のやりたいことを知っている人はほとんどいない
 という事実を考えれば、それが現実なのかもしれません。

 ・自分の心の針の振れに気付く→周囲の人達にそれを話す→
  チャンスが来る→行動する→自分のやりたいことが明確になる(p39)


●しかし、漠然と仕事をしているだけでは自分の生きる道というものは
 なかなか見つからないようです。
 今の仕事に精一杯打ち込むことで、何かが見えてくるというのも
 一つの真理です。

 ・キャリア・・・はゲームでもなければ、戦いでもない。
  一日一日精一杯生きた結果として、後からついてくるものだ。(p4)


●自分でやりたい仕事がわからないと悩んでいる人に最適の一冊だと
 思います。星3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・1 好奇心 2 粘り強さ 3 柔軟性 4 楽観性 5 リスクテイク
  これら五つのスキルを開発し発揮することによって、自分では意識しない
  「偶然」の種を蒔くことができ、それがのちのその人のキャリアに良い
  影響を与えてくれる。(p24)


 ・「超ストレッチ目標」とも言うべき挑戦が、新しい発見や偉大な研究
  などのブレークスルーを起こすのだろう。(p83)


 ・松永氏は「二十歳を過ぎるまで“恩師”に出会えなかったのは、自分に
  その準備がなかったからだ」と語る。「師」は「生徒」に準備が出来た
  時に登場するという。(p127)


 ・「チャンスが来た時は準備ができた時」という発想(p176)


 ・漠然とした「夢」を持ち、絶えずそれを意識していること-。
  これこそが、素晴らしい「偶然」の種を蒔くことにつながるのかも
  しれない。(p233)

「偶キャリ」所 由紀、経済界(2005/06)¥1,500
(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)


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お金の現実
お金の現実
posted with amazlet on 06.05.09
岡本 吏郎
ダイヤモンド社 (2005/04/15)
売り上げランキング: 5,663
おすすめ度の平均: 3.63
2 どっちらけ
4 真理はいつもシンプルなのだ
4 「お金」は考え方。


(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)


●著者紹介・・・岡本 吏郎

 1961年生まれ。マーケティング・コンサルタント。税理士。
 セミナー活動、ニュースレター発行、著書多数。


●バブル崩壊後、デフレ不況といわれますが、収入が少なく、
 貯蓄のない人が増えてきているそうです。

 貯蓄がないということは、突然の支出があれば、借金をするしか
 ないわけで、たいへんな問題だと思います。


●もちろん、収入を増やす努力も必要なのでしょうが、当面は
 収入に応じた生活に切り替えなくてはならないのだと思います。

 ・私はケチを推奨するわけではない。ケチの時期が必要だと
  考えているだけだ。(p45)


●といっても、これはなかなか簡単なことではありません。
 収入の範囲内でやっていくためには、それだけ工夫が必要です。

 ・家族で外食をする習慣がない・・・外食費を抑えると家計の支出を
  抑えることができるのは事実だ。(p24)


●そうすると、結局、いろいろと工夫、努力をして支出を少なくする、
 あるは習慣を変えるというということが必要になります。

 ・明治時代の富豪安田善次郎は全財産の一割以内しか不動産を
  持たなかったらしい。・・・私は安田善次郎の考えを応用して、
  収入の一割を住居費として生活していたことがある。(p107)


●お金との付き合い方を考え直すきっかけを与えてくれる
 一冊です。★3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・私は家のために積み立てをしている。・・・修繕費の積み立てだ。
  ・・・家の保険料や米代金、車の車検、畑の春資金、お正月資金、
  お盆資金などを毎月積み立てている。(p53)


 ・子供は「ポケモンカード」を集め、大人は「お金」を集める。
  ・・・でも、どっちも紙っぺらなのだ。これがお金の不思議だ。
  (p124)


 ・本多静六は「経済の自立がなければ、精神の自立はありえない」
  と言った。(p175)


「お金の現実」岡本 吏郎、ダイヤモンド社(2005/04)¥1,680
(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)


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プラネタリウムを作りました。―7畳間で生まれた410万の星
大平 貴之
エクスナレッジ (2003/06)
売り上げランキング: 639
おすすめ度の平均: 4.9
5 プラネタリウム冒険小説
5 ミスター・プラネタリウム
5 オタクとかマニアに世界ではく,もうひとりの私たちかも


(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)


●著者紹介・・・大平 貴之

 1970年生まれ。小学生からプラネタリウムをつくり始める。
 大学時代、個人製作では不可能といわれたレンズ式プラネタリウムを
 91年に完成。就職後、96年に170万個の星を投影できる
 「メガスター」、03年410万個の星を投影できる「メガスター2」
 を完成させる。現在、電機メーカーを退職し、フリー。


●よく日本人は「物まね」「独創性がない」と言われる場合があります。

 確かに日本人は、目新しいものを見ると、自分でも同じものを作ってみよう!
 と考える人が多いのでしょう。

 著者の大平 貴之さんも小学生のときに星座の美しさに感激し、
 自分でプラネタリウムをつくり始めました。


●当然、素人ですから、お金もなければ、知識もない。
 ただ、試行錯誤を繰り返しながら、プラネタリウムを作っていきます。

 ・恒星原板は、プラネタリウムの無数の星のもととなる板だ。・・・
  けれど、アルバイトだけが資金源で、高校を卒業したばかりという
  素人同然の僕にとって、原板製作は試行錯誤の連続だった。(p54)


●素人が自己資金で、市販のプラネタリウム以上の性能を持つプラネタリウムを
 作るなど、普通の人は考えません。

 しかし、大平さんに言わせれば試行錯誤を繰り返すうちに、
 市販のプラネタリウムが投影しないほどの多くの星を投影する
 プラネタリウムを作ってしまったということのようです。
 (双眼鏡でないと見えない星もあるそうです)

 ・初めて参加する国際会議。たくさんの外国人が集う雰囲気にとまどい
  ながらも、発表の場に臨んだ。・・・最後に、これは企業ではなく、
  個人の趣味で開発されたことを付け加えた。「It’s my hobby
  (これは私の趣味です)」・・・場内は大爆笑となった。(p131)


●この本を読んでいてプラネタリウムが星空を作り出したとき、なぜか
 涙がでてきました。なぜでしょうか?

 大平さんの達成感のようなものを疑似体験したようです。

 ・かなり組み上がっていた恒星球に組み込んで、天井へ投影してみた。
  スイッチを入れ、部屋の明かりを消す。天井に現れた星空は、
  まさに素晴らしいものだった。「天井が抜けたかと思った」(p157)


●こういう日本人が、今の日本の繁栄を築いてきたのだなと感心しました。
 感動をくれた大平さんに感謝して★3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・露光に使える青色レーザーが八十万円で見つかった。ちょうど会社の
  ボーナスが出ていて、貯金と合わせて何とか購入可能だった。(p151)


 ・当時、僕はパソコンを持っていなかった。そして使い方も
  知らなかった。幸い、高校時代の友人の岡本くんが、パソコンの
  扱いに長けている。(p57)


「プラネタリウムを作りました」
大平 貴之、エクスナレッジ(2003/06)¥1,890
(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)

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iモード以前
(私の評価:★★★☆☆:買いましょう。素晴らしい本です)78点


●本を読んでいると、会社にもいろいろあって、非常に面白そうな
 会社と、そうでない会社があります。


●例えば、面白そうな会社の代表は、著者を育てたリクルートでしょう。


 ・入社式で全社員を前にして恒例の「新人一分間スピーチ」をやる
  ように言われた時はひるんでしまった。・・・リクルートでは
  人前で話す機会が凄まじく多い。(p25)


●去年、リクルートの銀座のビルに入ったことがありましたが、
 エレベータ周りを歩いている人を観察してみると、
 いきいきと歩いているように見えました。
 (思い込みがあるかもしれませんが・・・)


 ・リクルートには「かもめ塾」といって、社内で学ぶ機会が各種
  設けられている。語学もあれば、観劇もある。将棋あり、ダンスあり、
  料理教室あり、組織論レクチャーあり、ヨット講習会ありと、
  要は何でもありのカルチャースクールである。(p40)


●仕事は厳しいけれども、やっているうちに面白くなる。
 結局、そういう環境でこそ人間が成長していくのであって、
 そういう仕組みがあるほど良い会社であるということなのかもしれません。


 ・リクルートには「ステップ休暇」といって、三年勤めると一ヶ月
  の休暇が取れ、給与一ヶ月分のお小遣いまで支給される。
  (p151)


●真理さんのお話も面白かったので、★3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・毎日、二、三ページにわたって(日記に)びっしりと書き込んでいった。
  ・・・小田実の『何でも見てやろう』を読んでからは、記述に変化が
  出てきた。・・・たった一冊の本が、たった一回のセミナーが、横着者の
  私の意識を変えた。(p18)


 ・一番大事なものは、続ける勇気をもつことだ。そうすると、
  神様が味方してくれるんだ(アンソニー・ホプキンス)(p66)


 ・自信があるフリをするのよ。新人のときはいつもそうだった。
  でもそうしていくうちに、いつか自分のものになっていくの。
  (ジュリア・ロバーツ)(p67)


iモード以前
iモード以前
posted with amazlet at 08.11.19
松永 真理
岩波書店
売り上げランキング: 126900
おすすめ度の平均: 4.0
4 怠けものの著者を働き者に変えた仕掛け
4 賛否の分かれる本かもしれない・・・
5 リクルートってすげぇ...
4 松永さんの活躍に思わずため息が出ます
5 リクルートってスゴイ。

(私の評価:★★★☆☆:買いましょう。素晴らしい本です)78点


●著者紹介・・・松永 真理

 1954年生まれ。大学卒業後、リクルート入社。「とらばーゆ」
 「就職ジャーナル」を手がける。その後、NTTドコモ企画室長
 としてiモードの開発に従事。


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逆検定中国国定教科書―中国人に教えてあげたい本当の中国史
井沢 元彦 金 文学
祥伝社 (2005/09)
売り上げランキング: 4,264
おすすめ度の平均: 4
5 中国を知るには、教科書を読めばよい。かっこうの水先案内人二人。
2 まあ、悪い本じゃないけど
4 必読:意図的に歪曲・捏造された彼の国の歴史教科書

(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)


●著者紹介・・・井沢 元彦

 1954年生まれ。大学卒業後、TBS入局。歴史推理作家として
 活躍しながら、日本人と日本の歴史についての著作多数。

●著者紹介・・・金 文学

 1962年生まれ。中国の瀋陽で韓国系三世として生まれる。東北師範
 大学卒業。6年間大学講師を務め、来日。同志社大学院、広島大学院
 で学ぶ。現在、呉大学講師。


●海外に住む日本人が100万人を超えたそうです。
 中国で仕事をしている人もなかりの数になるでしょう。


●そうした交流が進むなかで、中国で仕事をしていくなかで、過去の歴史について
 質問されて、回答に悩む人もいるのではないでしょうか。

 ・戦後、中国が戦争の賠償を求めなかったということに対しても、中国人
  はこれを非常に寛大だと威張り、何かというとこの話を持ち出して、優位
  に物事を進めようとします。・・・日本は満州の遺産をはじめ、中国国内
  の学校、鉄道、病院など、すごい近代遺産をそっくり我々に残したのです
  から、別に賠償金まで払う必要はないと思います。(金)(p230)


●中国ではかなり歪曲された教科書で「反日」教育がされているようですので、
 そのような環境で教育された人に対応するのは骨が折れることに
 違いありません。


●そうしたときに、日本人が欲しいのはQ&A(想定問答集)ですが、
 この本が、その役割をしてくれると思います。

 たとえば、日本の軍国主義については・・・

 ・日本は中国に対して、「私たちは戦後60年間、平和主義を貫いてきた。
  でもあなたたちは、反対に侵略や内乱が絶えないではないか。あなたたち
  の問題のほうが大きいではないですか」とはっきり批判すべきです。
  そういうことを言わないから、中国側はいじめるんですよ。(金)(p229)


 過去の日本人の残虐さを指摘されたら・・・

 ・中国に多大な被害をもたらした「倭寇」というのは、八割から九割が中国
  人なんですよ。・・・例えば、妊婦の腹を裂いて遊んだとか。・・・
  少なくとも牧畜民族ではない日本人は、あまりそういうことはやらないん
  ですよ。(井沢)(p237)


●中国で仕事をされている方にお勧めの一冊ですが、
 私自身は、近いうちに中国へ行く計画がありませんので、星3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・台湾も本当は中国共産党は一回も支配したことなどないのに、「統一」
  と言っていますよね。だから「統一」を使うのは、中国の非常に巧妙な
  手口なんです。台湾にしても、「一つの中国」というのは明らかに侵略
  ですよね。(金)(p48)


 ・ここ最近10年来、中国と日本の関係は、日本の「友好」と中国の
  「反日」で一貫してきた。率直に言って、「反日」を叫ぶ中国は、
  日本の教科書を叱責したり非難する前に、自国の歴史観や、教科書
  における意図的な歪曲、捏造を反省しなければならない。(金)(p270)


 ・私は中国人ほど好戦的な民族はいないと思います。・・・「日本が侵略
  した」と言っていますが、日本と中国の戦いも、ある面でいえば中国の
  反日、あるいは侮日といった挑発によって、日本が巻き込まれた構造
  なのだと思います。(金)(p39)


「逆検定 中国国定教科書」井沢 元彦、金 文学、祥伝社(2005/09) ¥1,680
(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)


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本のソムリエ公式サイト発行者の日記

カーネギー自伝 (中公文庫BIBLIO)
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)88点

●著者紹介・・・アンドリュー・カーネギー

 1835年生まれ。移民として家族とアメリカに渡る。電報局、鉄道会社で
 働き、その後、鉄橋をつくる会社を創設。鉄鋼王と言われる。多額の寄付を
 したことで有名。カーネギー・メロン大学、カーネギー・ホール、ニューヨーク
 のカーネギー財団、アメリカとイギリスに1700もの図書館を作った。


●不正なことをしなければ大金持ちにはなれないと考えている人も
 多いと思います。
 確かに「悪は栄える」ということもあるでしょう。


●しかし、私は「正」「悪」という視点でものごとを見るのではなく、
 「正しい考え方」「正しくない考え方」という視点が大切ではないか
 と思うのです。


●たとえば、投資と投機という言葉がありますが、投機が「悪」なのでは
 なく、それはお金を育てるためには「正しくない」ということが
 ポイントなのではないかということです。

 ・私は一生のうち一回を除いては、投機的に株を売買したことはない。
  (p163)


●ですから、人間の見方についても、性善説、性悪説という見方ではなく、
 人は信頼しながらも、ちゃんと仕事はチェックするという考え方が
 正しいのだ、という物事の捉え方が大切なのではないでしょうか。

 ・彼ら(労働者)は、彼ら独特の偏見をもっていて、それは硬い
  しこりのようなものであるが、私たちはそれを丁重に扱わなければ
  ならないのである。なぜなら、そのよって来るところは無知であって、
  敵愾心ではないからである。(p247)


●100年も前に書かれた本とは思えません。株式投資に対する視点は
 バフェットと同じものです。

 ・「一つの籠に手持ちの卵をみんな入れてはいけない」という諺とは
  逆の方針をとることにしたのであった。私は「よい卵をみんな一つ
  の籠に入れて、その籠から目を離さない」というのが正しい方針
  だと、決意したからであった。(p183)


●さらに、スピーチの原則も独学とは思えないほど的確です。

 ・公開の席で話をするについて私は二つの掟を胸にきざんでおいた。
  第一は、聴衆の前で固くならず、くつろいで、お説教するのでなく、
  語りかけること。第二には、だれか自分以外の人物になろうとせず、
  自然に、また美辞麗句を使わないこと。(p75)


●カーネギーが鉄鋼王となったことが、必然であったのだろうと思える
 くらいの知恵の凝縮された一冊です。★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・私は蒸気機関についてなんの知識ももっていなかった。
  しかし、私はそれよりももっと複雑な機械-人間-を知るように
  努めたのであった。(p34)


 ・清貧の家に育った子供は、裕福な家庭の子たちとくらべて、
  なにものにもかえることのできない尊い宝を与えられている。(p42)


 ・ごく些細なことに、人間の運命をきめる最も重要なことがかかっている
  かもしれないのである。(p48)


 ・賢明な人たちはいつもかしこい少年たちを探しているのである。
  (p55)


カーネギー自伝
カーネギー自伝
posted with amazlet on 05.11.06
アンドリュー カーネギー 坂西 志保
中央公論新社 (2002/02)
売り上げランキング: 11,403
おすすめ度の平均: 4
3 ナポレオン・ヒルに影響を与えたカーネギーの自伝
5 人生のアイデアが詰まった本です
4 カーネギーに学ぶ人材登用術

(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)88点


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本のソムリエ公式サイト発行者の日記

経済学のエッセンス―日本経済破局の論理
小室 直樹
講談社 (2004/01)
売り上げランキング: 7,401
おすすめ度の平均: 4.6
5 シンプルイズベスト
5 800字では語りつくせぬ、社会科学の真骨頂
4 本当にわかりやすい。

(私の評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)


●著者紹介・・・小室 直樹

 1932年生まれ。大学卒業後、フルブライト留学生となり渡米。
 経済学、心理学、社会学、統計学を学ぶ。法学博士。


●最近、401k、確定拠出年金ばやりです。
 つまり、自分の年金の投資先は、を考える必要があるということです。


●日本はこれからインフレになるのか、デフレが続くのか・・・。
 円高になるのか、円安になるのか・・・。
 株価はどうなるのか・・・。


●これははっきり言って誰も分からないでしょう。もし、著者の小室さんが
 分かっていれるとすれば、その予想に従って投資して大金持ちとなっています。
 こんな本を書いてはいないでしょう。


●わかるのは、経済の大きな流れくらいです。
 
 それでもやはり経済学は学ぶ必要があると思います。
 経済学をちょっとかじるための本として、★2つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・如何なるときでもGNPを見つめよ、さらば汝、経済を悟るべし。(p74)
  ※GNP=国民総生産(グロス・ナショナル・プロダクト)


 ・ヒットラーは、凡百のエコノミストの猛反対を押し切って、
  設備投資につぐ設備投資。
  結果は。
  ドイツに失業者はいなくなった。


経済学のエッセンス」小室 直樹、講談社(2004/10)¥819
(私の評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)


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