「逆検定 中国国定教科書」井沢 元彦、金 文学

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逆検定中国国定教科書―中国人に教えてあげたい本当の中国史

【私の評価】★★★☆☆(79点)


●海外に住む日本人が
 100万人を超えたそうです。


 中国で仕事をしている人も
 なかりの数になるでしょう。


 そうした交流が進むなかで、
 中国で仕事をしていくなかで、
 過去の歴史について質問されて、
 回答に悩む人もいるのではないでしょうか。


 ・戦後、中国が戦争の賠償を求めなかったということに対しても、
  中国人はこれを非常に寛大だと威張り、
  何かというとこの話を持ち出して、
  優位に物事を進めようとします。・・・
  日本は満州の遺産をはじめ、中国国内の学校、
  鉄道、病院など、すごい近代遺産をそっくり我々に
  残したのですから、別に賠償金まで払う
  必要はないと思います。(金)(p230)


●中国ではかなり歪曲された教科書で
 「反日」教育がされているようですので、
 そのような環境で教育された人に対応するのは
 骨が折れることに違いありません。


 そうしたときに、
 日本人が欲しいのはQ&A(想定問答集)ですが、
 この本が、その役割をしてくれると思います。


 たとえば、日本の軍国主義については・・・


 ・日本は中国に対して、
  「私たちは戦後60年間、平和主義を貫いてきた。
  でもあなたたちは、反対に侵略や内乱が絶えないではないか。
  あなたたちの問題のほうが大きいではないですか」
  とはっきり批判すべきです。
  そういうことを言わないから、
  中国側はいじめるんですよ。(金)(p229)


 過去の日本人の残虐さを指摘されたら・・・


 ・中国に多大な被害をもたらした「倭寇」というのは、
  八割から九割が中国人なんですよ。・・・
  例えば、妊婦の腹を裂いて遊んだとか。・・・
  少なくとも牧畜民族ではない日本人は、
  あまりそういうことはやらないんですよ。(井沢)(p237)


●中国で仕事をされている方にお勧めの一冊ですが、
 私自身は、近いうちに中国へ行く計画がありませんので、
 星3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・台湾も本当は中国共産党は一回も支配したことなどないのに、
  「統一」と言っていますよね。だから「統一」を使うのは、
  中国の非常に巧妙な手口なんです。台湾にしても、
  「一つの中国」というのは明らかに侵略ですよね。(金)(p48)


 ・ここ最近10年来、中国と日本の関係は、
  日本の「友好」と中国の「反日」で一貫してきた。
  率直に言って、「反日」を叫ぶ中国は、
  日本の教科書を叱責したり非難する前に、
  自国の歴史観や、教科書における意図的な歪曲、
  捏造を反省しなければならない。(金)(p270)


 ・私は中国人ほど好戦的な民族はいないと思います。・・・
  「日本が侵略した」と言っていますが、
  日本と中国の戦いも、ある面でいえば中国の反日、
  あるいは侮日といった挑発によって、
  日本が巻き込まれた構造なのだと思います。(金)(p39)


逆検定中国国定教科書―中国人に教えてあげたい本当の中国史
井沢 元彦 金 文学
祥伝社
売り上げランキング: 430954
おすすめ度の平均: 4.0
4 中国への憧れを捨てきれない中高年の方々へ
5 中国における捏造歴史教育の実態
2 まあ、悪い本じゃないけど
5 中国を知るには、教科書を読めばよい。かっこうの水先案内人二人。
4 必読:意図的に歪曲・捏造された彼の国の歴史教科書

【私の評価】★★★☆☆(79点)




●著者紹介・・・井沢 元彦

 1954年生まれ。大学卒業後、TBS入局。歴史推理作家として
 活躍しながら、日本人と日本の歴史についての著作多数。


●著者紹介・・・金 文学

 1962年生まれ。中国の瀋陽で韓国系三世として生まれる。東北師範
 大学卒業。6年間大学講師を務め、来日。同志社大学院、広島大学院
 で学ぶ。現在、呉大学講師。


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