人生を変えるほど感動する本を紹介するサイトです
本ナビ > 書評一覧 >

「韓国民に告ぐ!―日本在住の韓国系中国人が痛哭の祖国批判 」金文学、金明学

2005/11/11公開 更新
本のソムリエ
本のソムリエ メルマガ登録[PR]

韓国民に告ぐ!―日本在住の韓国系中国人が痛哭の祖国批判 (祥伝社黄金文庫)

【私の評価】★★★☆☆(77点)


●今、韓国インチョン国際空港でこの原稿を書いていますが、
 空港内を見る限り、韓国の勢いを感じることができます。


 日本人向けの商品も用意していますし、日本人と見れば、
 日本語で話しかけます。


 ・韓国の空港に降り立ってからというもの、
  うんざりすることの連続だった。
  商店の店員やレストランの従業員、
  案内嬢のブスッとした不親切きわまりない
  表情と態度は、中国のそれと
  寸分も違わないものであった。(p67)


●やはり一つの国家を一まとめにして評価するのは
 非常に難しいことであり、まして、
 それを非難しても相手の気分を害するだけでしょう。


 ・日本人にも同じような欠点があることは
  否定できない事実ではないか。
  個人的レベルであれ、自分の長所はもちろんのこと、
  短所や欠点すらも相手に理解してもらうことこそ、
  真の相互理解につながる近道ではなかろうか(p4)


●私の知っている韓国人は、
 強くたくましく楽しい人間ばかりです。


 いつか、ヨーロッパのように相手の国民性を
 ジョークで笑い合える関係になるといいですね。


 ・韓国人は一人一人を見れば「虎」であるが、
  三人集まると決まって「猫」になってしまう。
  いや、はなはだしくは「ミミズ」に
  変身してしまうのだ。
  反対に日本人は・・・(p41)


●そうした韓国の笑える一面を
 朝鮮族三世が自ら書いた一冊として
 ★3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・韓国では、「独島はわれわれのものではない」という意見は、
  口が裂けても言えない。万一誰かが酒の勢いで、
  「竹島は日本の領土だろ?」などと発言したとしよう。
  そうすると彼は、当然のように「民族の反逆者」
  「親日派の売国奴」の烙印が押されることになる(p153)


 ・朝鮮半島には、山東・台湾系華僑をはじめとした中国人が
  五十五万人以上も住んでいたのだが、
  現在ではそのほとんどすべてが出ていって、
  わずか五万人程度しか残っていないというレポートがある。
  差別に耐えかねてその大半が
  台湾や海外に移住したのである(p117)


 ・わたしの知り合いの西洋人の子がいるんだけど、
  彼が言うにはね。
  『あなたたちコリアンはまったくすごい』んだって。
  それで何が?って聞いたら、
  世界中が日本のことをすばらしいと思っているのに、
  日本を馬鹿にしている国民は韓国だけだって(p258)


【私の評価】★★★☆☆(77点)



●著者経歴・・・金文学

 1962年、中国の瀋陽で朝鮮族三世として生まれる。大学卒業後、
 来日。同志社大学院、広島大学院を経て、現在呉大学社会情報学部
 非常勤講師。


●著者経歴・・・金明学

 文学の弟として1966年に生まれる。大学卒業後、来日。
 大阪外国語大学院を経て、現在出版社に勤務。


読んでいただきありがとうございました!

この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
人気ブログランキングに投票する
人気ブログランキングへblogrankings.png


メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」
18,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。
>>バックナンバー
もちろん登録は無料!!
        配信には『まぐまぐ』を使用しております。


お気に入りに追加
本のソムリエ公式サイト発行者の日記

<< 前の記事 | 次の記事 >>

この記事が気に入ったらいいね!

この記事が気に入ったらシェアをお願いします

この著者の本 ,


コメントする


同じカテゴリーの書籍: