【書評】「私の金儲け自伝」邱 永漢
2005/11/12公開 更新

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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
要約と感想レビュー
邱 永漢さんはいろいろな事業に手を出しています。
コインランドリー、砂利販売、経営コンサルタント、歌謡曲作詞、節税相談、貸しビル、工業団地・・・これは商売というよりも、いろいろ経験してみたかった、好奇心の賜物でしょう。自分の人生で、自分の仮説を実証しようとしたように思えます。
邱 永漢さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・成長株は買ってじっと持っていることだ。証券会社に手数料を稼がせるな。証券会社のセールスマンの言うことはきくな(p114)
・大富豪であるポール・ゲティがその著書(『生きることの価値』)のなかで、「人はいちばんやりたいと思っていることをいつでもできるとは限らないが、それに代わる適当なものを選び、それに適応できるものだ」という意味のことを述べている(p198)
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★☆☆☆(68点)
著者経歴
1「金儲け学」を東大で教えてくれなかったばかりに苦闘した香港時代
2東京へ雑貨を「郵送」して毎月百万円を稼ぎ、儲けの十分の一で暮らした蓄財第一課
3土地で十億円儲けそこなったり、ガム工場が倒産したりの東京生活第一歩
4十円の電車賃も節約する貧乏生活の中で始めた手元いらずの儲かる商売
5万人が関心を持つ金儲けの話を書いて、十万円作家から百万円作家に脱皮
6借金二百万円で始めた株式投資で大儲けして兜町に「邱銘柄」をつくる
7専門家の意見に惑わされるな!数々の失敗から学んだ株で儲ける第一の秘訣
8自分であみだした独特の株式投資法が当たりに当たってビルを建てる
9まだまだ儲けられる株に見切りをつけて不動産投資に転向した「時代の読み方」
10株をやめて開業した産業界の盲点をつく経営コンサルタントがまた大当たり
11時代を先取りして始めた事業の失敗でつかんだ「成功法則」
12片手間にやるな、広げるな、自分に向かないものに手を出すな!
13貸しビル業の不振、コンサルタント廃業、株で大損と39年不況で訪れた運勢の逆転
14新規開店の「財務相談」で知った時代によって儲かる商売と儲からない商売の判定法
15二十もの事業を手がけ波乱の半生を過ごした私が声を大にして言いたい一カ条
16台湾へ帰るの記
著者経歴
邱 永漢(きゅう えいかん)・・・実業家。1924年生まれ。東京大学経済学部卒業。台湾より香港へ亡命し、直木賞受賞作家となる。その後、株の神様、お金の神様といわれながら、事業活動を行い、現在も年間120回飛行機に乗って、東京、台北、上海を飛び回る。著作は約400冊にのぼる。
読んでいただきありがとうございました!
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