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「やってはいけないウォーキング」青栁幸利

2019/09/15公開 更新
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やってはいけないウォーキング (SB新書)


【私の評価】★★☆☆☆(68点)

要約と感想レビュー

 中強度の運動が身体によいということを教えてくれる一冊です。強すぎる運動は身体に悪い。弱すぎる運動は意味がない。自分にちょうどいい運動が、身体を健康にするのです。


 したがって、健康のためには8000歩のウォーキングと中強度の運動20分間があればいい、と主張する内容です。ここで中強度の運動とは、やや重い家事、速歩き、山歩きなどです。「なんとか会話ができる程度」の運動が良いらしい。


 歩きすぎでも疲れてしまうし、激しすぎる運動も身体を壊してしまう。ちょうどいいのが中強度の運動であり、ほどほどの運動にしたいものです。青柳さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・ウォーキングは、親の介護による見えないストレスも解消してくれる(p171)


・中之条研究で「7000歩/15分」以上の身体活動を続けてきた人のがんの発症率は、それ未満の人と比べて格段に低いことがわかりました(p134)


・高強度(6メッツ以上)ジョギング、テニス、水泳など
 中強度(3~6メッツ未満)やや重い家事、早歩き、山歩きなど
 低強度(1~3メッツ)軽い家事、ゆっくりとした散歩、ゲートボールなど(p67)


・あなたの最大酸素摂取量の40~60%に相当するスピードで歩くことが、あなたにとっての「中強度」の「早歩き」です。「なんとか会話ができる程度」が、目安です。鼻歌が歌えるくらいの状態だと、遅すぎます。会話ができないくらい息が切れている状態では、速すぎます(p93)


・ウォーキングは、親の介護による見えないストレスも解消してくれる(p171)


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やってはいけないウォーキング (SB新書)
やってはいけないウォーキング (SB新書)
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青栁 幸利
SBクリエイティブ (2016-01-07)
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)


目次

第1章 その「ウォーキング」では病気になる!
第2章 たったこれだけ! 「歩き方」を変えれば人生が変わる
第3章 健康寿命が延びる! 「中強度」ウォーキングとはなにか?
第4章 カンタンですぐに効果が出る! 「これ」が正しい歩き方
第5章 病気が治る! 症状別の「歩き方」
第6章 ズボラでも続く! 生活にとりこむ「ウォーキング」


著者経歴

 青柳幸利(あおやぎ ゆきとし)・・・東京都健康長寿医療センター研究所運動科学研究室長。1962年、群馬県中之条町生まれ。筑波大学卒業。トロント大学大学院医学系研究科博士課程修了、医学博士取得。群馬県中之条町に住む65歳以上の全住民5000人を対象に、15年以上にわたり、身体活動と病気予防の関係について調査を実施(中之条研究)。現在は、高齢者の運動処方ガイドラインの作成に関する研究に従事し、国家的・国際的プロジェクトに主要メンバーとして関わっている。研究結果をもとにした健康法「メッツ健康法」が、各自治体(奈良県をはじめとして和歌山県、群馬県、神戸市、横浜市など多数)に導入されたほか、大手企業の健康保険組合、警察庁などにも健康づくりの指標として取り入れられている


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