「イラストと図解で丸わかり! 世界一やさしい新NISAの始め方」小林 亮平
2024/04/12公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★☆☆☆(69点)
要約と感想レビュー
株式投資の要諦は長期投資
NISAとは「少額投資非課税制度」です。もし、株式投資をしようとしているのであれば、NISAを活用しない手はないのです。
ただ、株式投資は価格が上下する可能性があります。例えば、米国株価指数は、世界恐慌で-83%、オイルショックで-43%、ITバブル崩壊で-45%、リーマンショックで-56%、コロナショック-35%下落しています。それでも持ち続けていれば、株価は回復し、成長し続けてきたのです。
つまり、株式投資の要諦は、20年、30年と持ち続けることなのです。
暴落に直面して大きな含み損を抱えてしまった時、それでも慌てずに運用を続けることはできますか?(p115)
株式投資は暴落も想定内
全世界株式へ投資は、約35年間で7倍以上になっており、著者は将来的にまだまだ上昇が見込めると書いています。しかし、過去の歴史を見れば、株式は暴落するものです。上がっては下がって、20年、30年というスパンで見れば企業の成長、インフレに合わせて成長していくのです。
したがって、株式投資は余裕資金でやるものであり、世界恐慌のように80%暴落しても投資し続ける意思が必要ということになります。これはかなり高いハードルだと思いますが、自信のある方は、ぜひ株式投資をしてみましょう。
無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信) 3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。 |
この本で私が共感した名言
・高配当株投資は足元の配当利回りだけを見るのではなく、過去の配当実績が安定して推移しているかも重要です(p80)
・出口戦略としては、子どもの大学費用や住宅購入資金の頭金など、家族のライフイベントに合わせて必要になった分だけ都度売却する(p100)
・米国株の場合、過去15年間保有すれば損することはなかったというデータがあります(p137)
【私の評価】★★☆☆☆(69点)
目次
はじめに さあ、新NISAを始めよう!
第1章 新NISAっていったい何なの?
第2章 新NISAでおすすめの商品は?
第3章 新NISAを実際に始めてみよう
第4章 知らないと怖い、新NISAの落とし穴は?
第5章 20代向けの新NISA投資戦略
第6章 30~40代向けの新NISA投資戦略
第7章 50~60代向けの新NISA投資戦略
第8章 新NISAのよくある質問にまとめて回答
おわりに 新NISAを始めて良かった、と思う日がきっとくる
著者経歴
小林亮平(こばやし りょうへい)・・・1989年生まれ。横浜国立大学卒業後、三菱UFJ銀行に入行。同行退社後、ブログやSNSでNISAやiDeCoなど資産運用の入門知識を発信。現在はYouTube「BANK ACADEMY」の運営に注力しており、YouTubeのチャンネル登録者数は70万人を超える(2024年3月時点)。「超初心者でも理解できるよう優しく伝える」をモットーに、自作のイラストを駆使した丁寧な解説が好評を得ている
この記事が参考になったと思った方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
この記事が気に入ったらいいね!
コメントする