「口がきれいだと、健康で長生きできる 万病・突然死を遠ざける近道」古舘 健
2019/09/08公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
要約と感想レビュー
歯と歯の間の食べ残しを除去する
歯科口腔外科助教が教える口のメンテナンス方法です。まずは歯間ブラシ、フロスで歯と歯の間の食べ残しをしっかり除去することが基本です。できれば2種類の歯ブラシを使うと効率的に歯をきれいにできるという。血が出ると磨き過ぎているんだと思って磨くのをやめてしまう方がいますが、逆に血が出るところほど、ていねいに磨くことが大事だという。
また、3か月に1回は歯医者さんで歯のメンテナンスをしてもらうと良いらしい。後は、水分を充分とって唾液が出るようにする。それくらいで健康になるというのです。
・食べ残しが原因の口臭は、デンタルフロスや歯間ブラシを使うことで簡単に防ぐことができます。それにもかかわらず、歯と歯の間の清掃をおこなっているのは・・女性の約半数・男性の約3割しかいません(p100)
ガムとカラオケと水分補給
また、意外だったのは、ガムを噛むと、ストレスが緩和され、適度な緊張を保つことができること。そしてカラオケで呼吸や発声を通して、口回りの筋肉や舌を意識的に動かせるので健康に良いという。
あと、寝ている間は脱水症状を起こしやすい状態です。寝る前に、コップ1杯の水を準備して、夜中に目が覚めたらこまめに口にする習慣を持つとよいという。古館さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・青森県は、平均寿命が男女とも全国最下位(2015年)です・・購入金額で青森県が日本一のものは、コーヒー飲料・カップ麺・つゆやたれ・ソーセージ・チューハイやカクテルなどでした(p48)
・1日3リットル以上のペットボトル入りのジュースを飲んでいた10代の男性が呼吸状態が悪化して、命を落としたという事例もあります(p53)
・全身麻酔を受ける前には最低でも2か月間禁煙しないと、命を失う危険性が高くなるということをご存じでしたか?タバコを吸い続けると、肺がボロボロになり、息がうまく吐けなくなってしまいます(p119)
KADOKAWA (2019-07-19)
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
目次
第1章 あなたを健幸に導く健口習慣その1―だ液アップエクササイズで口も人生もうるうるに
第2章 健幸の秘訣は「食べ方」にあり―「噛む」ことで健幸come come!
第3章 あなたを健幸に導く健口習慣その2―口のケアの極意、お教えします
第4章 あなたを健幸に導く健口習慣その3―口を鍛えて呼吸を改善
第5章 口から始める、不慮の事故死を避けるケア
著者経歴
古舘 健(ふるだけ けん)・・・医学博士・日本口腔外科学会口腔外科認定医・弘前大学医学部附属病院歯科口腔外科助教。2019年現在は、米国ヒューストンにある全米No.1のガンセンター、MDアンダーソンガンセンターで最新のゲノム研究に取り組む。1985年、青森県生まれ。北海道大学卒業後、青森労災病院、弘前脳卒中センター、つがる総合病院、脇野沢診療所などで地域医療に従事。国際学会ではガンなど口腔顎顔面領域の疾患に関する研究成果を発表。口と体を健康に保つ方法を体系化、健「口」習慣のススメとして広く発信している。ASEAN歯科医療ネットワーク理事。
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