「長期投資家がニヤリとする7つのメガトレンド 」澤上 篤人

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長期投資家がニヤリとする7つのメガトレンド (角川SSC新書)

【私の評価】★★☆☆☆(69点)


■2007年のリーマンショック後に
 さわかみファンドのオーナーが示す
 長期投資の考え方です。


 当時は株式が暴落していますので、
 今が買い時であるとしています。
 実際に買っていたのでしょう。


 インフレに対して預貯金は弱く、
 実物資産や株式で会社を購入することを
 お勧めしています。


■さわかみファンドはTOPIXとほぼ連動している
 という評価のようです。


 それにもかかわらず毎年1%の手数料は
 妥当なのかということなのでしょう。


 澤上さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・長期投資家は、「世の中の終わりだ」とかで市場が大騒ぎしている時こそ、目いっぱい株式を買いにいく。投資なんて「安く買って高く売る」だけのことだから、暴落相場で買い仕込みするのは実に理にかなった行動なのだ(p16)


・過去100年、200年の世界経済は、年4%のペースで成長している。この4%成長が、どこから来るのかというと、地球上の人口増加と欲の膨れ上がりからだ(p45)


・金融緩和政策によってお金をバラ撒くことを繰り返すというのは、長期的に見て「インフレの種を蒔いているのと同じ」ことなのだ(p39)


・現在、アメリカ国内を走っている自動車の台数は、約2億5000万台といわれている。基本的に自動車は、長く見積もっても10年に1度のペースで乗り換えるとした場合、毎年2500万台の新車販売需要があると考えられる。事実、最近までは年間1800万台の国内販売が行われていた。ところが、緊急不安や景気後退の影響で、新車販売台数は年間800万台まで落ち込んでしまった・・しかし、そうは言っても、広大な大地を持つ車社会のアメリカである。アメリカ人にとって車は生活必需品そのもの・・米国で車の需要が激減したままなんて考えられない(p70)


・「エネルギー」「食糧」「環境」・・・この3分野を中心に投資をしてきた(p74)


・中国やインド、ベトナム、バングラディッシュなど、これから発展を遂げていこうとしている国々の積極的な経済活動による爆発的な需要拡大が、資源、エネルギー、食糧などのコモディティ(商品)価格を押し上げたのだ(p75)


・世界の人口は毎年約1億人ずつ増加していく傾向にある。長期投資家の目で社会を見る場合、これは必ず頭に入れておいたほうがよい・・かつて世界の人口が6億人前後で固定されていたのは、30年に一度くらいの間隔で戦争や疫病が発生して、人口増加が抑えられていたからだといわれている(p79)


・水は、極めて重要な資源だ・・・実は海も含めてたくさんある水のなかで、飲料はじめ生活に用いることのできる水は、全体の2%程度なのだ(p88)


・日本でも、少子化対策が叫ばれるが・・・選挙の投票を意識して高齢者対策が優先さえる一方で、日本の国力増強につながる人口増加ビジョンはあまりに貧弱である(p99)


・日本の年金運用・・いっそのこと年金運用は廃止したら・・グリーンピアのような問題も起こらない・・社会保険庁なども必要ないし、いろいろなコストも大幅に節減できる(p134)


・世代別に個人金融資産の比率を見てみよう・・・
 29歳以下・・0.66%
 30~39歳・・5.73%
 40~49歳・・11.46%
 50~59歳・・22.00%
 60~69歳・・32.93%
 70歳以上・・30.13%(p139)


・インフレが急進するなかで、すべての資産を預貯金で固めておくといった、ひと昔前までの「運用」をしていたら、資産の目減りなどあっと言う間だ(p149)


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【私の評価】★★☆☆☆(69点)


■目次

序章 大きく変わる世界の潮流を読み解こう
第1章 金融の時代が終わり、実物経済の時代へ
第2章 本格的インフレというメガトレンド到来
第3章 新興国の成長で資源、食糧、環境すべてに投資不足
第4章 日本の産業構造が激変するのもメガトレンド
第5章 機関投資家の運用にも厳しい環境が待っている
第6章 個人金融資産は預貯金指向から投資へシフト
第7章 日本の金融ビジネスに地殻変動と新風が
終章 時間を味方につけて、おおらかな運用を心がけよう



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