「人生の旋律 死の直前、老賢人は何を教えたのか?」神田 昌典
2005/11/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
●1916年に生まれ、2004年に亡くなった
近藤藤太(コンドウトウタ)という人がいます。
その人生は数奇なもので、
運転手付きのお坊ちゃまからスタートし、
10歳で父が破産。
自力で大学へ進学し、音楽バンドで有名となります。
その後、陸軍へ入隊するも朝鮮ゲリラ狩りに出されます。
●終戦後はGHQで勤務し、
朝鮮戦争時に商社を創業して大富豪になります。
岸信介元首相との親交を深めるも、
ポンドショックで会社が破産。
借金を返すために、百科事典を売り、
NHKの英語講座で講師をする・・・
●「現実は小説より奇なり」といいますが、
近藤藤太さんの人生こそ
ジェットコースターといえるでしょう。
・急に世の中の流れが変わるときには、
線路の切り替えポイントにいるようなもんだ。
ポイントでは意思を持って、
どちらの方向に行くのか決めるんだ。
いちばん悪いのは流されることだな。
(トウタ)(p123)
●こうしたような近藤藤太さんの人生をたどりながら、
神田さんが、人生の知恵を拾っていきます。
・とてつもないチャンスがノックしてきたとき、
自分には絶対できない、自分には無理と
思えることがあるでしょう?
たしかに、それは今のあなたがやるには
難しいことかもしれない。
でもね、未来のあなたには、なんてこともないのよ。
(アイリーン・ジョーンス)(p215)
●近藤藤太さんの人生をたどろうとしているのですが、
テーマを絞りきれなかったような印象があり、
★3つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・さまざまな成功と挫折を乗り越えて、
トウタは最後に得たものがあった。・・・
それは家庭である。(p265)
・四四二連隊・・・後世のために犠牲になった日系二世と、
彼らの誇りをけっして忘れない、とうトウタは心に誓った。(p220)
・どんな国でも、姓名をその国の文化を踏みにじるようなものへと
強制的に変えることがあれば、相手国を呪って呪って呪い殺す
だろう。(p60)
講談社 (2005/07/20)
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この本はぜひ映画化されるべき
生きる勇気をもらえます
【私の評価】★★★☆☆(70点)
●著者経歴・・・神田 昌典
大学卒業後、MBA取得。外務省経済局、サラリーマンを経て、経営
コンサルタントとなり、実践マーケッターとして活躍。
あの神田昌典さんの超人気CDがもらえる、
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