「2022これから10年、活躍できる人の条件」神田 昌典
2016/08/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
■著者は、ダイレクトマーケティング、
フォトリーディング、マインドマップなど
海外のノウハウを日本に紹介してきた
カリスマコンサルタントの神田さん。
マインドマップの普及のために
会社を上場させようと体制を強化する中で、
古参社員と中途社員とが対立し大混乱。
そうした中、取締役の神田さんは、
2011年にガンを告知されてしまいます。
死を意識した神田さんが、
この本で伝えたかったことは、
これから10年で日本はどうなるのか、
私たちはどう生きていけばいいのか、
ということです。
・人口ピラミッドから読みとれる、未来への旅・・
●日本は2020年まではまだいいが、その後は一気に下り坂。
●中国の勢いは、2020~2025年頃まで続く。
●韓国の勢いは、これからますます加速する。2025年頃まで続く。
●東南アジア諸国が勢いづくのは、2030年頃から(p102)
■考え方の基本となるのは、
歴史は繰り返すということです。
それも70年周期で。
2001年911米同時多発テロの70年前は、
1931年満州事変が勃発。
2011年の東日本大震災の70年前は、
1941年大東亜戦争が勃発。
現在2016年の70年前は、
GHQが日本を支配し、
新憲法が制定されています。
現在は、新たな日本の胎動が
はじまる時期と言えるのでしょう。
・歴史は70年周期で巡っている・・
平成時代のバブル景気と、
大正時代の大戦景気は、
その期間も大きさも、瓜二つと
いってもいいほど似ている(p27)
■ガンを切除し、転移したと思われる
腫瘍の精密検査の結果、
腫瘍は消えていました。
神田さんも次の10年を
考えることができる立場になったのです。
一緒に新しい日本を
創っていこう!という
神田さんの声が聞こえてきました。
神田さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・内部からは変革できない。
だから外部にゲリラ組織を
創るようにするのだ(p178)
・私の仲間がはじめたのが、
リード・フォー・アクション・・
単に読書を面白かったと個人的なものに
終わらすのではなく、そこから最終的には
社会に役立つ行動につなげていくことを
目指している(p190)
・何が儲かるかで仕事するのではなく、
何に情熱を持ち続けることができるか。
それから、はじめないと。(p205)
・組織が大きくなればなるほど、
そこでは理不尽なことが多くなる。
そりが合わない人もいれば、
まったく役に立たない仕事もある。
しかしあとから振り返ってみると、
こうした理不尽な経験を乗り越えてきたことが、
極めて大きな力となる(p250)
・私は人生を七年ごとに分けて、
それぞれの年齢で、人間として
必要な体験を積むように心がけている(p248)
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
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■目次
第1章 先が見えない世の中って言うけれど、それは天気予報があるのに知らないようなもんだ
第2章 平成「ええじゃないか」が、なぜ必要か?
第3章 踊る中国沈む日本
第4章 二〇二四年、会社はなくなる!?
第5章 イン・フォメーションから、エクス・フォメーションへ
第6章 四〇代が、時代のはざまに架ける橋
第7章 二〇二二年―再びページを開くとき
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