「大富豪の起業術」マイケル・マスターソン


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【私の評価】★★★☆☆(77点)
要約と感想レビュー
年商10億円以上の企業を十数社も保有するというマスターソン氏の起業術です。起業家というよりも起業中毒のように感じました。この本では、次のような企業の成長段階に合わせた注意すべき点を教えてくれます。
・幼少期、年商0~1億円
少年期 年商1~10億円
青年期 年商10~50億円
成人期 年商50~100、200億円(p15)
まず、最初にすべきことは、売る商品と買ってくれる顧客を作ることです。フロントエンド商品で見込み客を集め、バックエンド商品を売っていきます。
マーケティングにおいては、短い周期でキャッチコピー、メディアへの広告などをテストします。スピード感を持ってテストすることが、利益を最大化するのです。テストを通じて顧客を知るということなのでしょう。
・事業を成り立たせるためにまず必要なのはコンピュータではない。オフィスや机でもない。顧客なのだ(p79)
企業が大きくなってくれば、人を雇い、組織を作っていく必要があります。組織が作られ、自分の仕事を人に任せ、あなたが引退する時が近づいてきました。そしてマスターソンさんは、次の事業に取り組みはじめるのです。
言葉で聞くとワクワクしますが、もう少しマスターソンさんについて学んでみます。マスターソンさん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・ビジネスについて学ぶ方法は大きく2つある。まずはセミナーや講座を受講したり、本を読むこと・・もう1つの方法は、実際に事業をしている人から個人的に話を聞き、直接的なアドバイスをもらうことである(p171)
・OSS(最適販売戦略)・・
・ほかにどのような商品を売ればいいか?
・価格を下げるにはどうすればいいか?
・どうすればキャッチコピーをより魅力的にできるか?
・ほかにどのメディアで広告すべきか?(p114)
・フロントエンド販売の目的は新規顧客の獲得、バックエンド販売の目的は利益を生むこと。(p210)
・顧客が特定の商品を買う可能性は、その商品の必要性と反比例する・・商品の必要性が低ければ低いほど、顧客がそれを買う可能性は高くなる(p348)
・新商品をまず既存の顧客にテスト販売するという選択肢は、どの事業にもあるわけではない。しかし、もしできるのならやるべきだ。早くて、安全で、儲かる。(p248)
・各マネージャーが報告しなければならない数字を、毎月3種類に絞る。・・目標にどれだけ近づいたかを最もよく表す3つの数字である(p403)
・社内の政治的駆け引きは、会社を破滅させる癌だ・・個人的な計略、えこひいき、愚痴、不満、中傷は有害な行為である・・会社の収益に損害を与えてまで権力を手に入れようとするマネージャーに注意しよう(p463)
【私の評価】★★★☆☆(77点)
目次
PART1 自分の可能性に挑戦する
PART2 ステージ1 幼児期
PART3 ステージ2 少年期
PART4 ステージ3 青年期
PART5 ステージ4 成人期
著者紹介
マイケル・マスターソン(Michael Masterson)・・・年商100億円以上の会社を2社、50億円以上の会社が2社、10億円以上の会社を10社以上保有、ダイレクト・レスポンス・マーケティングの世界で屈指の実積を誇るスーパー起業家。45万人の会員を誇るメールマガジン「Early to Rise」の発行人でもある。
読んでいただきありがとうございました!
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