「大富豪の仕事術」マイケル・マスターソン

【私の評価】★★★☆☆（79点）

要約と感想レビュー

計画を立て、行動し、スキルを伸ばす

年商100億円以上の会社を2社保有するというマスターソン氏の一冊。億万長者の仕事術は、私たちと何が違っているのでしょうか？結論は、何も違いません。計画を立て、行動し、スキルを伸ばす。早寝早起きして、効率的な仕事をすることです。貧乏人も大金持ちも、1日24時間は同じなのです。

ただ、億万長者の思考法を持つ人は、よく質問をするという。学ぼうという意欲と好奇心が強いのです。恥ずかしいなどと思いません。知識がパワーになると知っているからです。

・早起きをすれば、幸福で健康に暮らせるだけでなく、創造的な仕事もできると。（p83）

ほかの人の成功を分析

普通の人と億万長者の差は、億万長者は億万長者になる可能性のあることをやっている、ということです。だから、億万長者の思考法を持つ人は、常に自分の成功とほかの人の成功を分析し、そこからどうやって学ぼうかと考えているという。

起業家は、起業という行動でリスクを取っています。行動しているのです。起業して事業家となれば、失敗することもありますが、うまくいけば億万長者です。サラリーマンも失敗することもあるでしょう。ただ、うまくいっても年収1000万円程度のサラリーマンなのです。

・先延ばしにしていたことを成し遂げることで、エネルギーがあふれ出てくる。（p75）

早く失敗することでスキルが高まる

著者は金持ちになるには、具体的な行動をとることができるか、できないかによって決まると断言しています。

そして能力を高めるためには、具体的に行動して間違え、失敗に耐えることが大事だという。そうした失敗で痛い目に合うことで、能力とスキルが高まるのです。だからできるだけ早く行動し、早く失敗して、学ぶことで、どんどん成長できるというのです。

行動が大事だなんて、なんだか当たり前のことに、茫然としてしまいました。人はなるべきものになる。なりたいものになるのです。物事は必然なのですね。マスターソンさん、良い本をありがとうございました。

この本で私が共感した名言

・あなたが自分の話術を10％だけでも向上させることができれば、個人としての力を2倍にできる（p218）

・まったく仕事をしない2～3週間の休暇をとる代わりに、半日だけ働く4～6週間の休暇をとるのだ（p224）

「大富豪の仕事術」マイケル・マスターソン、ダイレクト出版

【私の評価】★★★☆☆（79点）

目次

PART1　　 充実した人生のためのマスタープラン
PART2　　 一番の夢を現実のものに変えるには
PART3　　 毎日を実りあるものにするためには
PART4　　 より豊かな、より楽しい人生をつくりだす
PART5　　 成功するために必要な努力
PART6　　 成功者のスキル
PART7　　 成功への障害－とそれを克服する方法
PART8　　 富を築く

著者経歴

マイケル・マスターソン（Michael Masterson）・・・年商100億円以上の会社を2社、50億円以上の会社が2社、10億円以上の会社を10社以上保有、ダイレクト・レスポンス・マーケティングの世界で屈指の実積を誇るスーパー起業家。４５万人の会員を誇るメールマガジン「Early to Rise」の発行人でもある。

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