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「キャズム」ジェフリー・ムーア

2005/11/23公開 更新
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キャズム


【私の評価】★★☆☆☆(67点)


要約と感想レビュー

 「キャズム」とは、その製品がブレイクするか、しないかの境目のことです。はじめはいくら努力しても売れない製品が、ある境目を越えた時から一気に業界標準となっていくことがあります。


 では、いかにその「キャズム」を超えるのかといえば・・・ニッチ市場から攻めることです。これは、ランチェスター戦略を知っている人には常識ですね。ニッチ市場であるからこそ、その市場で優位に立つことができ、その結果、その勢いを利用すれば、さらに市場を広げていくことが可能となるのです。


・ニッチ市場から攻めるというアプローチをとらないでキャズムを超えようとするのは、たきつけを使わないで火をつけるようなものだ。(p104)


 ガン保険から日本の保険業界に参入したアフラックが、いまでは医療保険の分野にも攻勢をしかけているのと同じ手法ですね。当たり前のことではありますが、その当たり前のことを多くの事例を参考に説明してくれる一冊です。


 ランチェスター本とほぼ同じということで、★2つとしました。


この本で私が共感した名言

・メルセデスは「最高級、年配向け」、BMWは「高級セダン、ヤッピー向け・・・レクサスは「新世代の高級車、お買い得」、といった具合だ。人々が通常、頭の中で思い描いている製品のイメージとはそういうものなのだ。(p253)


・「いつも思うことだが、この世界では優しい言葉だけよりも、優しい言葉と拳銃の両方を使うほうが、多くのものを手に入れることができる」(ウィリー・サットン)(p177)


キャズム


【私の評価】★★☆☆☆(67点)


目次

序章 ビル・ゲイツが億万長者になれるなら
第1章 ハイテク・マーケティング 錯覚
第2章 ハイテク・マーケティング 悟り
第3章 Dデー
第4章 攻略地点の決定
第5章 部隊の集結
第6章 戦線の見定め
第7章 作戦の実行
終章 キャズムを越えて



著者経歴

 ジェフリー・ムーア・・・ハイテク企業向けにマーケティングに関するコンサルティングを行う「キャズムグループ」代表。著書はいずれもベストセラーとなっている。


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